■20191019(土曜日:晴れ)
■今朝は6時半に起きて朝食をとり、8時半にホテルを出ました。3時間のバス旅行の予定で、昨年まで活動をしていたバクザン省の職業訓練センターに向けて出発しました。こちらでの活動を依頼していた被害者協会のビンさんは、不手際が露呈して以来、結局今日も顔を見せることはありませんでした。私達としては、一言で良いから不手際を侘びてほしい、という気持ちで一杯でしたが、その行動には、とても残念な思いでした。人としての取るべき道、という点で、他山の石でした。
途中トイレ休憩を挟みながら、懐かしいバクザン省のホテルに到着したのが11時頃でした。ホテルに寄って予約を確認し、昼食を取るためにバスに乗り店まで出掛けました。
毎度、毎度同じように見える、ベトナムのご飯ですが、新しい料理が、その度に一つぐらいは登場します。今回は鳩の肉料理でした。頭まで丸焼きにしてありますので、ちょっと食べにくいのは間違いないのですが、食べてみると味付けはよくできていました。お店の女将さんはとても親切にしてくれて、珍しい食材をわざわざ紹介してくれました。
さて昼食も終わり、午後から支援活動ができると期待していたところ、急用のため本日は施設が利用できないという連絡が入りました。詳細は全くの不明ですが、あの施設長さんがいい加減な約束をすることはないと思いますので、こちらの通訳との間で十分意思の疎通ができていなかった可能性も考えられます。とにもかくにも相手のあることでので、こればかりはこちらの思いだけでは、いかんともし難いのです。
みんなで再度相談しました。明日には間違いなく施設の受け入れは可能だ、ということなのですが、疑心暗鬼ばかりが先行してしまい、見通しが立ちません。いままでこんなことが無かっただけに、みなさん失望と落胆の気持ちでいっぱいです。忙しい中、時間をやりくりして駆けつけてたわけですから、無為のまま帰るわけには行きません。二軒の被害者家庭訪問だけでなく、なんとか残りの活動も完結して帰国しなければ、と気持ちが焦るばかりです。
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