■20231110(金曜日:曇のち雨)
■今朝は5時半に目覚ましを合わせたつもりが、チェックし忘れていました。3回目に目が覚めた時、もうそろそろ時間ではないか、と思い時計を見ると、5時45分。起き出して散歩に出かけました。
日の出を見ることが、最近は日課になっています。少しの間でも、刻々と空の様子が変わっていく様子が、飽きないのです。
■昨日は午後から、大平小・中学校合同保健委員会で講話をしました。「デジタル機器との付き合い方」がテーマです。デジタル機器の普及に伴い、近視が急増。それに伴って強度近視になる人口も増えているのです。
近視を発症する年齢が早ければ早いほど、強度近視に進む確率が高くなり、様々な合併症になる確率が上昇、視機能を損なう人々が増えるのです。早くから対処し、近視の進行を抑える措置が研究されています。
小学校の体育館は2階にあり、そのためか、とても暖かく感じました。中学校の体育館でお話した時には、時期の違いはあったにせよ、かなり寒く感じました。1階と2階で、こんなに違うものかと驚きました。
司会・進行を務めてくれた中学の生徒や、その他の役割の生徒さんも、Chromebookを片手に話をしてくれたことに、これまた驚きました。私自身も自前のHPのChromebookを持参していましたので、参加者全員がChromebook使用という、一風変わった会となりました。
学校が用意してくれたコネクターとプロジェクターで、グーグルスライドの画面が無事にスクリーンに投影されるかが、唯一の心配でした。
最初、接続した時には投影されずに慌てましたが、Chromebookの設定から、画面をミラーリングする、に設定しないとプロジェクターに投影されないのでした。そんな面倒なことをせずとも投影されるように、学校のChromebookは最初から設定済みのようです。
40分の原稿は作成済みだったのですが、原稿を見ながら話しても訴える力が弱いと思い、原稿は見ずに生徒さんを見ながら話をしました。小学6年生と、中学1年生の合計50名ほどの生徒さんたちです。
視機能への影響だけでなく、デジタル依存症の問題も深刻だ、という話もしました。スマホを見ていないと不安になってしまう、依存症の問題です。
ストレスから精神的な問題を生じる子どもさんの数も増え、精神科を訪れる子どもたちが急増していることも話しました。
デジタル機器と上手に付き合うこと。それには、私達ホモ・サピエンスの長い長い歴史の中では、デジタル機器が登場してからの時間が、あまりにも短いことから来る、適応不全の現実を理解する必要のあることも知ってもらいました。
私達の脳は未だにサバンナにあり、パソコンの前に座り続けるようには、私達の体はできていないのです。その落差の大きさが、現代人が抱え込んでいる、すべての体の変調の原因なのだ、という指摘もあります。
子どもたちに知ってもらうことは、とても大切だと思いました。
終了後は、両校の校長先生と歓談して、家路につきました。
これで、また一つ、お務めが終わり、ホッとしています。
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