20171123(木曜日:雨)
■今日は勤労感謝の日、休日です。しかも朝から雨。ゆっくり寝るには、これ以上の日はありません。ということで、7時半まで寝ていました。例によって朝方暑さで目が覚めました。掛け布団を薄手のものに替えましたが、今度は寒いのでしばらくして元に戻しました。歳を取ると手間がかかります。
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■いま寝る前に読み進めている、『幸せな小金持ちという生き方 ― 本田健初期作【完全版】』(本田 健 著)には、なるほどと納得させられる指摘が多々あります。例えば、いちばん大切なことは、大好きなことをすることだ、というのです。どうも私も含めて普通の人は、好きなことばかりしていては駄目だよ、と子どもたちに言い聞かせがちです。嫌いなことに時間を費やしても成果が上がるはずがないのです。
イチロー選手を始め大きな仕事を成し遂げた人というのは、みんな大好きなことに全精力を注いでいます。そして大好きなことを見つけたら、
自分が大好きなことを見つけたら、「大好きなことを仕事にする」ことを目指すのです。自分が大好きなことを見つけても、それを余った時間に細々とやっているだけでは、幸せな小金持ちにはなれません。大好きなことを、どこかで人生の中心に据える必要があるのです。
幸せな小金持ちは、自分が大好きなことを見つけたら、それで成功している人にアプローチして、うまくその職場に紛れ込むのです。そして、必要なことを一つずつマスターすることから始めるのです。
私のまわりの幸せな小金持ちたちは、自分が仕事やビジネスで成功する前に、すでにその分野で成功した人と一緒に働くことで、これらのノウハウを学んでいます。
と、いうのです。なるほど、確かにそのとおりだと思います。そして私が、ハットさせられたのは、
幸せな小金持ちの子供たちは、親から社会の仕組みについて小さい頃から学んでいます。
という部分です。貧困の連鎖が社会的な問題になっています。格差の拡大は、とても大きな問題です。子どもたちが親の犠牲になってはいけません。子どもたちには無限の可能性があるのですから。親が与える教育機会、あるいは残す資産などが大きな格差を産んでいることは事実です。
意外と大きな違いを産んでいる理由の一つに、上記の言葉があるのではないか、と私は思ったのです。つまり、親から社会の仕組みを学んでいるか、いないかという点です。おそらく幸せな小金持ちたちは、どうして自分たちが、そうした地位にたどり着けたのか、という理由を重々承知していますから、子どもたちに、その点だけは確実に語り継ぐのです。
この違いは思っている以上に大きいと私は思います。何しろ子どもたちには、社会というのはどういう仕組でできていて、その中で自分の大好きなことを続けていくためには、どうしたら良いかなど想像もできないからです。ルールを知らされた上でバッターボックスに立つのか、ただバットを持たされて立つのか、その違いです。そして、その違いはほとんど決定的です。
人生は、本当に不公平です。でも完全に公平な社会など、あり得ません。これまでも無かったし、これからも樹立されることは無いでしょう。親の責任は、いつの時代にも大きいのです。
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