■20181222(土曜日:雨)冬至

北海道、サホロリゾートです。ここがスキーの出発点です。

■今朝は暖かな朝でした。6時に目覚ましをかけて起きだして、その原因が分かりました。新聞を取るために玄関を出たところ柔らかな雨が降っていたのです。

知り合いの先生に勧められて、昨日の昼休みに病院で先生の診察を受けてから、24時間心電図の検査を始めました。この冬に入ってから、時々動悸に襲われるようになったのです。仕事をしている時やマラソンを走っている時には、決して気になることはないのですが、朝方の3時頃に何度かそうした動悸に襲われました。気持ちが悪いのです。ふだん心臓の拍動などを感じることは、まず無いのですが、心臓の高鳴りをリアルタイムで感じるのは気持ちの良いものではありません。苦しくなるわけでもなく、ゆっくりと大きく深呼吸を何度かすると、自然に治るのですが、何かの病気が隠れていてはいけないので、先生の助言に従って、検査をすることにしました。

四つの電極を胸に貼り付けて 心電図を24時間計測するのです。機械自体は 5×7 センチほどの大きさです。 鬱陶しいとも、邪魔になるということもありませんが、お風呂に入れないことと、ランニングができないことが欠点です。昨日の午後1時10分頃から計測を始めましたので、今日仕事を終えてお昼ご飯を食べ終わった頃に、ちょうど終了でしょうか。

さてお邪魔した病院は、高齢者向けの病院なのですが、確かに高齢者で溢れかえっていました。子供が一人もいないのです。小児科がないのですから、当たり前といえば当たり前なのですが、明るい気持ちには、とてもなれませんでした。夕食をとりながら、Sunと今日の出来事を色々話したのですが、その中で、私たちの住むこの自治会では、来年新しく小学校に入学する子供が、たった一人だというのです。 確かに家の周囲を歩いていても、子供に出くわすことは、ほとんどなくなりました。私達の3人の子供が小学校に通っていた頃には、この地域にも多くの子供達がいたのです。子供たちの笑い声や叫び声が、よく聞こえてきたものでした。そんなことを思い出しながら考えたのは、やはり少子化対策を本気で考えないと日本の未来は暗い、ということでした。

Globalization といえば聞こえは良いのですが、言葉を変えて言えば中産階級の崩壊です。 普通の人が普通に仕事をしていれば、家庭を持って親になることは、以前にはそれほど難しいことではありませんでした。派遣労働者が全労働者の4割に迫ろうかという現状では、安心して家庭を持つことは、極めて難しくなりつつあります。 1億円の年収を持つ人を一人作るのか、年収500万円の人を20人作るのか、社会の選択が迫られているのです。もちろん全員が同じである必要もないし、そんなことは出来もしません。 しかし今の社会では、あまりに両極端に振れ過ぎているのです。

能力主義と言えば聞こえは良いのですが、どうも私には強欲主義と思えて仕方がないのです。「世界中の金持ちが考えていることは、いつも一緒だ。もっと金持ちになることだ」という言葉があります。なるほどうまいことを言うものだ、と感心するのは私だけではないはずです。今こそ私たちの社会を、どのような社会とすべきなのか、一度立ち止まってきちんと考える必要があると強く感じたのです。

■さて仕事が終わり昼食を取り終わって、ほっと一息つきました。朝食で飲み残したコーヒーがあったことに気づき、温め直して飲みました。30分ほど昼寝をとることにしました。目覚ましにも気づかず、気づいてみると14時になっていました。24時間心電図の終了です。昨日指導してもらった通りに機器を外しました。火曜日に病院に届けて、結果を解読してもらえば、問題があったかどうかが判明します。

昨夜はいつもの通りに、仕事は終わってSun と一緒に夕食を取り終わったのが、18時30分過ぎでした。そして床に入ったのも、いつもの通り22時30分過ぎ。今朝は走る予定はありませんでしたので、6時に目覚ましを合わせ、目覚ましとともに起きだしました。新聞を取ってきて、お湯を沸かしコーヒーを入れて、Sun が用意してくれたベーグルを半分と、納豆ひとパックを食べて朝食としました。9時からは診療の開始です。12時過ぎには無事に終わりました。なんということのない、いつもの通りの土曜日でした。