■20210221(日曜日:晴れ)
■昨日から激しい風が吹き荒れています。昨日は午前中に診療を終えて、2時間ほどゴルフの練習に行こうと思っていたのですが、さすがにあの強風では出かける気がしませんでした。
朝10キロ以上走りましたので、さすがに疲れが出て昼食後に1時間ほど昼寝をしました。その後風の具合を見て出かけることは諦め、本を読んだり録画してあった映画を観ました。
内田吐夢監督作品「飢餓海峡」です。1965年の作品です。飢餓海峡は三國連太郎さん、そして左幸子さんのコンビで映画化されました。原作は水上勉さんです。伴淳三郎さんが刑事役で出演しています。
貧しさの中で、もがきながら懸命に、そしてまっすぐ生きた人々を描いています。戦後に生まれ、高度成長期に青年期を迎えた私などは、貧しい国日本というイメージがなかなか湧いてきません。 ジャパンアズナンバーワンという掛け声が文字通り、昼も夜もマスコミを賑わかしていた時代です。
このままいけば日本は、アメリカを追い抜いて世界一豊かな国になるのではないかと、多くの人が幻想を抱いた時代です。
ところがこの20年で、日本は実はすっかり貧しい国になってしまったのです。先進諸国の中で国民所得が成長していないばかりか、むしろ低下しているのです。つまり貧しくなっているのです。
様々な要因が考えられるのでしょうが、責任が政治にあることは火を見るより明らかです。なぜならば他の先進諸国は、どこも国民所得を延ばしているからです。日本だけが取り残されてしまったのです。
これは国民の努力が足りなかった、などというわけでは決してないのです。経済政策のあり方、つまり政治の責任であることは明らかなのに、多くの国民がそのことに気づいていません。
その原因がマスコミにあることは明らかでしょう。国民に真実が伝えられていないのです。
昨年の参議院選挙で山本太郎代表のれいわ新撰組が産声を上げ、山本太郎代表の演説がネットで流されましたが、これには本当に心底驚きました。 自分の国が、こんな状態になってしまっていたのか、と本当に驚いたのです。そう感じた方が、とても多かったのではないでしょうか。
私たちは自分の国が今どういう状態にあり、どういう地点にあるのかをしっかりと認識し、前に向かって一歩ずつ進んでいくしかないのです。正しい情報を得て、それをもとに自分たちの将来を、しっかりと選択しなければならないのです。もう残された時間は少ないのです。
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