■20200424(金曜日:晴れ)
■今朝はゆっくりと休みました。今日も走るつもりで目覚ましだけは合わせたのですが、起き出すことができませんでした。要するに元気が出なかったということです。
日程的に、よほど追い詰められて目標を達成できないかもとなれば別ですが、それ以外では連続して走ることは最近は難しくなってきました。
先日走り始めた時は、今にも雨が降ってきそうな天候だったためか、いつもよりペースが知らずに上がっているのに驚きました。追い詰められると、火事場のクソ力と言いますが、人間には自分でも驚くほどの力が出るもののようです。
■さて新型コロナウイルスの蔓延は、とどまるところを知りません。小池東京都知事はスーパーマーケットの利用も回数を減らして利用するように、という声明を出しています。
私たちはテレビだけを見ていると安倍総理に比較して、小池知事は懸命に対策に取り組んでいるように見えますが、色々調べてみると、実態はかなり怪しいことが分かってきます。
まさに医療崩壊が、いま東京では起きているのですが、東京都はそうした実態を公表しません。どこで何が、どの程度崩壊しているのか、現実はどうなっているのか、それを都民に知らせることなく、口にしているのは不急不要の外出自粛の要請ばかりです。
感染が広がったのは、これまでの都民の行動が悪かったとでも言わんばかりの発言なのですが、もちろんそんなことはありません。
ダイヤモンド・プリンセス号の問題における初動対応の誤りから始まり、適切な行動が国や都によって、延々と取られてこなかった結果なのです。
新型コロナウイルスの危険性を煽ることによって、国民の冷静な判断力を麻痺させ、自らがこれまで犯してきた失敗を隠蔽しているのです。
安倍総理は13日の自民党の役員会で「休業に対して保証を行っている国は世界に例がなく、我が国の支援は世界で最も手厚い」と述べた、とNHKが報道していますが、日本のネット上ではこの発言について、「わざと嘘を言っているの?」、「世界のどこを見ているのか」と疑問の声が殺到しています。
小池都知事にしても同様です。インタビューの中で小池氏はこう語っています。「基本的に医療におけるマスクなどの必要な防護剤は、都として、例えば防護服などは現時点でも何百万セットと用意をしています。あるところにはありますので、ご連絡いただければと思います」と発言しています。
医療関係者が聞けば、腰が抜けそうな話ではないでしょうか。医療現場では何もかにもが逼迫して、まさに今医療崩壊の状態なのです。ところが小池都知事は何百万セットも用意しているから必要だったら連絡してください、などと記者団に危機感のかけらも感じさせることなく語っているのです。
実際には用意もされていないのに準備してあると嘘をついているのか、あるいは医療現場について全くの無知なのか、どちらにしても都民の安全を預かるトップとしての力量に疑問を感じざるを得ません。
しかも、8億、9億という都民の税金を使って、自分が出演することを条件に、コロナウイルスの情報提供、行動自粛を促すコマーシャルフィルムを作成している、という報道もあります。どう見ても都知事選挙を意識しての行動としか思えません。
安倍総理と小池都知事のお2人の行動における類似点は、はっきりとしています。それは、やっているふりをすることです。事実を隠蔽し、更に事実を歪曲し、そして何か国民のために奮闘しているように見えるためのフリだけするのです。
国民は貧しくなり、医療現場は崩壊し、追い詰められていくのです。このトップでは国民は不幸のどん底に落ちるよりないのです。マスコミは、お追従的な報道を繰り返すばかりで、社会の木鐸とは、程遠い存在になってしまいました。
この危機を乗り越える力が、この国には残っているのでしょうか。