■20201219(土曜日:晴れ)
■今朝は走るつもりで目覚まし時計を5時に合わせていました。2回目の目が覚めた時に時計を見ると4時でしたので、そのまま走る準備をしようかと思ったのですが、もう一眠りしました。
5時になって目覚まし時計で目が覚めたのですが、どういうわけか走りだそうという元気が出ませんでした。
昨夜はSunが会合のために友人達と出かけていましたので、今朝走って万が一体調悪かった時に困ったことになります。以前ならばそんなことは考えもしなかったのですが、 これも年をとったという一つの証拠でしょうか。
ということで5時に起き出したのですが、走ることはなく朝食をとる準備を始めました。
昨日の夕飯はSunが用意してくれてあった鍋を食べました。友人から頂いたしゃぶしゃぶ用の豚肉があったので、Takuが務める法律事務所の高橋所長から頂いた下仁田ネギと白菜を入れて調理しました。
調理する前は山のように積まれた野菜を見て、こんなに一人で食べられるのかと疑問に思いましたが、鍋に入れ少しずつ食べてみると、結局全部一人で食べきってしまいました。
寒い時はやはり鍋が一番です。体も心も温まる夕飯でしたが、 一人で食べる食事は、 何かが足りない思いがします。 連れ合いのありがたさを、つくづく感じた夕飯でした。
■さて今朝の東京新聞特集「まぼろしの春 アラブ民主化運動から10年 リビア・シリア 安全ない 国民流出」には考えさせられました。
10年前チュニジアとエジプトの独裁政権を倒した民主化運動「アラブの春」が両国に挟まれたリビアにもやってきました。 デモが広がり2011年8月カダフィ政権が崩壊。
その後、統治方法や石油利権を巡って民兵や部族、イスラム過激派などが乱立し内戦へと流れ込みました。
リビアは石油資源が豊かでガソリン、電気、水はタダ同然でした。治安もよく「政治の話をしない限りは平穏に暮らせた。アラブの春は全てを破壊する津波で、土地や人々、安全などあらゆるものを流し去った」と現地の人は嘆いています。
もちろん人々には「四年に一度の選挙とか、誰でも指導者になれるチャンスが欲しいとか、そんな思いはあった」のです。
しかし内戦を経過した今となって思うのは「誰でも『ノー』と言える社会とか、期待したのは今思えばささいなこと。全てを失うぐらいなら独裁政権の方がましだった」という思いです。
利権を巡る諸外国の手が裏で大きな力になっていたことは間違いなさそうです。自由だ民主主義だと人々を煽る勢力の危険性は、こうした現実を見ると想像以上に恐ろしいのです。
民衆の熱狂というのは、結果として民衆を地獄に導くこともあることを、郵政選挙や都民ファースト選挙の結果を見れば明らかです。
みんなが熱狂し始めたら、何かがおかしいと思うことの大切さを、私達は歴史から学ばねばならないのです。
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