■20220210(木曜日:雨)

南千歳駅に入る「おおぞら号」です。新得まで行きます。

■3年前に出かけたサホロにスキーに行く予定でした。ところが想像もしなかった、大雪によるJR線の運行停止です。北海道は北の大地。冬に雪が降るのは当たり前です。雪のために運行ができなくなるとは、夢にも思いませんでした。特急おおぞら号で新得駅へ行き、そこから迎えに来てくれるホテルのバスで、スキー場に隣接したホテルに宿泊する予定でした。

さて、どう旅を変更して冬の北海道を楽しむか。試行錯誤の日々になりそうです。さて8時30分に家を出ました。まずは駅に行って切符の払い戻しです。間違いなく特急が運休になっていることを確認した上で、駅員さんが払い戻しをしてくれました。

さらにガソリンを給油して、準備万端です。スマートICから東名高速道路に乗りました。予定通り9時に乗ることが出来ました。雨が思ったよりも強く降っています。富士インター越しに見える山の頂きは、真っ白です。

順調に走り続け、1時間で島田インターを下車。富士山静岡空港搭乗手続きカウンターには、10時30分まえに到着。搭乗口前で待っています。11時10分発JAL2857便新・新千歳空港行きです。待合室も次第に混んできました。さて無事に到着出来ることを祈るだけです。

■1時間30分で新千歳空港に到着です。気温はマイナス6度。到着して、その足でターミナルホテルへ直行。13時前でした。まずは昼食を取るためにターミナルビルに向かいました。チェックインは、通常は14時からなのですが、部屋の清掃も終わってしましたので、無事に部屋に入り荷物を置くことができて一安心。

昼食を取って後、ブラブラとビルの中を散歩しました。何度も来たのですが、まだ立ち寄らなかった場所がありました。夜はビル内の日帰り温泉に入って、のんびりする予定です。

■新千歳空港からサホロリゾートへ向かうバスがあることを知りました。カウンターで確認すると、11時に一日一便出発するとのこと。2時間30分程です。残念ながら静岡からの飛行便では間に合いません。やはりJRで行くしか無いようです。

JR北海道も必死に作業を進め、運行再開を目指していますが、残念ながら体力不足です。日本全体が、そうであるように、この20年でJR北海道は体力を消耗し続きてきました。

負の連鎖に入ってしまったのです。人口が減少し利用客数が右肩下がり。売り上げが減少し、人員削減と共に体力は落ち込む一方。路線維持が困難になり、廃線が続出。その繰り返しです。

国の支援が必要なのです。大切な分野に投資せず、途中でピンはねされる無駄な投資ばかりを繰り返してきた結果なのです。

今回のような想定外の自然現象に見舞われれば、お手上げになってしまいます。必要な投資を削り続きてきた日本の、まさに終着駅なのです。あらゆる分野で同様の現象が起きています。中国、韓国に追い付き追い抜かれています。

円安による増益という麻薬中毒に、蝕まれてしまいました。取り返すことは、残念ながら、かなり難しそうです。