■20221125(金曜日:晴れ)
■今朝はゆっくりと休みました。と言いたいところなのですが、寝苦しい一夜でした。暑かったのです。シーツの上に敷いた薄い毛布を夜中に外しました。
昨日は朝いつものように走って、午後からは就学時検診。その後少しだけゴルフの練習。帰宅してからは、29日の講演会で流してもらう講演ビデオを作り終えました。
講演は、午後の2時からということで、普通でしたら当然、休診にしなければダメです。診療と講演を同時並行はできないからです。しかし、私達はコロナ禍で学びました。わざわざ会場に出かけなくても、講演を聞いたり、あるいは講演することも可能であることを。
Zoomで画面共有機能を使えば、自分のパソコンと同じ環境を参加者に示すことができるのです。ただし、これにも問題があります。同時刻に画面の前に演者がいる必要があるのです。
しかし、ここにも救いの手があるのです。講演内容をビデオに録画し、それを講演時間帯に流してもらえば良いのです。演者が、その場にいる必要がありません。
これは安全保障の面からも利点があります。つまり回線の具合が悪く、遠方の演者との接続が思わしくない状況でも、講演ビデオを前もって用意しておけば、確実に講演が可能だからです。
実際に何度か、この方法で難を逃れたことがありました。講演開始時刻ギリギリまで、回線状態の不具合、あるいは演者のパソコン操作問題などで、講演が始められず四苦八苦したのです。本当に危機一髪だったことがありました。
ただ、前もって講演ビデオを作成しておくことにも、壁があります。スライドを作成する必要があるのは、当然なのですが、講演時間に合わせた原稿を、きちんと前もって作成する必要があるのです。
通常はスライドだけ作成しておいて、その場に合わせて話せば良いのですが、ビデオを作成するとなると、アドリブで収録することは、まず無理です。原稿作成が必須です。
29日の講演時間は1時間と決められています。さらに、15分間の質疑応答時間を取ってくれています。昨夜作成した講演ビデオは、結局、1時間4分でした。原稿の文字数は、14,000 字余りでした。まずまずです。
こんな事ができれば、休診にしなくても講演が可能ですから、講師の幅もぐっと広がるはずです。
ただし、これにも問題があります。講演ビデオを作成することが、決して容易とは言えないからです。スライドと原稿作成はもちろん必要ですが、ビデオ作成には手順があって、コツが有るのです。分かってしまえば、誰にでもできるのですが、誰でもが、そこまでたどり着けるかは疑問です。面倒だからです。
IT格差というのは、これからも様々な場面で広がっていくはずです。