■20220328(月曜日:曇)
■今朝は順番からすると、1日おきの走る日に当たるのですが、昨日の疲れが取り切れずに、休みの日としました。まぁ、無理をしても仕方ありません。体調と相談しながら、今月はあと2回走る機会がありますので、今日は疲れをとってしっかり休み、明日の朝、走ることにしました。
昨日は月に1回の夕食会。鶴ちゃん夫婦と4人で、いつもの楽しいひと時でした。先月は時期的に、ふぐ鍋を追加でお願いして、美味しく頂きました。冬の特権です。
鶴ちゃん夫婦と私ども夫婦は、学年的に同期ですので、話もよく合うのです。鶴ちゃんも68歳を過ぎて、勤務形態が、この4月から変わるとのこと。もう完全に悠々自適になっても良いのでしょうが、働き者の鶴ちゃんですから、4月からは週2日勤務になるようです。
2人ともあと2年すれば、古希です。まだまだ、平均寿命までには、時間があると言えばあるのですが、もうゴールが見えてきたことは、間違いありません。どのように終着点を迎えるのか、考え始めるのに、早すぎることはなさそうです。
昨日一緒にラウンドした、ある方が友人の話をしてくれました。ご近所に住む、その退職された友人の方は、朝起きて朝食をとって、しばらくしたら散歩に出かけ、帰ってくると昼食をとって、またしばらく休息してから散歩に出かけ、帰ってきて夕食をとって、そして眠るというのです。
きちんとした生活リズムがあり、誰に迷惑をかけているわけではないので、立派な方に違いないのですが、これまでの会社勤めの生活から見ると、激変と言わざるを得ません。
年をとってから生活が変わるのは、もちろん当然のことなのですが、どのような生活を送るのが、その方にとって適切なのかは、一律に決められることではありません。本当に難しい問題です。体が動くうちは社会と繋がっているのが、理想的なのでしょうが、そうそう上手くはいきません。
勤めている方は、退職という大問題があります。私のような独立事業主は、体が動くうちは仕事を続けることができますが、いずれ体力的に継続が困難になるのは目に見えています。どのように軟着陸し、そして閉じていくかが、最後に残された自分の課題だろうと感じるようになってきました。
会社勤めをされて来た方は、会社で培った様々な経験、知識を別の分野で生かすという可能性も十分ある訳です。しかし私のような開業医の場合、これまでの経験を違う分野で生かすということは、現実的ではありません。
■今朝の東京新聞「こちら特報部」では「越境転職の道もある・一つの会社に務め続けるリスク・やりがいが不安を上回った」と題して、記事が掲載されています。冒頭に、こうあります。
希望する人が70歳まで働けるよう企業に求める改正高年齢者雇用安定法の施行から間もなく1年。「70歳も現役」が現実味を帯びたものの、自分が働く場があるのか、悩む人は少なくない。
そんな中で異業種や異職種に転職する「越境転職」を選ぶ中高年がいる。安定した職を捨て、あえて険しそうな道を進む背景は。
と書き出されています。
高度経済成長時代のように、一つの会社に勤めたら退職するまで働き続ける、という人生設計は、今の時代には殆どあり得なくなりました。名の通った大企業ですら、希望退職を毎日のように募っています。寄らば大樹の影、という言葉は、どんな時代にも当てはまる金言なのでしょうが、昔ほどの輝きは期待できないようです。本当に難しい時代になりました。
ウクライナ問題が解決し、世界が今とは違った体制に変わった時、果たしてどんな社会が私達を待っているのか。多分これまでとは大きく異なる社会・経済体制になることは間違いなさそうです。ますます選択が難しくなりそうです。
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