■20200418(土曜日:雨)
■今週に入って、ある決定がなされました。6月7日に開催が予定されていた、千歳JAL国際マラソンの中止です。
例年ですとギリギリまで事前登録を募集するのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、3月中に募集を締め切っていました。そして最終的な中止の決定です。
2014年の第34回大会から毎年参加していた私は、今年も事前申し込みを済ませていましたが、残念ながら連続出場は途絶えました。航空券や宿など、全てキャンセルせざるを得ません。
大会本部もギリギリの検討を重ねたようですが、緊急事態宣言が全国に適応されるとなると、もはや断念せざるを得ないようです。地元はもちろん、全国から参加者が集まるとなると、感染拡大の可能性が高すぎるのでしょう。
ホームページの案内によると、参加費の払い戻しはしない予定だったが、中止の決定が早期に行われたため、可能な限り返却をしたい旨の案内がありました。私としては、返却はなしで結構なので、来年の参加費に充当してもらえると一番助かるのですが、それは難しいのでしょう。
今年の東京マラソンのように参加費の返却はなしで、来年の参加資格は付与、ただし参加費は来年再度支払う必要あり、という方針については賛否両論あります。毎年外れの私は申込みもしていなかったので、一喜一憂する必要もなかったのですが、まさか千歳JAL国際マラソンで、自分がその立場になるとは夢にも思っていませんでした。
昨夜のニュースでは、ここ静岡でも緊急事態宣言適応の影響で、ショッピングモール、とりわけできたばかりのララポート沼津も、今日から臨時休業されるようです。
ある人が言っていたように、まさに中世のような閉じられた世界が、突然現れることになりそうです。日常生活でもバブルが弾けたようなものです。移動手段がジェット機からカゴの世界に、タイムスリップしたかのようです。
県境をまたいでの移動を自粛するように、というお達しは、まるで江戸時代に逆戻りです。年が明けたばかりの元日に、まさか2020年がこんなことになろうとは、誰も想像だにしなかったことです。
■こうなると私が一番心配なのは、治安の悪化です。社会を形成すること無く私達は生活できませんから、社会を維持する上で何よりも重要視されるべきは治安です。
ネット上でも指摘されていることですが、制限なしの現金一律給付について、反対する意見があることは当然です。しかし生活困窮者が溢れるようになると、一番に破壊される可能性があるのは治安です。その時、自分は生活になんの心配も無かったとしても、なんの心配もなく地域社会で生活することなど、誰もできなくなるのです。
アメリカの超富裕層が作り上げている、「Gated Community」、つまり中世のように城壁で街を囲い、警備兵を雇い、部外者を完全に排除した世界を作り上げるしかなくなるのです。
そんな事態になるのなら、何兆円かかろうとも、現金を速やかに一律給付したほうが、ずっと安上がりなのです。反対している人々は、もうすでに城塞の中に暮らしているのでしょうか。
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