■20220314(月曜日:雨のち晴れ)

三津浜からみた「安田屋旅館」です。太宰治ゆかりの旅館です。

■今朝は、ゆっくりと休みました。夜半から雨足が強まり、地面や屋根を打つ雨音が聞こえてきました。5時半に目覚ましを合わせてあったのですが、何度も眠りに戻ってしまい、結局起きたのは6時半でした。

もう、その時刻には雨も上がり、西の空には青空が見えていました。起き出して新聞を取りに玄関を出たのですが、今日は休刊日でした。

昨日、久しぶりにラウンドし、17,000歩近く歩きました。心地よい疲れで、ゆっくりと休むことができました。

寒さが遠のき、春の暖かさが感じられるようになってきましたので、とにかく何をするにも大変楽ですし、気のせいか、心もウキウキしてくるように思います。

■3月に入って購入した「六つの村を超えて髭をなびかせる者:西條奈加 著」を読み進めています。電子書籍ではなくて紙媒体ですので、読み進めるのが一苦労です。つまり、本を手に持ってページをめくるのですが、これが年寄りには難儀なのです。

内容は江戸時代、松前藩のアイヌに対する差別的な扱いを描いているのですが、江戸幕府から派遣された主人公たちが、同じ人間として対等に、そして公平な目でアイヌの人達を見ていることに救いを感じます。

自然と共生し、争いを好まず、長い年月を仲間と共に過ごしてきたアイヌの人達の生き方を、私たちは今こそ学び直す必要があると感じるのです。そして、松前藩がそうしたように、先住民を差別し搾取してきた歴史というものを、もう一度しっかりと確認することも大切です。

こうした歴史的事実は、決してアメリカ人とネイティブアメリカンの人達だけに限られた問題ではないのです。この日本にも、かつてあったということを知ることは、とても大切なのです。

読み終えるまで、どんな展開が待っているのか、待ち遠しい毎日です。