2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2022年3月 Page 3 of 4

究極の迂回路

■20220311(金曜日:晴れ)

三津浜から見た富士山です。河津桜が咲いています。

■今朝は走りました。ここのところ隔日に、きちんと走ることができています。今朝はいつもの通り5時の目覚ましに合わせて目が覚めましたが、5分ほど布団の中でグズグズしてしまいました。

結局今日は52分38秒、8.18kmを走り、これで今月は6回のランで43.80kmを積み重ねました。目標の月88キロまでは、残り20日で44.19kmです。

今月は今までになく、きちんと定期的に走ることができています。走ったのは1日、3日、5日、7日、9日、11日とまるで判で押したように一日おき、確実に走っています。まだ月の半ばにも達していないのですが、これほどきちんと走り続けることができた月も、今までになく珍しいことです。

■さて、今日はあの東日本大震災から11年になります。さまざまな思いが蘇る一日となりそうです。

今朝の東京新聞28面には、JR貨物社長・真貝康一さんのインタビューが掲載されています。「311 被災地に石油を輸送せよ・究極の迂回路・機関車はつないだ・「金太郎」改造 広範囲で運用へ」。

真貝康一さんのお話によれば、震災により東北唯一の仙台精油所が津波でやられ、ガソリンスタンドに長蛇の列ができてしまいました。そして地震発生から二、三日後のことですが、緊急輸送について国から強い要請がありました。

JR貨物が所有する線路は、貨物ターミナル駅などわずかしかなく、地域ごとのJR旅客6社の線路を使って貨物輸送を手がけています。列車運行には旅客各社との調整が必要でした。

横浜根岸の精油所から、新津(新潟)、秋田、青森を経由して盛岡まで約1,000キロ運ぶには、JR東日本の線路だけでなく、青森ー盛岡間は「青い森鉄道」、「IGRいわて銀河鉄道」という第3セクター2社の線路を走ることになります。

また途中で電化方式が直流から交流へ切り替わる上、勾配が急な区間もあり、それぞれに適した電気機関車を当てるため、車両を次々に交換。計4種類の電気機関車を使ったそうです。

盛岡行きの緊急輸送は震災後1週間後の3月18日、また新潟から郡山へは3月25日に始まりました。結局、東北線での輸送が再開した4月21日までに、盛岡へはタンクローリー1,850台分、郡山には1,000台分のガソリン・経由・灯油を届けたとされています。

震災で大切さが際立った迂回ルートを、より有効活用するために、JR貨物は様々な次なる手を検討しています。

地域には、それぞれの特性に合わせて機関車が造られてきた歴史がありますが、非常時に備え、交流・直流両用で出力の大きいEH500(愛称・金太郎)を改造し、運用できる範囲を広げる計画を進めているそうです。

鉄道が輸送に果たせる役割は、とても大きいと私は思っています。トラック輸送が現在主流になっていますが、脱炭素という面からも、鉄道の役割は大きくなることがあっても、縮小されていくことはあり得ません。

鉄道網は、まさに国民の財産なのです。国民生活のために、きちんと投資が行われることで設備が維持管理され、より良い利用方法が考えられることを私は願っています。

岩山を砕く

■20220310(木曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。富士山をバックに素晴らしい青空でした。桜の開花は、まだまだ先です。

■今朝は6時まで、ゆっくり休みました。昨日は頑張って走りましたので、今日は休養日です。最近は、連日走ることは止めました。疲れが溜まってしまうからです。

自分なりのペースが大切です。自分の体と対話しながら、どれぐらいの運動量を、どれぐらいの間隔で自分の身体に負荷していくのか、それを勘案しながら進めることが一番大事だということが分かりました。

むやみに、たくさんやれば体の為になる、というわけでもないようです。もう、おじいさんですから無理をしても意味がありません。

■先日ネットの記事でマスターズ、つまり60歳以上の方のマラソンの世界記録を持っている、ある女性ランナーの記事を読みました。若い頃から陸上部で活躍されていたようですが、引退されてからも、母校の高校の陸上部の顧問をされて、生徒さんと一緒に走って、トレーニングを積み重ねているそうです。もちろん、3時間以内で完走するサブスリーです。

その方のトレーニングの内容を知ると、腰が抜けそうになります。何しろ普段でも、月600から700キロを走っているというのです。毎日20キロを走ったとして、月600キロですから、私には想像すらできません。食事もとらず睡眠も取らずに、一日中走っているとしか思えないほどです。

食事内容や睡眠時間など、一日を厳しく完璧にコントロールして過ごしています。もちろん、それぐらいしないと世界記録を維持することはできません。まさに修道僧のような生活です。

また、ある記事では作家・村上春樹さんの一日の生活リズムを書いたものを読んだことがあります。村上さんは早起きタイプらしく、早朝に起きて執筆活動を行い、午後からはランニングをしたり、好きな音楽を聴いてリラックスし、夜は早々に休まれるそうです。

自分の体と対話を重ね、そうしたリズムが一番自分に合っているということを突き止めて、延々とそれを続けてこられたそうです。

作家というのは自由業ですから、どのような生活をしても別段、誰も文句を言う人はいません。結果が全てですから、優れた作品を書けば、それで良いのですが、良い作品を書き続けるということは、並のことではありません。

才能だけに頼っていては、あっという間に資源切れ、才能が枯渇してしまう。やはりコツコツと岩山を砕くように、努力を続けるしかないのだ。長編小説を書くことは、マラソンを走ることと、とても似ている、と村上さんご自身も書かれていました。

これは誰にでも当てはまることではないでしょうか。ということで、今朝はゆっくり休みましたが、明日はまた走る予定です。

限界鉄道会社

■20220309(水曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。富士山をバックに素晴らしい青空でした。

■今朝は走りました。ここのところ計画通りに、一日おきに走ることができています。今朝は50分24秒、7.72kmを走り、これで今月は5回のランで35.62kmを積み重ね、目標の月88キロまでは、残り22日で52.37kmとなりました。

今朝は軽快な足取りとはいきませんでした。校庭にたどり着いてから、30分のタイマーをスタートしましたが、その処理に手間取ってしまい、時間をロスしてしまいました。そのためか、先日と同じ50分を走ったのですが、8キロに少し届きませんでした。

東京マラソンも無事に終わり、今のところは千歳JAL国際マラソンも中止になる様子はありません。地元開催の静岡マラソンは中止が決定されましたので、いささか心配なのですが、千歳マラソンが無事に開催されることを祈るしかありません。

■さて、新聞は相変わらずウクライナ関連の報道が、紙面を飾っています。日本のマスコミが、これほど人類愛に溢れた人々によって作られているとは、意外に感じるほどの報道となっています。

他の国々、例えばイラクやシリアやリビアで同じような紛争が、欧米諸国によって引き起こされていたにもかかわらず、あまり関心がなかったのは気のせいでしょうか。

しかし、この度の紛争によって世界的な枠組みは、大きく変わることは間違いなさそうです。冷戦の終結によって、まさに唯一の超大国となったアメリカが、全てを仕切っていた時代から地域における大国が、その地域の平和と安定を保障する、という枠組みに変わっていくのです。

アメリカが口を出した地域は全て紛争となり、戦争となり、多くの市民が犠牲になりました。私達が知らないだけの話なのです。もう、そのような世界は終わりにすべきなのです。

■さて、今朝の東京新聞28面には、あの有名なローカル鉄道・銚子電鉄の記事が掲載されています。銚子電鉄が1月下旬、保有する電車が故障して、一編成しか稼働できなくなってしまいました。

運転本数の削減に追い込まれ、社長自らが「限界鉄道会社」と語った崖っぷちの非常事態に救いの手を差し伸べたのは、かつてその電車を所有していた鉄道会社だった、という内容です。

故障した2000系の車両をかつて利用していた、現在の京王電鉄、そして松山市の伊予鉄道などと連絡を取り合い、力を貸してもらって修理、再生されたそうです。

地方鉄道は、どこも経営が大変です。地方における人口減少に歯止めがかからず、利用者が減少すれば、当然経営が成り立ちません。2011年の東日本大震災、そして現在のコロナ禍で観光客が来なくなり、経営はますます大変になっています。地方鉄道に対する国の公的助成が削減され、逆風はとどまるところがありません。

しかし、こうした鉄道は国民の財産なのです。北海道の例を見ても、一度廃線にすれば、二度と戻ることはありません。貴重な国民の財産、そして国民の記憶が永遠に失われてしまうのです。国民が知恵を絞って、なんとか持ちこたえてもらいたいものだ、と心から願うのです。

いつもと違った方向から眺める

■20220308(火曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。富士山をバックに素晴らしい青空でした。広場で多くの家族連れを見ました。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。何度か目が覚めましたが、一度もトイレに行くことなく、6時に目覚ましが鳴りました。5時半頃目が覚めて、起きだそうかと思ったのですが、6時まで待ちました。気づいたら6時半になっていました。うとうとと二度寝をしてしまったのです。

三月に入って、花粉症の患者さんが、ぐっと増えました。資料によれば、今年の花粉の量は昨年の倍だということです。

自分自身に関していえば、10年前は本当にアレルギー性鼻炎が酷く、仕事中もティッシュペーパーでは間に合わず、タオルで鼻をかんでいたことを思い出します。今では多少目も痒く時々鼻水も出ますが、タオルを持ち出さなければならない程の酷い状態はありません。

年をとって、免疫力が落ちてきたということです。そう考えると、歳をとることも悪いことばかりではないのですが、免疫をすり抜けてしまったがん細胞が、そのまま生き残ってしまうわけですから、何事もいいことばかりでも、また悪いことばかりでもないのが自然界です。

■さて、ある記事で、Google Keepの利用の仕方を読みました。既に使用されている方は、たくさんいるとは思いますが、要するに、グーグルが提供している無料のメモ帳のようなものです。

ネット上の情報などを、ポストイットのようなメモ帳形式で、どんどん気軽に保存できる便利なアプリです。

私はevernoteを有料会員として利用していますので、何千ページという保存資料がありますが、このグーグルキープの便利な点の一つは、例えば新聞の切り抜きをスマホの写真で撮影し、その中にある文字だけを自動的に取り出してくれる機能です。

今朝そうやって取り出したのが、東京新聞朝刊に掲載されている、「今週のことば 藤田正勝」です。

哲学者の藤田正勝さんは「孤独は山になく、街にある:三木清」という言葉について書かれています。

藤田さんは学生時代、古本屋で三木清の人生論ノートを見つけ、その中に書かれていた、この言葉を見つけて、ひどく心を動かされたことがあったそうです。それは毎日大学に行きながら、そして同級生たちと言葉は交わしながらも、お互いに心に響く言葉を掛け合うことがなかったからではないか、と書かれています。

三木清は、「ひとは孤独を逃れるために独居しさえする」と言っています。自然の中に一人身を置いた時、小さな草花や深い木々の緑が密かに語りかけてくれることがあり、それに答えて、草花や木々に語りかけることもある。おそらくこのような繋がりが孤独を癒してくれるのであろう、とも書かれています。

そして、藤田さんはこう結ばれています。

三木のこの逆説的な言葉を目にしたとき、物事は、いつもと違った方向から眺めることによって立体的に、そして豊かに見えてくるのだと感じたことを思い出す。それが哲学を学ぶきっかけになったかもしれない。


昨今の新聞やテレビを見ていると、一方的な言説が溢れています。物事はいつもと違った方向から眺めることによって立体的に、そして豊かに見えてくるのだという、藤田さんの言葉を、今こそしっかりと思い出すべきではないでしょうか。

3年ぶり

■20220307(月曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。青空をバックに素晴らしい紅梅でした。

■今朝は走りました。今朝も5時の目覚ましに合わせて起き出し、準備運動の後スタートしました。今朝は33分40秒、4.66kmを走り、これで今月は4回のランで通算27.90kmを積み重ね、目標の月88キロまでは、残り24日で60.09kmを残しています。

昨日はNonちゃんとSunと3人で狩野川沿いを、梅や早咲きの桜を楽しみました。もう30年以上こちらに住んでいるのですが、初めて行く場所でした。

守山西公園では展望台まで、なんと400段の階段がありましたが、Nonちゃんと私は、展望台にたどり着き、ほぼ270度見渡せる景色を楽しみました。狩野川の流れる様子、いちごのハウス栽培をしている様子などを、展望台から見ることもできました。

昔Sunの実家のあった場所が、韮山の反射炉の近くでしたので、立ち並ぶ栽培ハウスの真ん中を通る道路を、よく車で通ったものです。Nonちゃんと2人で、そうした風景を見ながら、共に過ごした時間を思い出していました。

その後に立ち寄った、伊豆の国市の狩野川リバーサイドパーク公園では、伊豆中央高校のテニス部の生徒さんでしょうか、コーチに指導を受けてる様子を見ることもできました。

この公園には、なんと5面ものテニスコートがあるのです。菜の花や早咲きのさくらもあり、青空を背景に、本当に穏やかな休日のひと時でした。

■さて、昨日は3年ぶりに東京マラソンが開催されました。レース中の混雑を緩和するために、定員は2019年の38,000人から25,000人に縮小して開催されました。すべてのランナーは出場前にPCR検査を受け、陰性を確認した上で参加したそうです。

千歳JAL国際マラソンも、この分でいくと3年ぶりに開催されることは、ほぼ間違いないようです。3月中は仮登録ということで、まだ正式に決まったわけではありません。

フルマラソンと17キロ走の2種類のみの開催となり、それぞれ2,500名の定員がいっぱいになり次第、申し込みを締め切るそうです。参加料の振込みは4月1日から開始するという予定が、現在のところ発表されています。

なんとか無事に開催にたどり着いてもらいたいものです。参加できるのを楽しみにしています。

販売停止

■20220306(日曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。公園から見える新東名高速道路です。

■昨日は仕事を終えてからSunと2人で三津にある旅館へ向かいました。松濤館です。Nonちゃんが後から参加してくれることになっていました。

強風が吹き荒れ、駿河湾には白波が立っていましたが、寒さは感じませんでした。富士山は、ぼんやりと霞んで見えるだけでした。15時半少し過ぎに家を出て、40分程で到着しました。

一息ついたところで、Nonちゃんも到着し、ゆっくりとお風呂に入った後、夕食となりました。美味しい食事と共に、お酒も入って3人で、なんだかんだと楽しく歓談です。家族水入らずですので、みんなリラックスして気を遣うこともなく、言いたいことを言い合って楽しい一時でした。

■ウクライナ問題にも興味を持っているNonちゃんと、意見の違いはありましたが、色々話し合うことができ、有意義な時間でした。どうしてもマスコミの影響を受けがちですけれども、Nonちゃんはそうした報道だけではなく、むしろ逆からの見方も承知していることは、さすがだと感心しました。

ロシアに対する拒否反応が広がっています。Microsoftはロシアでの製品販売を停止したと発表しました。しかし、考えてみれば、ロシアにとってはこうしたこともチャンスかもしれません。窮鼠猫を噛むといいますが、販売停止されればそうしたサービスや製品を利用することなく、社会を回していかざるを得ません。

中国は以前からそうした方針のもと、自立を進めてきました。いわゆるGAFAと呼ばれるアメリカのIT大手企業のサービスも、中国では大した市場占有率を得ていません。

Amazonも撤退すると報道されています。FacebookもGoogleも、中国では使えません。日本から見ると、とんでもなく変な国に思えるのですが、よくよく考えてみると自国のサービスで事が済むなら、わざわざアメリカの会社に情報を牛耳られ、莫大な利益を吸い取られる必要もないのです。

ロシアや中国による情報漏えいが報じられていますが、アメリカのIT企業が情報を勝手に利用していることは、周知の事実です。そう考えると自国の力で、こうしたITサービスを維持できるならば、それに越したことはないのです。

日本には、そうした議論も自国だけで運営する力もありませんので、牛耳られるままの状態が続くでしょう。自立できない国、日本です。

最高のワクチン

■20220305(土曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。青空をバックに素晴らしい蝋梅でした。

■今朝は走りました。ここのところ、一日おきにしっかりと走ることができています。

寝るときの掛け布団を昨夜、替えました。Sunが掛け布団を用意してくれたのです。今まで使っていた2種類の掛け布団は、真冬用と初夏用と2種類だったのですが、今の時期ですと中途半端でした。

そのちょうど中間の厚さの掛け布団を用意してくれたのですが、これがどんぴしゃりでした。寝ている間に、暑苦しくて目が覚めたり、寒くて目が覚めたりすることはありませんでした。

ということで、今朝は5時に目覚ましの音で目覚め、少しグズグズしましたが、準備運動の後スタートしました。

今日は走っていて、これまで初めてと言っても良い感覚を掴みました。いわゆる地面反力というのでしょうか。片足ずつ地面に着地した際に、地面からの反動の力を感じて、いわば自分の足で地球を蹴って回すようなイメージです。そうした感覚を掴むことができました。

地面の反力を受け止めるのは臀部、お尻というイメージです。一番大きな筋肉のあるところですから、理に適っています。

そうした感覚を続けることが出来たお陰か、今朝の走った記録を振り返ってみると、5キロから7キロの間は、キロ当たり5分台で走っています。自分としては、とても良い早いペースです。

結局、今日は50分18秒、8.03kmを走り、これで今月は3回のランで通算23.24kmを積み重ね、目標の88キロまでは、残り26日で64.75キロメートルとなりました。今のところ順調に積み重ねができています。

とにかく、コロナ禍の現状ですから、体調管理が何より大事です。感染症というのは、ある意味全て日和見感染ですから、体調管理がうまくいかなくなれば、いつでも襲ってくるのです。

まずは、自分の体をしっかりと管理すること。暴飲暴食をせず、睡眠時間をしっかり取ること。それ以上の効果的なワクチンは無いのです。

■さてテレビでは、ロシア非難一色の報道です。先日のNHK報道番組では、軍事問題の専門家が登場し、現状を分析していました。アメリカが中東で行ったように、なぜロシアがまず、無差別の絨毯爆撃を軍事侵攻の前に、ウクライナに対して行わなかったか不思議だ、と解説していました。

罪のない市民の犠牲を最小限にしたいからだ、アメリカと一緒にするな、というプーチン大統領の声が聞こえてきそうです。この専門家は、その理由を、ロシア軍の士気が低下しているか、プーチン大統領がウクライナ軍を甘く見ていたのではないか、と解説していました。

専門家の意見とは、かくのごとかと、いささか拍子抜けでした。やはり、ここは困った時の「田中 宇」さん頼みです。

■田中宇の国際ニュース解説 無料版 2022年3月4日

[ 田中宇:ロシアは意外と負けてない( 2 ) ]

この解説の中で特に印象的だったのが、以下の部分です。

今回、インドが対露制裁への参加を拒否したことは、日米豪印のクワッド(4か国)による中国包囲網の失敗も意味している。インドは中国と和解したわけでないが、中露(BRICS、多極側)と欧米(米覇権側)のどちらの仲間になるかと問われてインドは中露をとった。

世界の枠組みが大きく変わりそうな予感が、私のような一市民にも感じられる衝撃でした。

世論一色

■20220304(金曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。青空をバックに素晴らしい白梅でした。

■今朝は走らずに休みました。ただし室温の変化に体がついていかず、何度か目が覚めてしまいました。寝る時に使用した厚めの掛け布団で、眠りにつくことは出来たのですが、夜半を過ぎ、今度は暑すぎて目が覚めてしまいました。

そして、薄手の掛け布団に替えたのですが、明け方には寒くて目が覚めました。もう空調は使用していませんので、自分の体で適応するしかないのですが、これがなかなかに厄介なのです。どう調整をつけるか思案のしどころです。

■さて、新聞を開くとロシア非難の一色ですが、どういう方向であれ、世論が一色に染まった時は気を付けた方が賢明のようです。鬼畜米英、暴支膺懲(ぼうし・ようちょう)、などという言葉が国民を駆り立てたのが、先の大戦だったのです。日本人はすっかり、そうした歴史を忘れてしまっているようです。

プーチン大統領をコキ下ろす事は、まるで自分の正しさ、精神の美しさを証明している事であるかのごとく、誰もが同じ言葉を繰り返していますが、いささか滑稽にさえ、私には映ります。

最高のお笑いは、ロシア軍によるウクライナ民間人への攻撃は「既に十分に戦争犯罪にあたる」、「野蛮かつ無差別の攻撃」とジョンソン英首相が強く非難し、国際刑事裁判所(ICC)の捜査開始を支持した、と下院で述べたことです。

まるで盗っ人に泥棒呼ばわりされるようなものです。イギリスの外交政策によって、どれほど多数の市民が犠牲になってきたか、歴史を見れば明らかです。

米英が主導権を握った国際的な枠組みが続く限り、犠牲になるのは何の罪もない民間人であることは明らかなのです。私たちは、そのことに一刻も早く気づくべきなのですが、どうもそれは難しいようです。マスコミの力は偉大なのです。

自立への道

■20220303(木曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。青空をバックに素晴らしい梅でした。

■今朝は走りました。いつものように5時に目覚ましを合わせて起き出し、資源ごみの日でしたので、三つに分けたビニール袋を持って、指定の場所まで行きました。ペットボトル、金属、そして空き瓶の三つです。

準備運動の後、走り出しました。いつもの通り、1人暮らしの高齢者である友人の家の前を通り、室内に電気が点いているのを確認して、校庭に向かいました。

校庭にたどり着いた時には、まだ暗くてライトが必要でしたが、走り始めてしばらくすると、もうライトが無くても地面が見えるだけ、充分明るくなってきました。10分の違いで、明るさが大きく違います。

今までは、走り終わるまで足元を確認する為に、LEDライトが必要だったのですが、もう今週中には、最初からライトは必要なくなりそうです。それだけ日が延びて、春が近づいてきたということでしょう。

今朝は50分10秒、7.71kmを走り、これで今月は火曜日に続いて、月2回目のランで15.21kmを積み重ね、目標の月88キロ走までは、残り28日で72.79kmとなりました。

まだ月が始まって、たったの3日ですが、今のところは順調に積み重ねができています。やはり、6月にマラソン大会に出場することが決まったことが、気持ちの上で大きな後押しをしてくれているようです。

■さて、ロシアがウクライナに侵攻してから、世の中はロシア非難一色になっています。様々な考え方があるでしょうから、それぞれの意見を持つことは大切だと思います。

私が感じるのは、これによってEUが瓦解の道を歩き始めたという印象です。ウクライナ東部におけるロシア人に対する虐殺などの、ウクライナ政府による蛮行を止めることができなかったことは、ウクライナ政府を後押ししている米英の勢力が強いということが一番の理由ですが、それを仲裁できなかったEUの存在理由が消失したということです。地域における問題を解決できない共同体など、存在する意味がありません。

EU各国が、ロシアの行動を非難していますが、何をいまさら善人ぶっているのか。噴飯ものとは、このことです。

経済制裁と称して、サハリンの天然ガス開発から、イギリス資本が撤退すると報じられています。今まででしたら、ロシアにとっては大きな痛手だったでしょうが、今となれば痛くも痒くもないでしょう。その穴を中国が埋めてくれるからです。

今までは、選択肢がありませんでした。しかし、中国が経済的に発展して力をつけた今となっては、欧米の言いなりになる必要はありません。

ロシアはこれから、さらに嫌がらせを受けるでしょうが、中国がそうであったように、自立の道を着実に進んでいくでしょう。自立を促しているのは、むしろ嫌がらせを続けている米英勢力なのです。

いずれ日本も、その道を静かに歩み始めざるを得なくなりそうです。

歴史に学ぶ

■20220302(火曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。富士山をバックに素晴らしい青空でした。

■今朝はゆっくりと休みました。走る日には5時に、そして走らない日には6時に、いつも目覚まし時計を合わせてあるのですが、久しぶりに目覚まし時計で目が覚めました。

大抵の日は、目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまい、目覚まし時計に叩き起こされることは滅多にありません。それだけ今朝は、よく寝ていたということです。

2022年も2ヶ月が過ぎ、6分の一が終わったことになります。今年の千歳JAL国際マラソンが、3年ぶりに開催されることが発表され、昨日3月1日に参加申し込み受付がネットで始まりました。

さっそく出場予約を申し込みました。3月1日の午前零時からネット上で受付開始ですので、私は朝走った後5時40分過ぎに申し込みましたが、受付順位は71番でした。

今年は例年と異なり、フルマラソン2,500名、17キロ走2,500名と、合計5,000名しか受け付けてくれません。例年のほぼ半分です。この募集人数で果たして応募する方がどの程度いて、どの程度の方が出場できないのか分かりませんけれども、私が受付順位一番でなかったことは間違いありません。

東京マラソンのように、走ることができるかどうか、抽選で決まる大会ももちろんあるのですが、さすがに地方の大会ですから、千歳マラソンがいくら人気があると言っても、抽選にまではなっていません。

■さて昨日の東京新聞一面には「我々が武器を置くことはない」と語るウクライナのゼレンスキー大統領(44)の毅然とした態度が国民の共感を呼んでいる、と書かれています。

会員制交流サイト(SNS)を駆使して、愛国心を鼓舞するメッセージを連日のように発信し、国民は戦時大統領のもと結束を強めている、と元モスクワ支局の特派員が報じています。

まるで英雄のように描かれていますが、ウクライナ東部2州に住むロシア系住民に、これまで彼の行ってきた残虐行為が、完全に忘れ去られていることが、とても不思議です。

不思議というか、あまりにもステレオタイプの歪曲された記事、と言っても不思議ではありません。NHKの報道番組では、「ロシアの侵略」という言葉を連日繰り返しています。

プーチン大統領は悪の帝王のごとく、日本のマスコミでは描かれていますが、かつてのイラクのフセイン大統領を思い起こさせます。大量破壊兵器を隠し持っている、というアメリカの主張に基づいて戦争が始まった訳ですが、それをアメリカの侵略とは、日本のマスコミは決して報じませんでした。

事実に基づいた、中立的な報道というのは、期待する方が無理なのでしょう。でも今はネットがあります。以下の田中宇さんの無料配信記事を読まれると、少しは違った視点から世界情勢を考えることができるはずです。

[田中宇:ウクライナがアフガン化するかも ]

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2022年2月27日

多くの日本人が、あまりにも一方的な、そして間違った情報を、頑なに信じていることに、大きな危険性を感じます。

みんなが右へ行けと言っている時には、一度立ち止まって、左はどうなっているのだろう、と見渡してみることも大切なのです。

マスコミというのは、実は信頼できないのだということが、新型コロナウイルスをはじめ、様々な場面で明らかになっていることは、少し調べてみれば容易に理解できるのですが、マスコミは決して、そのことを報道しません。

現在の報道状況は、シリアのかつての内戦を思い起こさせます。誰が火をつけて、誰が消火活動を行ったのか。真実に至るためには、歴史に学ぶことが、いつの時にも最優先事項なのです。

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