■20220727(水曜日:曇)
■今朝は走らずに休みました。早朝とはいえ、すでに蒸し暑い中を、昨日は50分以上走りました。帰ってきた時には、体温がかなり上昇していて、早急に冷たい水を浴びて、熱中症を防ぐ必要を感じたほどでした。
とにかく蒸し暑いのです。今朝もテレビの気象予報を見ていると、現在気温25度、湿度99%というのですが、これではまるでサウナの中にいるようなものです。
村上春樹さんの本を読んでいて、とても面白いなと思った一節に、ボストンの大学に講師として招聘され滞在していた時の話があります。夏休みになってハワイで過ごす、と仲間のアメリカ人に話すと、なんでわざわざそんな暑い所で夏休みを過ごすのだと、とんでも扱いされた、というのです。
これを読んで少し驚いたのは、まずアメリカ東部に住む人々にとっては、ハワイはかなり南国だ、というイメージが強いらしいということ。さらにハワイの、あの爽やかな気候が、意外と知られていないのだ、ということです。
村上春樹さんは、こうした仲間の反応に反論しています。ハワイの夏は、快適なのだ、と。そうなのです。湿度が低いということは、気温が多少高くても、風さえ吹けば快適なのです。
蒸し暑い日本の夏を、骨の髄まで知り抜いている村上さんにとっては、ハワイの夏は天国なのです。さらに私が知らなかったのは、ボストンの夏は、日本のそれに劣らず、蒸し暑くて大変だ、ということでした。
ボストンは、かなり北に位置しますから、こちらから見ると、夏は過ごしやすくて快適ではないか、と錯覚しそうです。現実は、どうもそうではないようです。
世界は広いのです。数え切れない気候のパターンが有り、どこが天国で、どこが地獄なのかは、私には分かりません。でも、間違いなく言えることは、「住めば都」だということです。
どんなに素晴らしい気候が待っていてくれようが、ハワイに住み続けるのは、今の私にはできそうにありません。