■20230402(日曜日:晴れ)
■昨夜は、ゆっくりと休みました。胃の痛みにも、嘔気にも苦しめられること無く、休むことが出来たのは本当に天国でした。ただ、それだけのことですが、横になっても痛みなどで休めないということは、本当に辛いのです。身の置きどころがありません。
「安心立命」という言葉があります。ネットによれば、
「安心立命」とは、心を安らかにしてどんな時でも動揺しないようにすることを表す四字熟語です。この言葉は、儒教や仏教の用語として使われることがあり、人間が天命に従い、自分の力を尽くしながらも心を落ち着かせて動揺しないようにする精神的な姿勢を表します。
とても難しいことです。イワシの刺身一切れでも、心は動揺してしまうのです。
■さて昨夜は、SunとNonが、オーストラリアのママたちと、三嶋大社の夜桜を楽しみました。
12年の歳月が流れています。Ianパパは、病のために旅立ってしまいました。寛大で心の大きな素晴らしい方でした。7人の子宝に恵まれて、子育ても大変だったと思いますが、どの子供さんも立派に成人されています。
ご両親の方針で、日本の学校法人と提携関係にある現地の私立学校に子どもたちを通わせた事もあって、Nonに言わせると、子どもたちはみんな、へたな日本人よりずっと日本人らしい、というのです。慎みとか、遠慮とか、良い意味での日本人らしさを持っている、というのです。
皆さん日本が大好きで、何度も来日されています。来年は私達が、Ayaちゃんたちに会うために、オーストラリアを訪れる予定です。
■今日は天気に誘われて、海岸沿いの堤防を走りに出かけました。小型のリュックを背負って、ペットボトルを入れ、海岸までは歩いて行きました。そして、堤防に登り30分間は西に向かって走り、その後Uターンして戻ってきました。
最初の20分程がとても辛く、途中で歩いたりしながら、結局2時間4分12秒、11.59キロを走り、4月の最初の積み重ねとなりました。
走り終えて帰宅途中、バイパスを横切り見上げると、そこはロータリークラブで共に活動した友人の会社でした。以前、社長室に通していただき、お話をしたことがありました。
会社の前の駐車場に桜が植えてあり、綺麗に咲いていました。もう散り始めています。そして、その北側には、こじんまりとした踏切があったのです。ちょうど貨物列車が通るところでした。写真を撮ってMasatoに送ってやろうか、と思いました。
そんな時、思い出したのが、松尾芭蕉の句、「さまざまな こと思い出す 桜かな」でした。10年程前でしょうか、その友人から誘ってもらい、河津桜を見に行ったことがありました。
友人は奥様とお嬢様の3人で車で先に出掛けていました。私は電車で後から合流したのですが、花見と称して、弁当とビールを飲んだのです。ところが、帰りのことを考えると、誰かが飲まずにいなければなりません。
友人に申し訳ないので、私は飲まないで帰り運転しますから、どうぞ飲んでくださいと、気を利かしたつもりなのですが、今考えると恐ろしい申し出だったと後悔しています。
何しろ友人の車は、今まで運転したことがないような高級車だったのです。他人の車でもありますし、帰りは本当に恐ろしい思いでしたが、今となっては良い思い出となっています。
その友人も昨年の5月に、思いがけず病に倒れ、そのまま旅立ってしまいました。本当に寂しく、また思い出す度に辛いのです。その友人とは本当に馬がよく合い、何時間でも話していて飽きない間柄でした。そうした友人を持つことは極めて稀です。
もう会えなくなってから、まもなく1年が経とうとしています。人の世の定めとは言いながら、本当に寂しい思いでいっぱいです。
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