■20230216(木曜日:曇)
■今朝は、ゆっくりと休みました。Nonちゃんの所へ行っていたAyaちゃんも、昨夜は戻ってきて、四方山話に花が咲きました。メルボルンに住んでいましたが、夫婦2人で思い切って一軒家を、昨年郊外に購入しました。
オーストラリアは、資源もあり豊かな国です。物価も高い代わりに賃金も高いのです。Ayaちゃんの住んでいる、近くのスーパーで売っているサーモンの切り身の値段を聞くと、日本の2倍から3倍といったところです。
2018年にSunと二人でメルボルンを訪れた際も、物価の高さに驚きましたが、差はますます開いているようです。ただし賃金も上昇している点が、明らかに日本とは違います。物価以上に賃金が上がれば、高度成長時代の日本と一緒で、庶民も安心して毎日を送ることが出来ます。
今の日本は、負のスパイラルに入っていますから、安心して家庭を持つことが、とても困難です。少子高齢化は必然の結果です。経済政策、つまりは政治の責任なのです。そして結局は、有権者の投票行動の結果だということなのです。
これから先日本は、もう浮かび上がることはないでしょう。一人ひとりの日本人が、自分自身の頭で考え、どう行動するべきかということを、思案することが無いからです。戦後日本人は、自分で考え判断することを放棄したのです。
それでも冷戦という枠組みの中で、本当に日本は幸運でした。中国や韓国は内戦や戦争で、経済活動どころではありませんでした。鬼の居ぬ間の洗濯です。
その間に日本は、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまで言われる経済力を獲得したのです。冷戦の終結で状況は様変わりしました。中国は改革開放に舵を切り、今やアメリカと並び立つほどの大国になりました。もうこの流れは、変わることは無いでしょう。
アメリカにどれほど嫌がらせを受けても、それを跳ね返して立ち直るだけの力が、中国にはありそうです。何しろ中国では、グーグルもアマゾンも機能していないのです。
ちゃんと代替のサービスを中国は、自力で立ち上げているのです。アンドロイドが使用できなくなれば、ハーモニーOSを自作するだけの技術力があるのです。日本には、とても真似の出来ないことです。
真の狙いとしては、アメリカも中国に自立してもらって、自分たちは南北アメリカを中心に、世界の警察官から退役したいと願っているように見えます。
どちらにしても、日本は米中両国に気遣いながら、うまく立ち回るしか生き残る道は無さそうです。
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