2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2019年8月 Page 3 of 4

競技委員

■20190811 (日曜日 晴)

 

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蓮の花が朝日と対面しています。

 

■今朝は走らずに5時に起きました。相変わらず日中は猛暑が続いているのですが、日が陰る夕方になると、明らかに季節が移ってきているのが実感できます。立秋が過ぎましたので、残暑見舞いを書かなければなりません。

 

今日は新沼カントリークラブのAクラスの月例です。私自身はBクラスに陥落してしまったので、参加資格はないのですが、今年から競技委員を仰せつかり、今日はその役目を果たすために、出かけなければなりません。

夏休み

■20190810(土曜日:晴れ)

 

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地元の花火大会です。

 

■今朝は走りました。二日間休みましたので、疲れもずいぶん取れたようです。5時少し前に目が覚めましたので、そのまま起きだして準備運動した後に走り出しました。先日購入したスマートウォッチには GPS が付いていますので、 何 km 走ったかということが、ランニングウォッチを携帯しなくても計測できることは分かっていました。 果たして、どの程度の計測が可能なのか今日は試してみました。

 

結局7.17 km を走り、これで通算42.35 km。残り21日で57.64 km となりました。まだ半分にも到達していませんので先は長いのですが、着実に積み上げていくしかありません。朝の5時過ぎから走るにしては、もう十分に蒸し暑いので走った後は汗だくです。体重も55 kg 台まで落ちてしまいました。これでは大学時代と変わりありません。 とは言っても、ほとんどは脱水でしょうけれども。

 

■さて来週からはお盆休みに入りますので、世間は休養モードです。ところが我が方は、再来週にみんなで旅行へ行く予定で、来週は普通に仕事をする予定でした。ところがスタッフの一人が怪我をしてしまい、旅行は取りやめ。結局予定は大幅に変更せざるを得ませんでした。とりあえず来週は通常通り仕事をして、週末から夏休みとする予定です。台風の接近が心配です。さて、どうなりますことやら。

 

物事の一面

■20190809(金曜日:曇)

 

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蓮の花が朝日に眩しそうです。

 

■今朝は走ろうと思っていたのですが起き出すことができませんでした。月曜日から三日連続して朝走り、疲れもたまっていたのでしょう。昨日は午後からいつもお世話になっている病院を受診し、自分自身の目を診察してもらいました。 いつ頃からかは、はっきりと覚えていないのですが、左の目が少し霞んで見えにくくなってきたのです。

 

ということで夕方近くまで時間がかかってしまい、タクシーで急いで家に帰り着替えてから原駅に向かいました。三島で行われる沼津西ロータリークラブの納涼例会に出席するためです。 この時期は休会になることが多いので、仲間に会うのも2週間ぶりのことが多くなります。 昨日は、ご家族の方も来られていましたので、久しぶりに子供さん方のお顔を拝見することもできました。皆さんのお元気なお顔を拝見して、何かほっとする思いです。私などよりもずっと先輩の方もいらっしゃいますので、この猛暑の中では体調管理が私以上に大変かもしれません。

 

■今朝の東京新聞「視点」欄では、「ドイツ政治家殺害の衝撃 ネットで増殖する右翼」と第して、論説委員の熊倉逸男さんが解説されています。 ドイツヘッセン州カッセル市の行政区長官ワルター・リュプケ氏が射殺されたのです。リュプケ氏は、メルケル首相と同じ保守政党、キリスト教民主同盟に所属し、地域に割り当てられた約14000人の難民受け入れを担当していました。2015年10月の住民説明会では「(難民も含めた)全てのドイツ人のための自由という価値をよしとしないものは、 この国を去ればいい」と述べ、極右の反発を呼び続けました。

 

被害を受けた政治家はリュプケ氏だけでなく、西部ケルン市の女性市長は、暴漢に刺され重傷を負っています。 メルケル首相が2015年夏に寛容政策を表明して以降、難民受け入れを進める政治家等に対する暴力や脅迫が激増しています。寛容になった保守への不満が極右支持へと流れているのです。
最後に熊倉氏は、こう述べています。

 

米大統領や英首相も差別やヘイトを公言する時代である。自制のハードルは下がっている。たがが外れかけた国の理性をどう守り続けるか。正念場である。

 

誠に立派な内容だと思います。自由や人権、そして理性を信じ、貫くことの大切さを訴えておられます。 でも、何か違和感を感じるのです。 気高い理想を否定するわけではもちろんありません。 しかし、どこか一面的な部分しか取り上げていない気がするのです。 ドイツはかつてのナチスの歴史を深く反省し戦後は全く違った国に生まれ変わったように報道されています。もちろん、そうした部分が大部分なのでしょう。しかし現実には、経済が復興するにつれて、戦後一貫してトルコからの移民を受け入れ、ドイツ人なら誰もがしたくない、いわゆる3K仕事を彼らに押し付けてきたのです。物事は一面だけを見ていると綺麗事だけしか見えないものです。

 

アメリカでもリベラルと言われる人たちは、移民に対してとても寛容ですし、人権を守ることにとても熱心です。その事自体は大変素晴らしいと思うのですが、現実にはそうした移民の人々が低賃金でアメリカ国民の仕事を奪っているという事実があるのです。そうしたいわば逆差別された人々の氾濫が、トランプ大統領誕生の背景にあることは間違いありません。資本家はボロ儲けしたかもしれませんが、働く人々は低賃金へと追いやられるのです。

 

ドイツの戦後や日本の高度経済成長時代のように右肩上がりの時代には、移民による労働力の受け入れも大きな軋轢を生まなかったかもしれませんが、日本のように20年もデフレが続いている状態の中で、低賃金で働く移民を多数受け入れれば、国中に暴力が蔓延することは、火を見るより明らかです。日本は、これからもますます多くの移民を受け入れようとしていますが、その先に待っている現実を、我々は想像しなければならないのです。

 

差別主義者

■20190808(木曜日:曇)

 

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先週末行われた地元の花火大会です。

 

■今朝はゆっくりと休みました。月曜日から三日間続けて走りましたので、そろそろ休養が必要な時期です。なにしろ暑いのです。夜のニュースを見ていると、 熱中症の患者さんが亡くなった、 という内容の報道が連日行われています。昨夜のニュースを見ていて驚いたのは、二十歳代の男性が日焼けのために横になっていて、そのまま熱中症で亡くなっているのが発見された、というニュースでした。一番体力もあり健康であると思われる20代の男性が、日焼け目的で日光浴をしていて、熱中症で亡くなる、などというのは私などには想像もできないことです。体調も悪かったのでしょうか。

 

とは言っても暑さは永遠に続くわけではありません。あと10日から2週間の辛抱でしょうか。これ以上犠牲者が増えないことを願うばかりです。台風も続々と発生しています。8号が通り抜けたと思ったら、今度は9号、そして10号と、立て続けに発生して日本を目指しています。こちらからも目が離せません。災害の発生しないことを祈るばかりです。

 

■今朝の東京新聞筆洗欄では、「ビラブド」の作者で米黒人女性作家として初めてノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンさんが亡くなったことを報じています。最後にこう書かれています。

 

小学生の時に外国から転校生がやって来たそうだ。仲が良かったが、やがて彼女が黒人であることを知って態度は変わった。生まれながらの差別主義者はいない。人は差別主義者になっていく。その理由を探り、描き続けた作家の死が分断と対立の時代にあって寂しく心もとない。

 

人は差別する動物である、と定義できなくもありません。根拠のない本当につまらない 理由で差別をするのです。それによって自分がその他者よりも優れていると自己満足したいのです。第三者から見れば、全く馬鹿げた理由でしかないことは、容易にわかることなのですが、 差別する本人は心からそう信じているのです。出場したマラソンランナー1万人のうち、8999番でゴールしたランナーが、9000番でゴールしたランナーよりも、自分の方が優れていると9000番を蔑むような話なのです。お笑いでしかないのですが本人は真剣なのです。実に愚かしく、同時に恐ろしいことです。

 

今の日本にも、この程度の現実がまかり通っているのです。そして政治が、それを利用しているのです。本当に恐ろしいことです。

 

父と子

■20190807(水曜日:晴れ)

 

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メルボルン市内の様子です。Eurekaタワーから見たヤラ川です。

 

■今朝も走りました。昨夜も眠剤と空調のおかげで、朝まで一度も目が覚めることがありませんでした。4時45分ごろ目が覚めて、そのまま起きだし6.79 km を走り、通算35.17 km 。残り24日で64.82 km のところまで来ました。

 

とにかく毎日猛暑が続いています。私自身は日中、籠の鳥ですので、空調の中で過ごしているために、暑さを実感することは難しいのですが、昼休みに2階へ上がってきて、昼食を取る際に窓越しに外を見ていると、 とても外に出る気にはなりません。 ある会の案内を出すために、往復はがきを買いに郵便局に行かなければならないのですが、日中外出する気にはとてもなれません。ということで昨日も買いそびれてしまいました。今日こそは昼休みに出かけなければなりません。日傘をさしていくつもりです。

 

■東京新聞「私の東京物語」欄は、文筆家のフリート横田さんが第3話を書かれています。父と子の物語です。東京に出てきて、盆と正月ぐらいしか帰省することのなかった横田さんが故郷に帰るたびに、お父さんは大喜びして、決まって行きつけの焼肉屋さんに、横田さんやお母さんや兄弟たち、みんなを連れて行き焼肉を腹いっぱい食べさせてくれたそうです。

 

よく働き、よく食べ、そしてよく飲んだであろうお父さんは、やがて肝臓の病にかかり有明のがん研病院に入院することになりました。横田さんは、「こんなに来る息子はいない」と医者に言われるほど、頻繁にお見舞いに出かけたそうです。上京してから、年に数回しか父とは会話しなかったそうですが、病院に入ってからの3ヶ月の間で、50代で逝ってしまった父とは、一生分の会話をしてしまった、と書かれています。

 

父親というのは病気になって病院のベッドに寝ているか、棺桶の中に入ってからでしか、率直に語りかけてもらえないものなのかもしれません。寂しい存在だと言えば寂しいのですが、心の中では、子供達もぞんざいに思っているわけではないのです。感謝しているのです。でも言葉にするのが恥ずかしいのです。それさえ分かっていれば父親という役柄は、決して捨てたものではないのです。

 

僚友

■20190806(火曜日:晴れ)

 

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メルボルン市内の様子です。テニスの全豪オープンが行われる会場も写っているようです。

 

■今朝も走りました。 今年入れ替えた空調のエコモードと眠剤のおかげで、昨夜は一度も目が覚めることなく今朝は4時50分に目が覚めました。 すんなりと起き出し準備をして走り出すことができました。6.79 km を走り、これで通算28.37 km 。残り25日で71.62 km のところまで来ました。 今のところ月間のペースとしては順調です。 睡眠がしっかり取れれば起き出すことも容易ですし、走り出すのもスムーズという良い流れになります。寝苦しい夏ほど、 健康維持のために睡眠は極めて重要です。

 


「2019参院選後の日本 民意を読む」(4) 中島岳志・東京工業大学教授 2019.8.1

 

参議院選挙が終わって、それまで放送禁止物体と山本太郎代表が自虐的に述べていた、れいわ新選組に対するマスコミの扱いが真逆になり、まるで堰を切ったように流れ出しました。国民のために政治をしているのか、野党第一党の党首でいることが目的のために政治をしているのか、理解に苦しむ行動を取り続けていた枝野代表も、まとまりのある野党を作ろうとようやく動き始めたようですが、 これもれいわ新選組がもたらした大きな変化のひとつでしょう。

 

上記の日本記者クラブで行われた中島先生の講演を聞くと、 とても理路整然と語られる内容に思わず引き込まれてしまい、 1時間があっという間に経ってしまいました。 この中で中島先生は、田中角栄さんと大平正芳さんの関係について触れられています。叩き上げで聴衆の心を掴んで離さない田中角栄さんと、多くの本を読み、深い知性と教養を持った大平正芳さんは、 お互いに敬意をもって魅了されていたようです。

 

中島先生によれば、田中角栄さんタイプの山本太郎さんには、これからさらに政治家として大成するためには、 大平正芳さんのような方の存在が必要だと強調されていました。そして第一候補として立憲民主党の枝野代表の名をあげていましたが、この点に関してだけは、私は同意しかねます。

 

山本太郎さんをここまで育て上げたのは、 もちろんご本人の性格と努力の賜物だとは思いますが、小沢一郎さんという師匠の存在は、欠かせないものだったのではないでしょうか。自由党の共同代表として、共に活動し、 ともに記者会見に臨み続けた体験は、とても貴重な経験だったはずです。今回の参議院選挙での選挙戦術にも、小沢一郎さんの助言が働いていると私は考えています。休む暇もなく全国を飛び回りながらも、立憲民主党の候補、国民民主党の候補、そして共産党の候補も分け隔てなく応援演説に出かけています。

 

大阪でしたでしょうか、共産党候補の応援演説の中で、共産党は一貫して消費税に反対してきた、今回も消費税の廃止に賛成してくれている、一貫して国民の生活を守ることを第一義的に考えている、それを保守というのです、と述べたあたりは、志位 和夫委員長も泣いて喜びそうな殺し文句でした。こうなれば選挙協力も、うまくいくはずです。人心掌握という意味で、 並の力ではないと感じた瞬間です 。

 

働く権利

■20190805 (月曜日:晴れ)

 

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メルボルン・Eurekaタワーの展望台から見た市内の様子です。

 

 

■今朝は走りました。今朝は5時の目覚ましを聞いてから起きだすまでに少し時間がかかってしまいましたが、なんとか起きだして準備運動をしませ走り始めました。6.05 km 走り、これで通算21.58 km。残り26日で78.42 km のところまで来ました。

 

昨日は猛暑の中でゴルフをしましたが、さすがに疲れました。帰ってきて一休みした後に、 9月に行われる、ある病院に勤務していた OB たちの会の案内状を作成していました。どういうわけか事務局長のお鉢が回ってきてしまい、 2年前から案内状の発送などの準備や会計処理などを担当しています。銭勘定は一番苦手ですので、会計だけはやりたくないのですが、こればかりは致し方ありません。

 

以前この会を仕切ってくださっていた原先生が、ご都合で転居してしまい、私にお鉢が回ってきたわけです。原先生は、今年で88歳になられます。お元気でとてもそんなお年には見えませんが、先日のお便りでは転んで膝を痛めてしまったようです。何十段もある駅の階段を登るのは 、もう無理になってしまった、 とおっしゃっていましたが、現在お住まいの神奈川県から、当日は沼津までお越し頂けるようです。こうした OB 会もメンバーが高齢化し、新しいメンバーがなかなか入ってくれませんので、言わばジリ貧状態です。あと何年続けることができるか分かりませんが、 可能な間は続けていきたいと考えています。

 

■今日の東京新聞本音のコラム欄では看護師の宮子あずささんが「勤労の権利」と題して書かれています。 先の参議院選挙では、れいわ新選組から二人の身体障害者の方が、当選しました。現在の 制度では、自宅で受けている公的な介護支援が、通勤や勤労には利用できないという問題があります。 今回の場合は参議院が国会内での介護費用を負担することが決まりましたが、様々な意見が百出しています。 「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」とする憲法第27条1項を上げ、働く権利は憲法によって保障された、基本的人権の一つなのである、と宮子さんは確認されています。日本維新の会の松井一郎代表は、「介助制度がないと働けないのか。 違うと思う。支援を受けずに働いている人もいる」と述べたそうです。それに対して宮子さんは、

 

彼は、介助を受ければ働ける人でも、 それを諦めなければならない現状には、決して目を向けようとしない。

 

と語っています。松井氏の発言の根底に流れるのは、効果・効率で勤労を語る意識であり、現状の制度を支えるのは、「 働かせるのにお金がかかるのなら、家にいてもらう方がいい」 という暗黙の了解ではないだろうか。そして、子育てや介護を担ってきた女性が働く際にも、大きな壁になっている、と宮子さんは指摘します。

 

山本太郎れいわ新選組代表の投げかけたこの問いかけが、 これまで忍従を強いられてきた人々たちの現状を明らかにすることによって、より良い社会が築かれていくように私は願っています。 

 

オレンジ・マラソン

■20190804(日曜日:晴れ)

 

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メルボルン・ヤラ川沿いの風景です。

 

■今日は本当に暑い一日でした。長距離を走るLSDにしようか、それともゴルフにしようか迷ったのですが、以前から指導していただいている手塚さんの顔が思い浮かび、ゴルフに出かけました。手塚さんはもうすぐ古希になられるそうですが、力強いショットには、そんなことは微塵も感じられません。

 

素振りを繰り返すこと、それが最も良い練習方法だと、何度も指導してもらいました。確かにボールを打たない時のスイングは、どなたのスイングを見ていても、無駄な力が入らずとてもスムーズで綺麗なのです。ところが目の前にボールがあると、まるで別人の如く全く違うスイングでボールを打ってしまうのです。いろいろ工夫した結果を今日、試そうと思い、指導してもらおうと出かけたのです。

 

結果は二重丸とは行きませんでしたけれども、丸はつけてやってもよいものでした。クラブをスムーズに振り抜くことが、できるようになったからです。 もちろん全部のショットがそのように出来たわけではありませんけれども、10回程度は思ったようなスイングとショットが打てたことを考えれば、十分成果が出ていると言えます。

 

12番のショートホールでは、6番アイアンで打ったショットがあわやホールインワンかと思うほどで、30センチにに寄りました。久しぶりにバーディーが取れました。 今日は随分と迷いましたけれども、出かけてプレイして、十分な成果を実感できた1日でした。

 

■東京新聞の「共にその先へ」欄で、ベトナム人のパラ・スイマー ロイ選手を特集しています 。ロイ選手は生まれつき両脚と右手がない水泳のパラ・アスリートです。ロイ選手の障害は、ベトナム戦争でアメリカによって散布された枯葉剤の影響が強く疑われますが、 今は単なる障害者だと周囲には言っています。「いずれは家庭を、と思ってきたのですが、やっぱり障害者との結婚は敬遠されます。ましてや枯葉剤の犠牲者ということになると子どもへの心配がささやかれます」。まだ独身のロイ選手の腕には「I Love Family 」 の刺青がありますが、 刺青はそれを乗り越えた「真の愛」が成就することへの願いを込めたものだと、彼は言っています。なんとしても東京パラオリンピックに出場したいと練習を続けているようです。

 

この記事の中で、枯葉剤による障害を背負った子供たちを救済するチャリティーマラソンである、オレンジマラソンについて書かれています。参加ランナーの数が増えれば増えるほど支援金が積み上がる仕組みとなっているようです。国際マラソンの参加費は普通100から150ドルほど。 今年の1月にホーチミンで開催された際にはロイ選手も演壇で励ましの挨拶をされたそうです。高橋尚子さんが参加され、みんなを励ました様子は、テレビでも放映されました。いつか私も参加してみたいものです。

 

子どもを守ろう

■20190803(土曜日:曇)

 

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メルボルンのヤラ川です。

 

■今朝は走りました。蒸し暑さのためでしょうか体が重くて参りましたが、少しずつでも積み上げていかないと、目標達成が難しくなってしまいます。今月は途中で夏休みが入りますので、時間があるようでいて、いつものペースと違って、かえって 難しくなってしまいそうです。ということで今朝は6.09 km を走り、これで通算15.52 km。残り28日で84.47 km となりました。

 

さて今日の東京新聞「あの人に迫る」欄では、保育士・ライターそしてコラムニストであるブレイディみかこさんが語られています。冒頭のミカコさんの紹介欄にはこうあります。

 

英国で保育士として働きながら社会の格差や分断を描いてきたブレイディみかこさん(54)。その視点は一貫して、社会のひずみが生み出す最も弱い立場の人たちの側にある。今の政治や社会を鋭く批評しながらも、「未来はそんなに悪くない」と感じられる理由は、 子どもたちの存在だという。

 

この中でみかこさんが様々な点を語られていますが、 最も印象に残ったのは以下の言葉でした。

 

日本ももっと、 子どもたちを大切にすべきです。日本の政府って、子どもを人間として見ていない気がする。保育所を見学した時、3歳児20人に保育士一人という基準に驚きました。保育で大切なのは、子どもをじっくり観察してそれぞれの発育を促す遊びをデザインすることなのに、その基準ではとてもできません。

 

私もこのみかこさんの意見には 、その通りだと思いました。 保育士という職業は、とても奥が深く、それでいて表面だけを見ていると、そのことに気づかない、そうした種類の仕事ではないでしょうか。ホリエモンがかつてネットで、「保育士は誰にでもできる仕事だから給料が安いのだ」っといった趣旨の発言をして炎上しました。 市場原理が働くからそうなのだ、とも述べています。表面だけを見ていると、 保育士の仕事も彼の目にはそう見えるのかもしれません。

 

先日の参議院選挙にれいわ新選組から立候補した 安冨歩(やすとみあゆみ)さんが、掲げたテーマが「子どもを守ろう」でした。日本の社会は、極めて深刻な少子化だけが問題なのではなくて、実のところ子ども達を大切にしていない点が一番の問題なのです。 今の、自分だけの、金のために、 大人たちが子どもたちを犠牲にしているのです。 一刻も早くこうした社会は変えなければなりません。

 

嘲笑する政治

■20190802(金曜日:曇)

 

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メルボルン・ヤラ川の遊覧船です。

 

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝は月の初めということで、頑張って9.4キロを走りましたけれども、汗だくになりました。今朝は昨日に比べると蒸し暑さは幾分楽ですが、 走らずに休息をとりました。

 

昨日は参議院選挙の結果を受けて第199回臨時国会が召集されました。話題は何と言っても、れいわ新選組から当選した二人の障害者の方が登院したというニュースです。 山本太郎代表の選挙演説を聞いてから、れいわ新選組を応援してきた自分としては、特別な思いがあります。まだ山本太郎代表の演説を聞かれたことのない方には、ぜひ一度 YouTube でご覧になることを強く勧めます。 政治家の演説など聞いても面白いはずがない、 と多くの方は思われるでしょうが、それが違うのです。 もしも選挙が終わるまで山本太郎代表の演説を見たこともなく、れいわ新選組の存在も知ることもなく投票した方が、選挙後に彼の演説を見たとすると、かなりの有権者の方が投票行動を後悔した可能性が高いと私は思います。

 

選挙前にテレビが彼の活動を報道しなかった理由は、一つしか考えられません。自民党の議席が減る可能性が高かったからです。実態はわかりませんが、忖度なのでしょう。選挙後になって様々な報道がなされていますが、なるほどなと思わせられた記事の一つに 、以下の指摘があります。

 

安倍晋三「民主党の枝野さん」と山本太郎「クソ左翼死ねというお言葉」 むき出しの“参院選演説”

 

かたや一国の総理、 そしてもう一人は政党要件も持たない団体の、タレント上がりの元参議院議員です。肩書きだけを見れば、その違いはまさに雲泥の差です。ところが、 その行動あるいはそれを裏付けている人間性の違いは、まさに逆の意味で雲泥の差なのです。

 

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。どう考えても一国の総理を務める器とは、とても思えないのですが、 そんな政治家が6年も一国の指導者として君臨しているのです。野党がだらしがない、 という指摘はもちろん正しいのですが、それだけで片付けてしまうのは危険だと私は思います。他に良さそうな内閣がないから支持している、という割合がとても多いことも事実ですが、むしろ積極的に今の内閣を支持している人々もいるのです。

 

さすがに最近はあまり聞かなくなりましたが、「安倍総理は頑張っている」と語る人は結構多かったのです。 マスコミの報道姿勢がこうした誤解を招いていることは間違いないのですが、そうした状況下であっても、それを鵜呑みにしてしまう国民の精神性というもののあり方を、きちんと分析しておかないと、何の解決も得られないように思うのです。

 

選挙で大躍進したれいわ新選組も、しばらく時間が経ってみれば、 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」であったことが判明するかもしれない、とある記事の中で指摘する声がありましたが、私にはむしろ、この言葉はそのまま安倍内閣に差し上げるべきだと思っています。アベノミクスだ、三本の矢だ、とキャッチフレーズだけは立派でしたが、結局国民は貧しくなる一方でした。国民所得が低下しているのです。生活は苦しくなっているのです。どれだけ統計をごまかしても、もうごまかしようがありません。もう国民も、そのことに気づかなければならないのです。

 

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