■20231231(日曜日:雨のち晴れ)

ピカソのゲルニカです。未だに世界は、
この地獄から抜け出ることが出来ません。

■いよいよ大晦日。今日で一年の締めくくりです。昨日は休日当番医で、8時から17時まで籠の鳥でした。穏やかな日和の絶好の帰省日和でした。8時から次々と患者さんが来院され、混みように驚きました。

殆どが結膜炎と麦粒腫。不安になって駆け込んできた、というわけです。17時ギリギリに電話で、いまから行きますので待っていてください、という最後の患者さんを診終わって、一年の仕事を無事に終えることが出来ました。

16時過ぎには、Taku一家も無事に到着し、ホッとして仕事を終えました。

■さて、この一年、様々なことが起こりました。10月7日に中東では、ハマスがイスラエルを攻撃。それ以来、戦争状態です。いつもの知恵袋、田中宇さんによれば、

10月7日の開戦直前、何者かがイスラエルの株や債券の売り先物を巨額に契約し、開戦直後の株や債券の暴落で大儲けした。

ハマスだけでなくイスラエル(や米諜報界)の上層部も、事前にガザ開戦を知っていたはずだから、先物売りが誰の仕業であっても不思議でない。

911テロ事件の直前に、米国で株などの売り先物を契約して大儲けした者がいたのと同じ仕掛けだ。

無数の犠牲者の影で、ボロ儲けしている人々がいるのも、現在の資本主義の姿です。ナチスによって大量虐殺を受け、難を逃れた子孫たちが、今度はパレスチナ人を皆殺しにしようとしています。そして、大国からの差し止めも受けずに、どうやら目的を完遂しそうです。

日本のマスコミも、申し訳程度にガザの様子を報道しています。瓦礫の下には数十万の犠牲者が横たわっているはずだ、という指摘もあります。こうした犠牲の後に、はたしてどんな世界が待ち構えているのか。最低限、冷たい平和であってほしいものだと、つくづく思うのです。

■二人とも風邪による体調不全から、スキー旅行のキャンセルから今年は始まりました。もう古希を迎えたのだから、怪我をする可能性を考えればスキーはやめるべきだ、というのがNonちゃんの考えで、確かに言われてみれば、その通り。

二人ともショボンとして、それ以来スキーに出かける話はたち消えです。その代わり、可能な限りマラソン大会に出場することにしました。そして北海道の大会では、二人そろって出かける予定です。

今年は、初めてノーザンホースパークマラソン・トレイル部門に出場しました。走り終わった後で、二人でのんびり牧場の中を散策し、本当に心洗われる時間を過ごしました。老夫婦が元気で晴天のもと、あのような時間を共に過ごせることほど幸せなことはない、と実感しました。マラソン大会のおかげです。

来年、何が待ち受けているのか。もちろん予測できるはずもないのですが、残り少なくなった時間を、無駄に過ごすことだけは止めようと決意しています。元気なうちにできることに取り組もう、というのが第一です。

今年は5月からフィットネスクラブに入会し、今ではほぼ毎日のように出かけています。ランニングマシーンで走るか、筋トレをしています。12月に入ってからは、ベアフットランにも挑戦しています。体に最も負担をかけずに、そして健康に良い有酸素運動を目指しています。

その成果が来年の大会で出るのかどうか。とりあえず、2月から6月までの5ヶ月の間に、6回の大会に申し込みました。トレイルを除き、すべてハーフです。

一番の難関は、2024年4月の焼津マラソンで、制限時間が2時間10分なのです。平坦なコースなので、前回出場した2015年は、2時間7分でギリギリセーフでした。あれから9つ、歳を取りましたから、今回は厳しそうです。

兎にも角にも、健康でこその人生です。いつ、どんな災難が待っているかもしれません。だからこそ、毎日を悔いなく過ごすことしか、自分たちにできることはありません。もう、この歳になれば、つまらない事で他者に振り回されることは避けて、自分の身体と精神に集中して、残りの時間を過ごしたいものです。

■今日はMasato達が起きてくる前に、朝食後フィットネスクラブに行って走りました。いつものようにベアフットランを心がけ、膝を上げるようなつもりで、1時間4分59秒、11.01kmを走り、これで今月は17回のランで117.33kmを積み重ね、目標の月100キロ走を達成しました。

途中、30分で1度トイレ休憩を取り、引き続いて走りました。最後の1分程で急に気づいたのですが、足底筋膜の弾みを利用して、後ろに蹴り上げるような走り方ができることが分かったのです。これは大きな発見でした。次回走った時にもう一度この点を確認してみたいと思っています。

以前、フィットネスクラブで、ある男性ランナーの走ってる様子を見ていて、見とれてしまいました。とても美しいのです。見事に後方に蹴り上げて、リズミカルに走っている様子は、美しいとしか言いようがありませんでした。

どうしてあんな走り方ができるのか不思議でならなかったのですが、そのヒントらしきものが見つかったのかもしれません。次回が楽しみです。