■20221114(月曜日:曇り時々晴れ)

海岸に打ち寄せる波が砕け散る、土佐の桂浜です。

■私が所属する沼津西ロータリークラブは、創立が1991年5月30日、創立時会員数は26名でした。32年目を迎え、残っていた創立時会員は、私を含めて2名だけになっていました。

皆さん年齢から来る例会出席が困難になった、という事情はやむを得ません。今日もう一人の創立時会員だった方から連絡をいただき、90歳を超えて例会出席が困難になり、退会することにしました、という連絡をいただきました。

本当に寂しい限りです。二代目の会長を務められ、またクラブとして始めての分区代理という重職を果たされました。その頃のことを知る会員は、もう数名になっていました。

あの頃は重責からか、近寄りがたいというのが私の印象でした。そんな仲間の方々が、次々とクラブを離れていくのを見るのは、致し方ないとは言え、寂しさで一杯です。

■先日は医師会から送られてきた医師会報を見て、また違った感慨を覚えました。私が始めて医師会の理事になった頃は、自分は一番若い理事でした。ところが先日の会報に写っている理事の皆さんを見ると、会長を始め、私より年上は一人もいなくなっていました。つまり私が一番の年長者だったのです。

本当に驚くしかありません。そんな年月が、知らない間に過ぎ去っていたのです。

■父の死によって、次はお前だ、という通告を叩きつけられて以来、日々に対する思いが大きく変わったように思います。もう残りは少ない、限られた時間しか無いのだ、という通告です。

それ以来、周囲から一人また一人と現役を離れ、別れなければならなくなりました。そして今年の5月には年長とはいえ、親友が突然、旅立ってしまったのです。寂寥の感とは、今のような思いでしょう。

残された日々を大切にするしかありません。誰もが通る道なのです。