■20210826(木曜日:曇)

襟裳岬に咲いていました。襟裳岬では強風が、いつも吹き荒れているそうです。

■今朝は走ることができませんでした。目覚まし時計を鳴らしたのですが、止めた後に起き出す元気が出ませんでした。そのまま30分ほど寝てしまいました。

無理をしても仕方ありません。自分の体と対話しながら、少しずつ前へ進むしかないのです。

2日前から始めた不眠症治療薬の服用法の変更も、どうやら私には合っているようです。全然起きることなく一晩の睡眠を全うできるというわけにはもちろんいかないのですが、睡眠のリズムと服用の仕方がうまく合っているようです、しばらくは、続けてみるつもりです。

■さて、最近ネット上の記事で、気になる内容のニュースを立て続けに読みました。ひろゆきが断言、日本はどんどん安い国になって、「アフリカ化」していく。もう一つは、大江千里氏が「ラーメン一杯2,200円」の米国から語る、安い日本の深刻問題、という内容です。

つまり日本の物価が先進国に比べて、信じられないほど安いと同時に、賃金も発展途上国並みに低いというのです。ひろゆき氏は、こう語っています。

人が安く雇える日本はお金持ちが快適な国。日本は安い国になりつつあります。これは事実。そしてお金を持ってる人にとっては、すごく快適な国です。

ビジネスをする時には低い給料で人を雇えるし、オフィスでも住宅でも家賃が安い。ご飯が安くて美味しい。治安もいい。

この日本の快適さの裏にあるのは、人のコストが安いということです。そしてなぜ安いかというと、非正規労働者という立場の弱い働き手がいるから。

また、ひろゆき氏はフランスの状況についても語っています。

フランスには派遣労働がなくて、人のコストが高い。だから企業は人間の代わりに機械を使ってコストを下げようってなる。例えばファストフード店にはだいたい、タッチパネル式の注文端末が導入されていて、人が注文を受けることがすごく少なくなっています。

お二人の記事を読むと、とても参考になると思います。結局のところ、小泉総理が始めた政策が、行き着くとこまで行き着いた、ということに違いありません。

得意分野のロボットを活用し、働く人の価値を高めることで、賃金の上昇を目指すべきなのに、外国人を技能実習生と称して安い労働力を取り込むことを決断した時点で、社会の IT 化にも遅れをとってしまったのです。

今更デジタル庁を作ったところで、何周にも遅れてしまった日本の現状を変更するのは、殆ど不可能に近いのです。

まずは、お二人が分かりやすく指摘しているような日本の社会のあり方を、しっかりと認識することから始めないと何も進まないのです。日本の社会を蝕んでいるのは、なにも新型コロナウイルスだけではないのです。