2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2021年8月 Page 2 of 4

与えること

■20210821(土曜日:曇)

北海道、大雪 森のガーデンです。北海道の緑と青空が迎えてくれまいた。

■今朝も走りました。昨日8キロ走りましたので、今日は少し短めに36分51秒、5.24kmを積み重ねました。これで今月は、ちょうど10回のランで62.53kmとなり、月100キロ走までは、残り10日で37.47kmとなりました。

残りの日数を考えると、まさに綱渡りです。きちんと積み上げていかないと達成は難しいそうです。

■さて、今日は私の68回目の誕生日です。過ぎ去ってみれば、本当にあっという間です。

3人の子ども達も、それぞれ自立して家庭を持ち、毎日をきちんと送ってくれているようですので、もう何も思い残すことはないのですが、生きている限りは、自分なりの目標を持っていかないといけません。

人間というのは、本当に怠惰です。私だけかもしれませんが、何もしなくてよいとなると、本当に何もしなくなってしまいます。体力も衰えてきますし、致し方ない面も、もちろんあるのですが、一日中テレビを見て終わってしまった、という高齢者の声を、とても良く聞きます。

他者に迷惑をかけているわけではありませんので、それはそれで、もちろん何の問題もないのですが、ちょっともったいないような気が、私にはします。

せっかく授かった命ですから、命ある限りは、自分のためだけでなく、少しでも他者のための時間を持てれば、自分にとっても、自分の命を輝かすことになるのではないでしょうか。

この歳になれば、もう失うものはないのです。あとは、与えるしかありません。もちろん、ささやかでしかないのですが、これからは与えることだけを考えて、生きていきたいと願っています。

周回遅れ

■20210820(金曜日:晴れ)

北海道、大雪 森のガーデンです。クマちゃん親子がマスクをしての、お出迎えです。

■今朝は走りました。火曜日以来ですので、3日ぶりとなります。今朝は、すんなりと起き出すことができました。それだけ、昨夜の眠りが深かったということでしょうか。

今朝は53分53秒、8.05kmを走り、これで今月は9回のランで57.29kmを積み重ね、月100キロ走までは、残り11日で42.71kmのところまで来ました。

エプソンのホームページに記録を追加すると、月50km達成おめでとうございます、と祝ってくれています。

昨日も静岡市では、午後2時頃には雷とともに、激しく雨が打ち付けていたようです。沼津でも、晴れたかと思うと、にわかに曇って、激しく雨が打ち付けるという天候で、これほど短時間で変わりやすい天候も珍しいことです。

九州、中国地方、四国地方では、これまで記録的な豪雨があったにもかかわらず、さらに降りそうです。また今日の天気予報では、九州、東海、北陸で雨が降り、雷を伴って非常に激しく降り、大雨となる所もありそうだ、とのことです。

とにかく、大気が不安定で、晴れていたかと思うと、にわかに曇り、土砂降りになったかと思うと、また青空が顔を出すという、移り変わりの激しい天候で、今の時期に、こんな天候があったでしょうか。

■さて最近は、電気自動車の状況を注視しています。日本では、電気自動車なんて、まだまだ遠い先の話というイメージですが、世界を見渡すと、決してそんなことはないのです。EUでは2035年までに、ガソリンエンジン車の販売ができなくなるようです。

ある調査では、トヨタがしきりに力を入れている燃料電池車では、同じ距離を走るために必要な燃料とする水素を作り出すために必要なエネルギーが、電気自動車の2.5倍も消費されるという結果です。

つまり、燃料電池車は無駄が2.5倍も多いということです。これでは、一般的な乗用車として普及することは、今のところ100%ありえないというのです。

世界では、いかに安価で効率的なバッテリーを大量に生産するかに、巨大な予算をかけています。それが、電気自動車の命運を握っているからです。残念ながら日本は完全に周回遅れになってしまっています。

選択

■20210819(木曜日:晴れ)

オホーツク海から39号線に沿って、遠軽町経由で旭川へ向かう途中です。道の駅「まるせっぷ」です。楽器の街、浜松にも関係しています。

■今朝も雨のために走ることができませんでした。何時頃でしょうか、夜中に激しく雨の降る音が聞こえ、これでは走るのは無理だと判断し、今朝は諦めました。

今は7時15分をまわったところですが、南の空は真っ青です。蝉がしきりに鳴いています。こんな青空を見るのは、本当に久しぶりです。

立秋も過ぎ、残暑見舞いを出す時期になっても、毎日記録破りの、雨ばかり続いています。九州、中国地方中心に、豪雨災害が続出しています。

新型コロナウイルス感染者数もオリンピックが終わるのを待っていたかのごとく、毎日史上最高を更新しています。東京都においては、重症病床が10月まで満床だとの試算も、発表されています。

ここ静岡も、今月の20日から9月12日まで、新型コロナウイルス緊急事態宣言の対象地域となります。もう、どうにも止まらない、と言えそうな状況になりつつあります。

国民にはセルフ・ロックダウンと称し、家にいることを説きながら、かたやオリンピックをやっているのでは、方針に全く整合性がありません。これでは、うまくいくはずがありません。

こんな愚かしい政治が、いつまで行われるのでしょうか。国民の犠牲が、どこまで積み上げられれば、まっとうな政治が行われるのか、本当に心配です。あれだけの国民の犠牲が積み上がるまで、戦争を止められなかった戦前と、日本はあまり変わっているようには見えません。

でも、こうした政治を選択したのは、有権者である国民なのです。そのことを忘れてはなりません。

涼風

■20210818(水曜日:晴れ)

オホーツク海から39号線に沿って、遠軽町経由で旭川へ向かう途中です。道の駅「まるせっぷ」です。地元産の木材を活かした構造です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨夜は寝る前に忘れることなく睡眠導入剤を飲みましたので、夢の中で追われることもなく、ゆっくりと眠ることができました。

おかげで、すっかり疲れも取れたような気がします。起き出して走ってもよかったのですが、今日は目覚まし時計が鳴ってから更に、1時間ゆっくり寝ました。

■今朝の東京新聞「生活欄」では、「伝える工夫、手紙、メール」を中川越さんが書かれています。その中では、川端康成や芥川龍之介の手紙などを引用されていますが、最後に引用していたのは、夏目漱石が37歳の夏、門下生に送った手紙です。

イマジネーションを膨らませて安らぎを演出した、と中川さんは書かれています。原文は、こうです。

不相変(あいかわらず)金欲しく金なく、涼を欲して涼を得ず、涼しい処(ところ)で美人の御給仕で甘(うまい)物を食べて、そして一日遊んで只(ただ)で帰りたく候、以上。

夏目漱石というと「こころ」を始め、胃潰瘍に苦しみ、いつも額にしわ寄せて、真面目に生きてきた人と、いうイメージがありますが、実にユーモアたっぷりです。

中川さんは最後に、こう書かれています。

「リズミカルで軽快な文章が涼風を起こし、美人と御馳走への憧れが炎熱を忘れさせます。加えて、チャッカリ只で帰るというユーモアが、暑さに苛立(いらだ)つ心を和(なご)ませます。さすがです」。

こんな手紙を送ってみたいものですが、まさに至難の業に違いありません。

熟睡感

■20210817(火曜日:曇)

オホーツク海から39号線に沿って、遠軽町経由で旭川へ向かう途中です。道の駅「まるせっぷ」です。地元産のハチミツです。

■今朝も昨日に続いて走りました。42分15秒、5.92キロを走り、今月は8回のランで49.24kmを積み重ね、月100キロ走までは、残り14日で50.76kmのところまで来ました。

■昨夜は、いつも飲んでいる睡眠導入剤を飲み忘れてしまい、夢にうなされました。

22時過ぎに布団の中に入り、スマホで名作の朗読を聞きながら、23時前には眠りにつきました。ところが夜中の1時過ぎに目が覚め、その後は夢ばかりに追われ、熟睡感がまったく得られませんでした。

心地よい夢ならば、そんなことはないのでしょうが、何かに追われて必死に逃れようとするような夢が多いので、疲労感が募ります。どうして、そんな夢ばかりを見るのか、私には精神分析ができませんので、解釈できないのですが、決して心地よくないことだけは確かです。

ということで、目覚まし時計が鳴った時には疲労感いっぱいでしたので、今朝は走るのは止めようかとも思ったのですが、眠れなかったと自分では思っているものの、実はそうでもないことは分かっていましたので、起き出しました。

以前スマートウォッチで、睡眠状態のチェックを何度もしましたが、とても意外な結果に驚きました。昨夜のような夢に追われて熟睡感が得られず、疲労感のみ残ったような時にも、スマートウォッチで確認すると、実は、しっかり寝ているという結果が出るのです。

もちろん本人に熟睡感がないのに、スマートウォッチが良い睡眠が得られていると判断しても、あまり意味があるとは思えないのですが、寝ている間の、心拍数とか体動とか、判断基準はわからないのですが、それなりの睡眠を取っているのは間違いないようです。

つまり、眠れなかったと思っているのは、本人だけだという考え方もあるのです。実際起き出して走ってみると、確かに軽快とは言い難いのですが、いつものように走り終えることができるのも事実です。

しかし、毎晩こんな状態が続くと思うだけで、疲労感が募ります。やはり今夜は、しっかりと薬を飲んで寝ようと思っています。

土砂崩れ

■20210816(月曜日:曇)

オホーツク海から39号線に沿って、遠軽町経由で旭川へ向かう途中です。道の駅「まるせっぷ」です。地元産の木材を活かした製品です。

■今朝は走りました。4時半に目覚ましを合わせてあったのですが、4時前に目が覚めてしまいました。もう一度寝込んでしまうと、起きだすことが難しいので、いつもの通り、そのまま起き出して、走る準備を始めました。

玄関を出てみると、細かな雨が降っています。どうしようか一瞬迷ったのですが、先週の木曜日以来、走っていませんので、4日ぶりとなります。ここで少し走っておかないと、目標達成が遠のいてしまいますので、多少濡れても構わないつもりで、走り始めました。

細かな雨がパラつきましたが、結果としては走って正解でした。校庭も、ところどころスポンジのように、水を含んでいましたが、それでも走るには、さほど支障はありませんでした。水はけがとても良いのです。

ということで、今朝は49分59秒、7.11kmを積み重ね、これで今月は7回のランで、43.32kmを走り、月100キロ走達成までは、残り15日で56.68kmとなりました。

雨の日が続き、走ることができませんでしたので、今朝は4日ぶりでした。体も重くスムーズに足が前に出るのは、5キロを過ぎた頃からでしょうか。ようやく体も温まり、筋肉もほぐれてきました。それでもやはり、久しぶりでしたので、無理をせずに7キロで止めておきました。

■先週末は九州、中国地方を中心に猛烈な雨が降り、ひと月分の雨量の2倍から3倍の量がまとめて降る、という観測史上、経験のない豪雨が各地で起こりました。土砂崩れや洪水など、被害が続出しています。各地で死者も出ています。

■世界各地で前例のないような異常気象が起きています。ギリシャでは異常な高温に襲われ、48.8度の気温を記録しました。またイタリアのシチリア島でも、余りの高温のために山火事が続発して、大きな被害をもたらしているようです。

■日本でも一旦雨がやみ、小康状態になりましたが、再び前線が九州地方に近づいて、今日からまた、雨になるようです。これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

山崩れが起きた、各地の様子をテレビで見ていると、後講釈に過ぎないのですが、これだけの異常気象で豪雨が続けば、どう見ても土砂崩れが起きてもおかしくないような場所に、家が建てられているのです。

法律的にはもちろん問題はないのでしょうが、気候変動を考えると、もう少し安全な場所に移転するしか、被害を防ぐ方法はないのではないかと考えざるを得ません。

人口が増えていた時代には、どんどん開発をする必要があったのでしょうが、これから人口の縮小が、ますます進む日本で、果たして、あのように危険な場所にまで、宅地開発を進める必要があるのか。やはり、立ち止まって考え直す時期に来ている、と思わざるを得ませんでした。

敗戦忌

■20210815(日曜日:雨)

オホーツク海から39号線に沿って、遠軽町経由で旭川へ向かう途中です。道の駅「まるせっぷ」です。

■今日は休日当番日です。8時から17時まで、籠の鳥です。

■梅雨前線が日本列島を横切るように停滞し、九州や中国地方では、大雨が続いています。土砂崩れや川の氾濫など、災害が相次いでいます。これまで記録されてたことのないほどの雨量が記録された、とテレビでは報道しています。

世界中どこもかしこも、これまでに記録されたことのない異常気象が起こっているようです。地球温暖化が、その原因なのかどうかは不明です。

■そして今日は、76年前に終結を迎えた敗戦記念日です。日本が、かつて本気でアメリカと戦争をしたなどとは、今では想像もできませんが、現実に、かつて行われたのです。

もちろん軍部の中にも冷静な軍人はいたので、まともに戦えば勝てるだけの国力が、日本には無かったことは十分承知していたのですが、突き進むことしかできなかったのです。

私は1953年生まれですので、当然戦前のことは全く知りません。本や映画で、その当時の様子を知って感じるのは、特攻という戦法、あるいは三船敏郎さんが語っていましたが、新兵への陰湿で暴力的な、いじめなどを考えると、日本という国が人を大切にしない国だ、という思いを強く持つのです。

それが戦争中という、特殊な状況下だけのことなのか、元々この国が持つ生来のものなのか、私には分かりません。

当時の状況と今の状況、つまり1930年代と21世紀の今を比較してみて、決定的に違うと私が思うのは中国が、まとまりを持った一つの国として、強い力を持っているという現実です。

1930年代には残念ながら、中国は四分五裂の状況でした。つまり、列強をはねのけるだけの力を、持っていなかったのです。欧米諸国が、そして後から日本が利益を求めて中国に侵略していったのです。そして、泥沼にはまり込んでしまったのです。

中国については、様々な意見があるのは当然です。快く思う人、そうでない人。十人十色です。しかし、冷静に歴史を振り返れば、中国がバラバラとなり力が弱くなると、アジアは不安定になり、戦争が起こるのです。中国が隆々としている限りは、アジアは、それなりに平和を保つことができたのです。

今世界中で起きつつある多極化の流れは、結局のところ、地域における大国が周辺諸国と、戦争ではなく話し合いで折り合いをつける、という世界ではないでしょうか。

中国の唱える一帯一路の構想についても、賛成する人、否定する人、様々ですが、少なくともその地域に、戦が起こる可能性は低いと思っています。中国が行いたいのは、商(あきな)いであって、戦(いくさ)ではないからです。

■今朝の東京新聞「平和の俳句」特集欄の掲載句は、横浜に住む71歳女性の、この句でした。「裏口を 開けて子を待つ 敗戦忌」。平和のための戦争など、かつてあったことは一度もないのです。そして、もう二度と起こしてはならないのです。

中くらい

■20210814(土曜日:雨)

オホーツク海から39号線に沿って、遠軽町経由で旭川へ向かう途中です。道の駅「まるせっぷ」です。

■今朝も走ることができませんでした。目覚ましは、一応いつも通り合わせてあったのですが、雨の音に起き出すことを諦めました。今こうしている間も、風が唸りをあげています。九州、中国地方では豪雨が収まらず、危険な状態が続いています。日本は本当に天災列島だと、つくづく思います。

■さて、7月3日の洪水で、営業停止になっていた日帰り温泉が、昨日再開しました。家から歩いて5分ほどのところにありますので、毎週必ず2人で行っていたのですが、本当に久しぶりでした。

正直おっかなびっくり、出かけたのが本当です。つまり、再開初日ですから、大混雑しているのではないか。天候も良くありませんし、出かけた時間は18時過ぎでしたので、あるいは逆に、もう空いた状態なのか、想像がつかなかったのです。

出掛けてみると、やはりいつもよりは混雑していました。皆さん待ち望んでいたのでしょう。いつも通り45分ほど温泉を楽しんだ後に、食堂に入りました。

さて、注文をしようと思い、生ビールを頼んだところ、アルコールは出せません、と断られてしまいました。蔓延防止等重点措置に従ってのことなのでしょう。19時までなら、注文できるのかと勘違いしていました。

しかし、お風呂に入って一杯飲めないのでは、ありがたみは半減どころか、肩透かしを食らったようなものです。様子が分からなかったので、昨夜は家で軽く食事をとってから出かけましたので、アルコールが飲めないのでは、家に帰るしかありませんでした。

ゆったりと温泉に入る時間が戻ったのは良かったのですが、その後ゆっくり一杯飲めないのでは、「うれしさも 中くらいなり おらが夏」と言ったところでしょうか。

文句を言っても、致し方ありません。とにかく、コロナ禍が収まるのを、待つしかありません。2021年、なんという夏でしょうか。

再開

■20210813(金曜日:雨)

旭山動物園のシロクマです。あまりの暑さに、ぐったりしています。

■今朝は走るつもりで、目覚まし時計を合わせてあったのですが、激しく降る雨の音に起き出すのをやめました。目覚まし時計を1時間遅らせて、再び眠りにつきました。

西日本を中心に、梅雨末期のような豪雨に見舞われています。いつ災害が起きてもおかしくない程の降雨量です。8月一か月分の降雨量が、ほぼ1日で降っている地方が多いのです。

■ところが北海道では、道北を中心に冷え込みが強まり、稚内市沼川では、8月12日午前5時前の気温が2.6度と、道内の8月前半としては、なんと128年ぶりの強い冷え込みとなりました。

また、わずか5日前には、33.7度の真夏日を記録した朱鞠内(しゅまりない)でも、午前5時前の気温が3.4度と、30度以上の気温差に、市民も戸惑い気味だったそうです。

■さて、今日は待ちに待った日なのです。近くにある日帰り温泉が、再開するのです。7月3日の豪雨で水害が発生し、営業停止になってから、1ヶ月半になります。

同じ通りにあった信用金庫では、ATM が水に漬かり、使用できなくなりました。結局、機械を全て入れ替えて、再開するまでに、1ヶ月近くかかったでしょうか。

毎週必ず二人で通っていた、日帰り温泉が再開することになり、本当に嬉しい限りなのですが、こちらでも、コロナ患者数が増加しており、なかなか悩ましいところです。

ある先生に聞いてみると、重症化しても入院出来る病床が現在ない、とのことで、自宅待機するしか方法がありません。ということは重症化した場合、とても危険だということです。

セルフロックダウンを、と促す報道もなされていますが、国民にはセルフロックダウンを求めておきながら、同時にオリンピックを開催しているのは、とても奇妙です。

アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだからです。オリンピックの開催とコロナウイルスの拡散は関係ない、と菅総理は強調していますが、普通の常識を持った人間であれば、とても奇妙な説明だと感じるのが普通です。

思うに、安倍総理大臣の登場以来、最高責任者の言葉から、常識が吹き飛んでしまったように思うのです。そして、対話が成り立たなくなってしまいました。一方的に自説を述べるだけで、話し合いになっていないのです。まさに言葉の劣化という以外にないのでしょう。

最高責任者に言葉の劣化が出現している以上、国の劣化は終着駅に到着したに違いありません。

企業城下町

■20210812(木曜日:曇のち雨)

一ヶ月前の襟裳岬です。昨日のテレビの様子では、激しい雨に見舞われていました。

■今朝は走りました。昨日は起き出すことはできませんでしたけれども、今朝は4時半に合わせた目覚まし時計よりも、45分早く目が覚めてしまいました。

もう一度、寝入りしてもよかったのですが、そのまま寝入ってしまうと、4時半に起きだすのは困難になったでしょうから、ぐずぐずしながらも、そのまま起き出しました。

今にも雨が降りそうな空模様でしたが、天気予報では昼前には降り始め、午後から雨もひどくなるとのこと。なんとしても、今朝は走っておかないといけません。

ということで、今朝は2日ぶりに45分7秒、6.46kmを走り、これで今月は6回のランで36.21kmを積み重ね、月100キロ走までは、残り19日で63.79kmのところまで来ました。目標ラインまで少し足りないところまで来ました。

それにしても、今朝は蒸し暑い朝でした。途中で半分、熱中症のような症状も現れて、走り続けるのが、辛くなってきました。胃がシクシク痛み出したのです。

これから一週間は、雨模様の毎日のようですので、なんとか機会を見つけて、積み重ねていきたいと思っています。

■さて、今朝の東京新聞「こちら特報部」では、ホンダ・ショックに揺れる栃木県真岡(もおか)市の様子を報道しています。

「ホンダが、四輪車向けのエンジン部品を生産している栃木県真岡市の工場を2025年末までに閉鎖すると発表し、地元に動揺が広がっている」と書き出されています。

栃木県南東部の真岡市の人口は約78、000人。いちごの生産量は日本一を誇る街です。工場は1970年に設立され、四輪車向けエンジン部品を長年生産してきました。

ところが6月、ホンダが2025年末までに工場を閉鎖すると発表したのです。電気自動車への移行の発表が世界的に相次ぎ、ガソリン車の需要が先細りになった影響が大きいのです。

本田は4月、2040年にガソリン車を廃止し、世界で販売する四輪車の新車全てを、電気自動車や燃料電池車にする方針を発表しています。本田は真岡市の工場で働く従業員900人を解雇せず、国内の他の工場に配置転換する方針ですが、従業員の中に250人ほどは真岡市民で、生活や雇用が、どう維持されるのか心配もあります。

企業城下町の存亡がかかっているのです。これから日本のあちこちで、こうした光景が見られることになるかもしれません。それほど大きな時代の転換点に立っているのです。

トヨタ自動車の、この四半期の営業成績は、過去最高の利益を上げているようですが、見方によれば今がトヨタ自動車のピークなのかもしれません。

アメリカ、ヨーロッパ、そして中国での脱炭素化を目指した、電気自動車への移行は多分間違いなく進んでいくでしょう。日本の自動車産業の最後の輝きが、今の決算に現れているのかもしれません。

再生可能エネルギーと電気自動車の組み合わせは、これからの社会の基本になっていくような気がします。

成功体験から次の段階に移るのは、とても難しいことです。成功しているだけに、変わることが困難なのは容易に想像がつきます。

しかし、決断が遅れれば遅れるだけ、傷口も広がってしまうのです。傷が治るのに、時間も掛かりますし、人的損害も大きくなるのです。

なんとか上手に軟着陸して、また世界をリードできるような、自動車大国になってもらいたいものです。

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