2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2018年12月 Page 2 of 4

テキスト読み上げ

■20181221(金曜日:晴れ)

北海道サホロリゾートです。

■今朝はゆっくりと休みました。 昨日はSunと二人で、近くの日帰り温泉に行って、そのまま一杯やりました。歩いて行ける距離に、そうした施設があることに、とても感謝しています。5分ほどの距離なのですが、二人で行くたびに、ここにもあそこにも スーパーがあったんだとか、今はマクドナルドになっているけれども、その前はホームセンターがあったんだなあとか、町の変貌の大きさにいつも驚いています。現在では葬儀場になっているところにも、以前はスーパーがありました。多くの人が買い物に来ていたのを、はっきりと覚えています。今の土地に住み始めて30年になりますけれども、あの頃は近所にも子供達が溢れていました。今では目につくのは高齢者ばかりです。本当に街は様変わりしました。

■こうして毎日ブログを更新していると文字や文章の間違いに、あとから気づくことが結構あります。今ではchrome bookで更新しているのですが、まずは無題のドキュメントファイルを開いて、音声入力で文章を作成します。出来上がった文章をコピーして WordPress の画面に張り付けているのです。もちろん何度も見直して間違いがないかは確認するのですが、不思議なことに、あとから見ると間違いに気づくのです。

ネット上で検索してみると、やはり同じような間違いに困っている人は当然います。 その方のアドバイスによると、多分間違いを減らす一番有効な手段は、テキストをパソコンに読み上げてもらって確認するのが良い、というものでした。確かに目で追っているだけでは、思い込みというものがありますので、間違いに気づかないことはあります。ところが読み上げてもらうと、その間違いに気づくのです。これはなかなか便利だと思い早速そのソフトを導入してみました。 chrome book にも幸い、T2S というソフトがあり、女性の声でテキスト文章を読み上げてくれます。これは便利です。しばらく使ってみることにしました。

W杯初出場

■20181220(木曜日:晴れ)

北海道トマムリゾートへ向かう送迎バスです。

■今朝は走りました。6.13 km を走り、これで今月は通算70.19 km となりました。残り11日29.80 km のところまで来ました。あと5回いつものコースを走れば目標達成です。24日の月曜日が振替休日ですので、そこで LSD を敢行して最後の鍛錬の日としようかと思っています。 12月2日に参加したお伊勢さんマラソンで初めて感じたのですが、自分自身の筋肉、お尻や太ももの筋肉で、しっかりと両脚を前へ前へと運ぶという感じが実感できたように思います。もちろん急に筋肉がついたわけではありませんので、これまでの練習の成果に違いありません。自分自身の持つ駆動力とでもいうのでしょうか、前に進む力が付いたと実感したのです。 もちろんそれは自分自身の中での比較であって、 まだまだ全然足りないのですが、確実に少しずつ進歩しているという実感は、とても嬉しいものです。

■今朝の東京新聞「この道 川淵三郎」は、「ジョホールバル」です。 日本が初めてワールドカップ出場を決めた1997年11月16日に行われた、マレーシアのジョホールバルでのイランとの対戦の様子が書かれています。川淵さんはこのフランスワールドカップ杯アジア地区第3代表決定戦を、自宅でテレビ観戦していたそうです。 ウズベキスタンから帰国後、胆石発作に何度も襲われ、胆嚢摘出手術を受けて、退院したばかりでした。 このイラン戦では終了2分前、中田英寿選手が放ったミドルシュートを、相手ゴールキーパーがはじき、そこへつめていた岡野雅行選手がスライディングするようにして放たれたシュートが見事イランゴールに吸い込まれました。川口さんはこう書かれています。

一緒に見ていた妻と次女、3人で抱き合って涙を流した。生涯でこの時だけだ。

この文章だけからでは、涙を流したのがこの時だけなのか、妻と次女三人で抱き合ったのが、この時だけなのか、判別しにくいのですが、たぶん後者なのでしょう。 こんなところにも川淵さんのユーモアのセンスが出ているように感じます。

この文章を読みながら、実は私もこの試合を見ていた記憶が蘇りました。中田選手が放ったミドルシュート、そして岡野選手が、確かに滑り込むようにして放ったシュートが決勝点になった、あの場面です。自分の頭の中でビデオテープが再生されているよう でした。あの日から、もう21年以上の時が流れたのだなあと、この文章を読みながら振り返ることができました。 もちろん私自身はその瞬間、妻や娘達と抱き合ったわけではありませんでしたが。

今もなお、バスケットボールリーグの統一問題などで手腕を発揮している川淵さんの行動力には、敬服するばかりです。昨日もアイスホッケーリーグのクラブチームが、親会社の業績不振から廃部になることが発表されました。企業の支援はもちろん不可欠なのでしょうが、やはり企業におんぶに抱っこだけでは、健全な地域スポーツの確立は難しいのでしょう。川淵さんの出番は永遠に尽きないのではないでしょうか。

困難は分割せよ

■20181219(水曜日:晴れ)

北海道の新得駅です。新得といえば、美味しいお蕎麦です。私もいただきました。とても美味しかったです。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝しっかりと休みましたので、今朝は休養です。昨夜は、今年最後の沼津医師会理事会でした。沼津医師会は70週年を迎えました。沼津市、裾野市、清水町、長泉町の二市二町を統括しています。それぞれの地域から開業医の代表が月に一度集まって、地域医療活動について相談しています。学校保健、救急医療の問題、在宅医療の問題などなど、本当に問題は多岐にわたり、医師会というものが、どれほど地域医療に関わっているか、ということが参加してみるとよく分かり、今更ながら驚きます。先日医師会の忘年会も終わりましたので、今度皆さんと会えるのは、来年の新年会ということになります。一年間ご苦労様でした。

■今朝の東京新聞「伝えたい 失語症と向き合って」は大変興味深く、また考えさせられる内容でした。副題は、「言葉は救いの力を持つ 教え子の励まし 復職の支えに」と、あります。失語症とは、脳梗塞や交通事故などで脳の言語中枢が損傷して起こる障害であり、日本失語症協会によると人の話を聞いて理解する、話す、読む、書くなど言葉に関わる全機能に支障が出てコミュニケーションが困難になる。全国に約50万人いるとされます。

3年前に脳梗塞のために失語症となり、懸命なリハビリの結果、今春、教壇に復帰した国語教諭の馬渕敬さんを取り上げています。 馬淵さんは「国語の教員として最も大切な」言葉を失ってしまいました。

話そうとしても言葉にならない。自分や妻、小学生だった長女と長男の名前も言えなかった。テレビで字幕を見ても意味が分からず、本も「文字が書いてあるだけ」。愕然とした。検査すると、聞いた言葉を理解する力は残されていたが、「話す」「書く」「読む」ことが理解できなくなっていた。「ハンカチ」「はし」などの単語は理解できても、「ハンカチを、はしの上に置いて」と文章になると全く分からなかった」。一か月後の退院時、話せた言葉は「はい」「いいえ」「すみません」の3語だけ。医師からは「復職は無理」と言われた。

その後、言語聴覚士らと懸命のリハビリが続きました。現状をフェイスブックに書き込むと、教え子の皆さんからたくさんの手紙やメッセージが届きました。その中に自分がかつて生徒に送った言葉があったそうです。「困難は分割せよ」。井上ひさしさんの小説「握手 」の一節です。馬渕さんが授業で引用し「困難は分割して、一つ一つ片付けていく。きっとその困難は終わるはず」と教えていました。教え子からの手紙には「先生が言っていたように必ずうまくいくから」と綴られていました。

言葉を理解したり、話したりすることが難しくなる失語症。意思疎通が難しいため、仕事を失ったり、引きこもったりする人も少なくありません。国は、意思疎通を支援する人材の育成を都道府県などの必須事業にし、今年から全国で研修が始まっているようです。失語と向き合う当事者や家族、支援者らの思いを伝える、と記事は結んでいます。

馬渕さんの経験は、同様の困難に苦しむ多くの失語症の患者さんの励ましになると感じました。しかし残念ながら、3年間の猶予を与えられる患者さんは、現実には極めて少ないのではないでしょうか。もしも患者さんが派遣社員であれば、退院と同時に路頭に迷うことすら起こりかねないはずです。 それは独立事業主である私にも当てはまることです。もし自分がその立場になれば、誰も代わりのいない自分には、明日からは失業の二文字が待っているのです。 誰もが安心してリハビリに取り組める社会になって欲しいと心から願うばかりです。

パンの匂い

■20181218(火曜日:晴れ)

北海道の新得駅です。ここからサホロリゾートへのバスが出ています。

■今朝は走りました。6.15km を走り、これで64.05 km となり残り13日で35.94 km となりました。今朝はいつもよりも足取り軽く走ることができました。いつものコースを38分00秒で完走しました。1 km あたり6分10秒のペースです。自分としては、とても早いペースでした。どうしてなのか、よく分かりません。昨夜も寝る時は一番厚めの掛け布団を掛けたのですが、途中からは暑くて薄手のものに替えました。ということで2度ほど目が覚めたのですが、それなりによく眠れたようです。ちょうど5時少し前に目が覚めて、目覚ましが鳴った時には、もう起き出せる状態でした。5分ほどぐずぐずした後で、起きだして準備を始めました。冷え込みは緩かったようです。玄関を出て理由がわかりました。地面が濡れているのです。夜の間に一雨降ったようです。準備運動をいつものようにしてスタートしました。

あと2週間で平成30年を終わろうとしています。なんとか一年間、毎月100 km を走るという目標を、無事に達成できそうなところまで来ました。でも何事もそうですが下駄を履くまでは分かりません。怪我をしたり病気をしたりして途絶えてしまう可能性は、いつも目の前に転がっているのです。注意一秒怪我一生です。

さて昨夜はある先生の送別会がありました。わけあって静岡を離れることになったのですが、3人でのささやかな送別会でした。長い間色々助けていただいたこともありましたので、大変残念ですがこれも致し方ありません。お互いこれからも、それぞれの土地で自分にできることを精一杯やってくしかありません。会うは別れの始めなり、と言いますが、こればかりは致し方ないのです。

■東京新聞「私の東京物語」。現在は俳優であり作家でもある鈴木一功さんが思い出を綴っています。さすがに書き出しが秀逸です。

最初の記憶はパンとビスケットの匂いだ。今もパンを焼く匂いを嗅ぐと遠い昔がよみがえるような気がする。職人さんの登さんの大きな手。焼きたてのパンの味。祖父の笑顔。目の前の小学校の鐘の音。聞こえてくる小学生たちの声ーー。パンの匂いは幸せの匂いだ。

世田谷の若林。そこで過ごした幼少年期を描いています。誰にとっても幸せな人生の一時期です。 妹さんが生まれた時の 思い出はこう書かれています。

それからすぐに子豚が生まれた。どう見ても子豚の、妹の誕生。「赤ちゃんは最初は皆子豚なんだよ」と、心配する私に祖母が言う。小学校の端に交番があって、そこに遊びに行っていた私が若いお巡りさんに「妹は子豚だ」と言うと笑って「そのうちにお姫様になるよ」と言った。その後妹はお姫様になったかと言うとーーー。大豚様になったのでした。1957年。最初の記憶だ。

連載が楽しみです。

想包餃子

■20181217(月曜日:雨)

昨年12月に出かけたスキー旅行の様子です。新得駅です。

■今朝は雨です。夜半から雨音が聞こえていました。おかげで放射冷却現象が無く、暖かな朝でした。違いの大きさに、いまさらながら驚いています。こんなことなら、冬は毎朝雨であってくれれば、とも思いますが、そうなると早朝走っている私は生活習慣を変えなければなりませんので困ります。雨の朝もまた良し、ということでしょうか。

■さて今朝の東京新聞「私説 論説室から」の題名は、想包餃子(ぎょうざを作りたい)です。「忘れられない中国滞在エピソード」というテーマの作文コンクールの表彰式が、中国大使館で先日行われました。この作文を書いたのは大学生の三本美和さん(22)。2016年から約1年間、上海に語学留学した時の様子を書かれました。現地の人と交流したいと考え、留学生仲間と、この中国語を画用紙に大きく書いて公園で掲げてみたそうです。多くの人が通り過ぎる中で、一人の中年女性が足を止め、三本さんたちを見ていました。すかさず声をかけました。

「中国人の生活を体験したいのです」

その女性は、

「私は餃子を作るのはうまくない。家もここから遠いけどいい?」

女性は二人と車に乗り、材料を買って高層マンションの自宅に招き入れた。そして作り方を丁寧に教えてくれた。お礼に二人は、ツナ缶で日本風のおにぎりを作ったそうです。

女性は、日中戦争について、こう語り出しました。

「だから、日本人を好きになれなかった。でもーーーー」

と女性は言葉を継ぎました。

「お互い憎みあうのは悲しいことだと、今日気がついた。いつでも遊びにおいで」

中国は怖い、韓国は嫌いと言う人が少なくない。そう言う前に、一歩自分から歩み寄ってほしい。何か感じることがあるはずだ、と記事は述べています。

三本さんは、「あの餃子は幸せの味だった」と作文を締めくくっています。

どんな歴史的状況があったにせよ、我が国が隣国に攻め入ったのは、間違いないことです。いわば隣の家に火を放ったようなものです。隣の家と仲違いしたままで良いはずがありません。何よりも、こうした人々の交流が大切だと、つくづく感じるのです。

 

映画の中のゴルフ

■20181216(日曜日:曇)

富士山もすっかり雪化粧を済ませました。

■今日は新沼津カントリークラブのBクラス月例。植松さんと一緒に参加しました。一緒にラウンドしてくれたのは、北畠さんと鈴木悠児さんでした。鈴木さんとは、ちょっとした因縁があるのです。

 

2012年に新沼津カントリークラブの会報原稿を頼まれました。「ゴルフ想うことども」という欄です。 先輩の友人が最初に頼まれたのですが、どうもあまり文章を書くのはお好きでないようで、私にお鉢を回してきました。大学の先輩の依頼ですから断る選択肢はありませんでした。それに以前から、この題名で文章を書いてみたいと思っていたのです。題名は「映画の中のゴルフ」です。

 

日本の映画の中でゴルフが主題となって描かれている場面を私は思い出せません。ましてやゴルファーが映画の主人公になっていることはないはずです。 日本ではスポーツのヒーローといえば、やはり野球選手でしょうか。 そもそもプロスポーツとしては長い間、日本では野球しかありませんでした。でもアメリカでは違います。ゴルフの選手が主人公になっていることが、ちょくちょくあるのです。 ゴルフが描かれた四つの映画を私は取り上げました。「地上より永遠に」、 「ボビー・ジョーンズ(救聖とよばれた男」、「グレイテスト・ゲーム」、「バガー・ヴァンスの伝説」です。

 

映画「地上より永遠に」の中で、主人公のモンゴメリークリフトが壮絶な死を遂げたのが、ソニーオープンでお馴染みのワイアラエ・ゴルフカントリーのバンカーの中だったのです。鈴木さんは若い頃仕事でハワイに出かけ、このゴルフ場でプレーをしたことがあったそうです。懐かしくその頃を思い出されて、私にわざわざハガキを下さいました。全く存じ上げなかった方からの葉書に大変驚きましたけれども、読ませていただき、私も大変感激いたしました。それ以来のお付き合いです。良い意味での、古き良きジェントルマン・ゴルファーです。クラブの評議委員として、月例や理事長杯で役員をされていた時に、お話をさせていただいたことはありましたが、一緒にプレイをしたのは、たぶん初めてだと思います。年齢のために、今ではさすがに力強いというプレイではありませんが、美しいフォームから打ち出される玉は、人柄をそのままに表しているようです。このような方と一緒にゴルフをするのは本当に楽しく、また嬉しいものです。自分もまた少しでも、このような方に近づきたいものだと思うからです。

 

先月友人の坂口さんから桑田泉プロのレッスンを見て勉強すると良い、というアドバイスを受けフォームを改造しました。まだ一か月も経っていないのですが、桑田プロの話されていることは、私にとってはとても、理にかなっているように思えたのです。そこで無謀とは思いながらも、思い切ってフォームを変えてみたのですが、当然最初はうまくいきません。同じホールで続けて三発も OB を出したりしました。それでも今日はようやくレッスンの要点が飲み込めてきたようです。 下半身の主導に従ってクラブを振り切る、という感じが少し分かってきました。どうしても上半身と下半身のバランスが悪いのです。バラバラなのです。 それでも今日のプレイを通して考えてみると、フェアウェイをとらえることが以前よりも多かったように思います。もちろんミスショットはたくさんありました。 OB も出しました。でもフォームを改造してからの、あの乱れ方から比べれば、格段の安定だと思います。少し楽しみになってきました。

 

 

常識

■20181215(土曜日:曇)

2017年の伊勢神宮です。

■今朝は走りました。昨日の天気予報では今朝はこの冬一番の冷え込みになるだろうということでしたが、幸いにもここ沼津では曇り空だったためか、冷え込みはそれほどでもありませんでした。一番厚めの掛け布団をかけていたために、むしろ夜中には暑さのために目が覚めたほどでした。それでもぬくぬくとした布団の中から起きだすのは、今の時期なかなか辛いものがあります。 時計を見てみると、結局5分あまりグズグズしていたようです。昨夜は玄関に着替えを、しっかりと準備してありましたので、予定通り5時半にはスタートすることができました。

 

今朝は右足の着地に工夫を凝らしました。足の裏の違和感、足底筋膜炎でしょうか、それを避けるために着地の時になるべく親指側で着地し、地面を蹴るように心がけてみました。そのお陰かどうかわかりませんが、走っている間も痛みを感じることはあまりありませんでした。何度か試してみなければ、はっきりしたことはわかりませんが、少し明るい光が見えたような気がします。結局6.15 km を走り今月の通算走行距離は57.89 km 残り16日で42.10 km となりました。 いつものコースを走って今朝は40分を切ることができました。39分49秒です。平均ペースはキロ6分28秒でした。今月の残りの距離が、ちょうどフルマラソン1回分になりました。

 

■今朝の東京新聞「考える広場 暴言はびこる世の中で」は、考えさせられるものがあります。安倍政権が誕生して以来、決められる政治、といえば聞こえは良いのですが、実態は議論する過程を無視した、問答無用に近いと私には思えるのですが、その中で暴言がはびこっています。 杉田水脈衆議院議員が性的少数者( LGBT) は「生産性ががない」と雑誌に寄稿して炎上しました。 シンガーソングライターの泉谷しげるさんが言われていますが、暴言を吐く人は、自己顕示のための攻撃をしているのではないか、と言われています。泉谷さんはこの暴言に対して、

 

炎上狙いみたいなところもあって、どうやって関心を持たせるかって考えたのかな。過激なことを書いた方が読まれるだろうと。「私すごいこと言うでしょ」って。自己顕示に近いんじゃないかな。 彼女は半分ぐらいの人は賛成してくれると思ったかもしれない。でも計算違いだった。それでも自分は絶対に正しいと思うなら反論しないと。隠れちゃうんだもんな。無責任だよ。

 

私も泉谷さんのおっしゃる通りだと思います。受けを狙っただけの言いっぱなしなのです。

 

作家で法政大学教授の中沢けいさんは、会員制交流サイト(SNS)の登場が、耳を疑う暴言がまかり通る最近の言論の劣化の背景の一つの要因としてある、と指摘しています。 誰でも発言できる SNS 上に、当初はタブー(社会的な約束事)を破ることを面白がる思春期の少年少女のような感覚でヘイトスピーチ(憎悪表現)が現れました。しかしタブーが破られることによって、今まで社会の底に沈んでいた言説が浮上してきた、と言われるのです。そして従来の言論形成に力があった新聞、雑誌が「市場規模縮小」の時期に入ってしまい、かつての世論形成のプロセスが機能しなくなってしまった。しかし中沢さんは、やがて非常識は常識に収斂されていくと思う、と書かれています。それはちょうど自動車のようだ。自動車も普及期には交通事故が多発していましたが、道路交通法が整備され、同時に日常感覚としての交通マナーができてくると、秩序を取り戻しました。 最後に、こう書かれています。

 

今、日本では従来型の言論形成への蔑視や無知がはびこるのに加え、サブカルチャー全盛、の中でオーソドックスな精神形成のプロセス(メインカルチャー)が見失われている。しかし、それは「見失われた」のであって「失われた」わけではない。今こそ、広く社会で共有されるべき常識(コモンセンス)の再構築が行われるべきです。

 

日本の劣化、ということが盛んに言われます。いずれ常識が再構築されるのでしょうか。そして、それは何を拠り所にされるのでしょうか。論語が一つの規範になるように私には思えるのですが。

統率力

■20181214(金曜日:晴れ)

2017年の伊勢神宮です。

■今朝は、よく晴れています。そして冷え込みました。三階から見ると、愛鷹山の向こう側に雪化粧をした富士山が、朝日に輝いています。昨日はSunと久しぶりに、歩いて5分の日帰り温泉に行き、ゆっくりと温まってから一杯やりました。残り少なくなった今年を振り返って、家族や仲間に起こった色々なことを語り合いました。平成30年は、我が家にとっても節目となる、本当に思い出に残る一年でした。あともう少しで、また新たな年が始まります。

 

■東京新聞「この道」欄は、川淵三郎さんです。今日の題名は「加茂監督」でした。ドーハの悲劇から、いく人かの代表監督を経て、加茂周監督に行き着くまでの経緯を書かれています。短い文章の中ですので、その中だけで判断するのは、もちろん早計に違いありませんが、それでも文は人なりですので、川淵さんの人柄がうかがい知れる内容だと思います。 正直と言うか、飾らないと言うか、自慢話にだけ終わるのではなく、その時々で自分の至らなかった点などを率直に書かれている点に、とても好感が持てました。

 

多くの人をまとめて新たな仕組みを作り上げるというのは、とてつもないエネルギーが要るに違いありません。川淵さん一人の力ではもちろんないのでしょうが、その中心にあって多くの人を統率する川淵さんの人間としての魅力の一端が十分に分かる内容です。

 

 

水道法改正と「華氏119」

■20181213(木曜日:晴れ)

2017年の伊勢神宮です。

■今朝は走りました。昨夜は冷え込みが強いとの予想のもと、掛け布団を一番厚めのものにしましたが、朝方逆に暑さのために目が覚めてしまい、一段薄め掛け布団に換えました。今週に入ってからは寒さのためもあってか、睡眠導入剤の服用などしなくても、15分ほど Kindle で読書をすれば速やかな睡眠が得られています。途中1度か2度目が覚めますが、トイレに入って再びとこに戻れば、すぐにまた眠りに戻れますので、朝床を離れる時には十分な熟睡感が得られています。今朝は6.15キロを走り、これで今月の通算走行距離は51.74 km となりました。パソコンの画面が50 km 到達おめでとうございます、と告げています。 足裏の違和感も消えているわけではないのですが、なんとかだましだまし今朝も最後まで走ることができました。 落ち着いてくれることを願うばかりです。

■今朝の東京新聞「大波小波」欄は、とても示唆に富むものです。水道法改正案が可決しました。公共事業が民営化される流れに乗ったように見えるけれども、諸外国ではむしろ逆の流れになっているのです。1984年にパリ市で導入され、その結果、「水メジャー」と呼ばれる企業の下で、水料金は25年間で3.5倍に高騰しました。 現在では水道事業を再公営化する都市が多く、世界の趨勢に逆行する時代遅れな方式なのです。 同時に著者は、マイケル・ムーア監督のトランプ批判の記録映画「華氏119」について触れています。

トランプに支持されたミシガン州知事が水道事業を民営化した。その結果、水道会社のコスト削減策によって、飲料水に鉛が混入し、子供たちに深刻な知能や遺伝子的な障害が出た。その事実を当局は医師や下級官吏に圧力をかけ、隠し続けた。

著者はこうも述べています。

公益の福祉には当然費用がかかる。ここに企業と同じ利益第一の原則を導入すれば、福祉という考えそのものが根本から傷つけられる恐れがある。今こそ立ち止まって再考すべき時だ。

私もその通りだと思うのです。

足底筋膜炎

■20181212(水曜日:雨)

2017年の伊勢神宮です。

■今朝は雨です。昨日の天気予報では、朝の6時までは雨の確率が高かったのですが、それ以降は雨が止むとの予報でした。ところが今朝になってみると今7時27分ですが、相変わらず雨が結構降っています。昨日の朝は2日続けてだったのですが走っておいて正解でした。最近の天気予報は大抵あたりますけれども、必ずしも100%というわけにはいきませんので、やはり余裕を見ておくことが大切です。

ところで、ここ一週間ほどでしょうか足の裏に違和感を覚えています。足底筋膜炎でしょうか。私の場合は右足の土踏まずの少し親指側に違和感を覚えています。12月2日にお伊勢さんマラソンを走ったのですが、その後特に痛みを覚えていたわけではありません。今週に入ってからでしょうか。記憶が、あまりはっきりしないのですが、普段生活しているぶんには、特に困ることはありません。昨日の朝走った時も痛みのために妨げられるということは、ありませんでした。 ちょっと心配ですので、少し調べてみました。痛みの部位は足の裏という点では共通しているのですが、土踏まずよりも、かかと側だったり親指側だったり、いろいろのようです。シューズの問題や準備運動の大切さなどいろいろ対策が書かれています。トレーニングとして足の指を足底側にぎゅっと曲げて親指を90°近くまで屈曲させる方法が良いという記載がありました。とりあえずいつでもどこでもできそうですのでしばらく続けてみようかと思っています。

最近はランナー膝と呼ばれる痛みに襲われることは無くなりました。走り始めた頃は長く走ると、この膝の痛みに襲われて、とても辛い思いをしました。それでも何とかゴールまでたどり着いていたのですから我ながら、よくやったものです。このランナー膝に襲われると走ることができません。膝に力が入らなくなるのです。昨年の立川マラソンを走った頃からでしょうか、ようやくこのランナー膝から解放されました。

2014年1月19日に参加した、東京マラソンのコースを走るランニングショップの走ろう会では、本当に苦しい思いをしました。都庁からスタートし当時のゴールであったお台場まで、東京マラソンのコースを参加者と一緒に走ったのですが、途中からランナー膝に襲われました。銀座通りを走っていて、ちょうど三越前の辺りからでしょうか、痛みが出現して、次第に皆さんから遅れ始めました。当日は冬晴れの快晴で風が強く、走っている間は日差しのおかげで暖かかったのですが、一旦歩き始めると、体感温度は一気に下がり、低体温症に陥ってしまいます。 お台場にたどり着き、もうすぐゴールという時点で、 お腹を壊してしまいトイレに駆け込むのに大変な思いをしました。マラソンというのは、どんなに遅い速度であっても、とにかく走り続けている分には支障はないのですが、何か問題が起きて走ることを止めてしまうと、様々な試練が襲いかかってくるのです。 実際に体験してみないと分からないことが、本当にたくさんあるものです。

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