2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2019年9月

煮干し

■20190910(火曜日:晴れ)

紋別市にある三段滝です。

■今朝は走りました。今朝は普段よりも少し長めに7.14kmを走り、これで今月は5回走って通算32.67kmとなりました。残り20日で67.32kmのところまで来ました。

昨日は台風15号が関東地方、そして千葉県に上陸し、大きな被害をもたらしました。千葉県では未だに停電が続いているようです。なにしろ風速50メートル以上の風が吹いた訳ですから、木々はもちろん、電柱も薙ぎ倒されてしまったようです。台風が過ぎ去った後も台風一過で秋晴れになるかと思いきや、なんと35度以上の気温となり、猛暑が続いています。

さて、今朝の東京新聞読書欄の発言の中で、横浜市の79歳の主婦の方が、こんな投稿をしていました。「煮干し食べて体丈夫にする」です。地域で行われる、高齢者のお茶会に出席した時のことを書かれています。出席者のひとりの方が、こんな健康法を実践しているというのです。それは1日1本、人差し指大の煮干しを食べるのです。どんなに暑い夏の日でも、この煮干しを熱い緑茶で、ポリポリパリパリと食べている、というのです。そのおかげで、先日倒れた時に強く腰を打ったのですが、骨粗しょう症にもなっておらず、X線的にも全く問題なかったそうです。

この記事を読んで、なぜ気になったかと言えば、実は私も子供の頃、食堂の棚にしまってあった、出汁とり用の煮干しを、おやつ代わりに、よく食べていたからです。今では何を食べても、とにかく美味しいものばかりです。私が子供の頃は甘くて美味しいお菓子も、簡単には手に入りませんでしたので、出汁取り用の煮干しが結構美味しく感じたものなのです。今の子供達に、そんなものを食べろと言っても、たぶん味も素っ気もない、と相手にされないのがオチではないでしょうか。出汁取り用の煮干しが一体いくらするのか、私には分かりませんが、今ではかえって他のお菓子よりも、高くつくかもしれません。

風速50メートル

■20190909(月曜日:曇ときどき晴れ)

芦別市にある三段滝です。

■台風10号は早朝に三浦半島を通り千葉市に上陸しました。980ヘクトパスカルと千葉市に上陸した台風の中ではかつてないほどの強さです。そして記録した最大瞬間風速が50メートルを超え、これも観測史上最も強い風が吹いたようです。各地で停電が発生し午前6時の段階で復旧していない地域も多いようです。交通機関の乱れは身近な電車やバスのみならず、高速道路や航空機にも及び、通勤時間帯とも相まって、今日の首都圏は大混雑になるようです。

ここ沼津では午前6時を過ぎる頃から雨も止み、所々に青空が見えるようになってきました。 夜の間に台風が通過してくれましたので、ここ沼津では、幸いにも、どうやら大きな被害は出なかったようです。 自然は私たちを優しく包んでくれることも多いのですか、度を外れると、やはり恐怖を覚えるしかありません。風速50メートルという状態が、まさにそうした恐怖そのものです。

風そして雨などの自然現象を、映像の中に見事に取り込んだのが黒澤明監督だと言われています。 ほとんどの 作品を白黒で撮影した黒澤監督は、雨のシーンで特別な工夫をしていたそうです。羅生門や七人の侍の中で、雨として降らせる水の中に墨汁を混ぜていたというのです。 もう一度作品を見てみると興味深いかもしれません。

 

古本

■20190908(日曜日:晴れ、時々曇り)

新沼津カントリークラブ10番ホールから見た駿河湾です。台風による被害を防ぐために多くの大型船が沖にいました。

今日は台風15号が近づく中での、新沼津カントリークラブの月見杯Aクラスの月例でした。私は競技委員としての参加です。

(●^o^●)

予定されていた二人の競技委員が天候の関係で欠席され、三人での取り仕切りとなりました。なりたての私も貴重な戦力です。天候を気にしてか、主として東京方面の方からのキャンセルが多く、参加人数は、かなり少なめでした。

天候は幸い大きく崩れることは無く、無事に競技を終えることが出来ました。アンダーパーの方が三人もいる激戦でした。表彰式では甲野藤さんがトロフィーの授与役をされ、全てが滞りなく終了しました。来週は自分自身が出場するBクラスの月例です。90以下で回って優勝するのが目標です。

■さて、夜の9時を過ぎてから雨がひどくなってきました。台風15号が日本を直撃しそうなのです。現在、夜の10時を過ぎたところですが、雨が激しく降っている様子が、窓の外の音から伺い知ることができます。天気予報によれば明日の朝は6時までは降水確率が80%になっています。どうやら走るのは無理のようです。そして驚くのは、予想最高気温が35度になっていることです。明日が最高気温のピークでしょうか。木曜日頃からは、最高気温も30度を超えることはなさそうです。

■同じ競技委員をしている甲野藤さんとお話をしていて、とても驚いたのは古本屋さんのお話でした。多くの蔵書をお持ちの甲野藤さんですが、退職されて蔵書を整理しようと、古本屋さんに持っていったそうです。ところが古本屋さんでは漫画本は引き取ってくれるそうですが、文学全集などのいわば古本屋さんの定番のような蔵書は、最近では引き取ってくれないようです。

昔、学生時代に神田の古本屋街を歩いたことが何度かありましたが、店の前にうずだかく文学全集が積み上げられていたのを、よく見たものです。日本文学全集、夏目漱石全集、森鴎外全集などなどでした。古本屋さんも今ではすっかり変わってしまったのかもしれません。

本をめぐる状況が様変わりしているのです。一つは、やはり流通の問題です。だいぶ以前ある本を読みたくて、歩いて数分の所にある、町の大きな本屋さんに注文したことがありました。その本が手元に届くまでに2週間ほどかかったのを覚えています。今ではネットで注文すれば、早ければ翌日、遅くても四五日で手に入るのが、普通になってしまいました。例えばアマゾンで注文すれば、翌日に届くことすらあります。

先日購入した遠藤周作さんの「人生の踏み絵」は、日曜日に掲載される新聞の書評欄を読んで、読んでみたくなったのです。衝動買いといえば、衝動買いですが、まさにその本にとっては、ちょうど読み時だったのです。内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」も、同じような経緯で読むことができました。AmazonのKindle版でした。昔のように、手に入るまでに2週間もかかってしまうと、気持ちが離れてしまうのです。

さらに追い打ちをかけているのが、電子書籍の普及です。最も普及しているのがAmazonのkindleでしょう。読書用の端末であるKindleは、今でも進化し続けています。液晶画面とは異なり、eInkと呼ばれる画面を採用しているKindleは、印刷された本による読書と、ほとんど変わることのない、目に優しい読書用端末となっています。

電子書籍ですから読みたいと思ったら、Amazonのページから検索して購入のボタンを押すだけで、WiFiがあれば、あっという間に端末に、本が届く仕組みになっているのです。ただし、電子書籍は、いわば使用権を購入するようなものですので、その会社が電子書籍の取り扱いをやめてしまえば、読書端末とともに、その書籍の運命は潰えるわけです。ソニーのリーダーと呼ばれる読書端末が、その経過を取りました。私自身も画面の素晴らしさに、当時あやちゃんに買ってあげた記憶があります。しかし、今では、ソニーは電子書籍の取り扱いをやめてしまいましたので、購入した読書端末が壊れてしまえば、そこでもう本を読むことはできなくなるわけです。

AmazonのKindleの場合は状況が異なります。Amazonのサーバーの中に私が購入した本が、私の専用場所に保存されていますので、端末が壊れたとしても、新しい端末を購入してサーバーに接続すれば、再び手元に購入書籍を揃えることが可能なのです。いわゆるクラウドです。今やあらゆるネット上のサービスが、クラウドサービスで維持されていることは、間違いありません。先日、AmazonWebサービスと呼ばれるクラウドサービスに支障をきたしたところ、こんな会社のこんなサービスまで、このシステムに依存しているのだと知って驚きました。

結局ほんの1週間ほど前に、その歩いて数分の所にあった町の本屋さんは、閉店してしまいました。本屋さんの数が、どんどん減っていることは聞いていましたが、まさか自分の町にある、あの本屋さんが閉店に追い込まれるとは、夢にも思っていませんでした。潰れることのない堅い商売の代表のような存在だった、本屋さんが、まさに危機に瀕しているのです。

台風15号

■20190907(土曜日:晴れ)

平成8年に建立された夕張市立鹿島中学校閉校記念碑です。開校は昭和22年とあります。

■今朝は走りました。昨夜は少し蒸し暑かったので、冷房を入れましたが、しばらくして切りました。ところが夜中に、また目が覚めて冷房を入れ直し、熟睡することができました。今朝は5時に目覚ましを鳴らして起き出し、準備運動のあと6.92kmを走り、今月の通算距離は25.53km。残り23日74.46kmのところまで来ました。週平均25キロmを走れば1ヶ月で100キロを走れる計算になります。現在のところ、1回平均6.2キロメートル超ですので、7日のうち4日間走れば、25キロを積み重ねることができる計算です。今朝は前回と同様、とにかく腰の上下動をできるだけ少なくし、股関節で走る意識を持って、走り続けました。そのためかどうか最後の二、三キロはスムーズに走れたように思います。

 

■台風15号が近づいています。明日の午後から大荒れになりそうだということで、予定では明日の夜にTuruちゃん夫婦と夕食会だったのですが、一日早めて今夜に変更しました。本当に週末になると台風が、やって来るように感じます。べつだん台風はカレンダーを見ながら進路を決めているわけではないのでしょうが、まるで日本をからかっているような、意地悪をしているようにすら見えます。

 

今回の台風は、西日本にはあまり影響せずに、中部から東海地方が危ないようです。小型なのですが、突然晴天が大荒れになったりする可能性があるとのことで、十分な注意が必要のようです。

 

無意識の植民地主義

■20190906(金曜日:晴れ)

北海道立夕張東高等学校記念塔です。校歌が刻まれています。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。昨日は暑さの中、午後から少しゴルフの練習をしました。朝夕は大変過ごしやすくなってきましたけれども、昨日も日中はまだまだ気温も高く、強い日差しの下で運動していると熱中症になりそうでした。さすがに疲れてしまいました。

 

先日 YouTube で、あるゴルフのレッスンを見ました。 ゴルフスイングでは、そのトップの位置において、手首の位置とクラブヘッドの位置が、今まで思っていたものと、全然違っていたのに驚いたのです。剣道で考えてみるとわかりやすいのですが、面前に構えた竹刀を、まっすぐ真上に振り上げ、そのまま相手に向かって真っ直ぐ振り下ろす。当たり前のことです。一番上に来た時に、へそと手首と竹刀の先が一直線になるわけです。

 

ゴルフのスイングにおいても同じなのだと誤解していました。レッスンによれば、ゴルフでは手首が頭の上に来た時に、クラブヘッドは一直線上ではなく、むしろ90度右側に折れ曲がっているのが正解なのだそうです。 一直線上に来るようにトップからダウンスイングに入ると、 クラブヘッドのシャフトよりの底の部分にボールが当たってしまい、スイートスポットでボールを捉えることができなくなるというのです。

 

昨日はサンドウェッジでのアプローチで、このレッスンを試してみました。最初はきちんとボールに当たらずに諦めかけたのですが、 スイングのイメージとして手でボールを打とうとするのではなく、今までよりも真下にスイングする、つまり手で地面を叩くようなイメージでスイングすると、クラブヘッドが立ち上がり、綺麗にボールをとらえることができることに気づきました。

 

まぁ、始めたばかりですので、多分実際にやってみると、ミスショットの連発に違いないのですが、何か少し糸口をつかんだような気がして嬉しくなりました。つまりは成長できる可能性を見つけられたということです。どんな小さな、つまらないことでも良いのです。自分が今までよりも成長できるかもしれないと想像することは、とてもワクワクして心踊るのです。 老け込まないためには、この気持ちが一番大切なのだと思います。私の好きなゴルフの名言に、以下のものがあります。まさに人生も、このとおりだと思うのです。

 

いつかは幸運が訪れることを期待して、努力を続け、ボールを打ち続けなさい。

─ ボビージョーンズ ─
  (アメリカゴルファー)

 

 

成果主義

■20190905(木曜日:曇)

「ふる里 大夕張の碑」です。

■今朝はゆっくりと休みました。2日続けて朝走りましたので今日は小休止です。9月も始まったばかりですので、ひと月を通しての計画をある程度立てる必要があります。毎週25 km を走れば月100キロを走ることができます。 ですので週25 km 走ることが、とりあえずは目安となります。 いつものコースですと一回の距離が6.2 km 強ですので、7日のうち4日走れば大体25 km となります。 夏になってからは暑さのためか歳のためか、一回で10 km 以上走ることが難しくなってきました。回数をこなしていかないと目標達成は困難です。とりあえず明日の朝走る予定です。

 

■さて今朝の東京新聞文化欄には総合研究大学院大学長の長谷川眞理子さんが、「浅知恵に振り回されないで」と題して寄稿されています。ヘンリー・ジェイムズの長編小説「鳩の翼」を題材に、組織における成果主義は実行可能かどうか検討されています。 鳩の翼について長谷川さんはこう書かれています。

 

この小説の読み方はいろいろだが、良かれと思って人を操作しようとしても事は思い通りにはいかず、結局は誰もが不幸になる、というのが私の解釈だ。

 

これに続いて長谷川さんは、政府が86 ある国立大学を、いくつかの指標によって評価し始めたことを論じています。 それは、以前企業が行った、いわゆる成果主義なのではないか、と疑問を呈しています。 それは、2000年代に入りバブルがはじけ、日本の雇用に特徴的であった年功序列、終身雇用の慣習を変え、個人の仕事の成果を評価し、給与その他に反映させようとした試みでした。しかしこの試みはどうもうまくいかなかったようです。

 

長谷川さんは三つの理由を挙げられています。第一は、成果をどう評価するのかの基準が困難で、ほとんどの人が満足できない。第二に、個人の成果を競わせることでチームワークが壊れ、ギスギスした職場環境になる。そして第三に、成果指標の点数を上げることそのものが目的化し、不正が多発することをあげています。 スルガ銀行やかんぽ生命保険の例で見るように、 数字だけを追っていると、事の本質を見失うようです。

 

長谷川さんは最後にこう述べています。

 

結局のところ、何のために評価し、評価によって何を達成したいのか?それぞれの人が、自分がまともに評価されていると感じ、働きがいを見出せる職場にすること、そして、それらが積み重なることによって、集団全体の業績が上がること、それが目的だろう。

 

鳩の翼の主人公 ケイトの企みが、結局はすべての人々を不幸にしたように、浅知恵で人を動かそうとしても駄目だ、というのが長谷川さんの結論のようです。

 

自由と民主主義

■20190904(水曜日:晴れ)

廃校になった鹿島東小学校の記念碑です。

■今朝は走りました。 6.35 kmを走り通算18.61km となりました。昨夜は冷房をかけて寝ましたが、朝起きてみると気温は下がっており、むしろ部屋の外の方が涼しいほどでした。冷房のおかげで熟睡できたためでしょうか、割とすんなり今朝は起き出すことができました。ビニールゴミの日でしたので、所定の位置にゴミ袋を置いてから、準備運動を始めて走り始めました。

 

相変わらず体が重く、とにかくゆっくりでいいから少しずつ走ろう、とそのことばかりを考えながら走り続けました。結局体が温まり、足もスムーズに走れるようになったのは、3 km から4 km を過ぎてからでした。最後の1 km ほどは、とにかく股関節で走る、骨盤の上下動を極力抑えて、 足で走るというよりも、骨盤と股関節で走るような意識で走りました。そのおかげか、自分としては無理なくスムーズに足を運べたように思います。

 

■今日の写真は廃校になった夕張市の鹿島東小学校の記念碑です。ネットで調べてみると以下のような記述がありました。かつては炭鉱で栄えた町が時代の変化とともに、 あっという間に財政破綻し様変わりしてしまいました。かつてここで暮らした多くの人々が散り散りとなり故郷を失ったのです。 地方はまさに存亡の危機に直面しています。夕張市だけの問題ではないのです。

 

鹿島東小学校は北海道夕張市にあった学校。

1951(昭和26)年開校、1978(昭和53)年閉校。遺構は見られない。

学校のあった鹿島千年は廃村となっており、ドラム缶を使ったキリンのオブジェ「キリ助」があった。

2015(平成27)年に竣工した夕張シューパロダムにより水没。記念碑がダム駐車場に設置されている。

 

■昨夜は横浜市でも大雨が降りました。NHKニュース9では大雨に翻弄される横浜市の様子を報道していました。夜の十時前にはテレビの画面に裾野市で発令された大雨注意報が掲示されました。南の海上では台風13号が日本に向かっています。週末はまた大雨の危険性がありそうです。昨年も、こんなに雷や大雨に翻弄される9月でしたでしょうか。1年経つとすっかり忘れてしまうものです。

 

さてNHKテレビでは香港の様子を、盛んに報道しています。毎日随分と熱心に時間を費やしています。自由と民主主義が危機に立たされているという認識です。NHKがこれほど、自由と民主主義に深い思いを抱いているとは知りませんでした。北海道では演説中の安倍総理に、ヤジを飛ばした聴衆があっという間に、警察に排除されました。こうした国内での出来事の経緯を、NHKが詳しく報道したという場面には、残念ながら出くわしませんでした。沖縄の辺野古の海、埋め立て反対運動に対する当局の対応には、大変寛大な報道に徹しているNHKが、外国の民主化運動に、これほど重大な関心を寄せているとは夢にも思いませんでした。外国における自由や民主主義には、大変敏感なことがよく分かりましたが、是非ともその感受性を国内の問題にも振り向けて欲しいものだと思うのです。

 

デパート

■20190903(火曜日:晴れ)

夕張から富良野へ行く途中で見た列車です。駅の跡です。除雪車でしょうか。

■今朝は走りました。6.11 km を走り総計12.26 km 、残り27日87.73 km です。今朝も体が重くて参りました。昨夜は冷房は入れなかったものの、蒸し暑い一夜でした。北側の窓を開け放しにして眠りました。5時に目覚ましを鳴らしましたが、すんなりとは起きることはできませんでした。それでも何とか起きだして、生ゴミの袋を所定の位置に置き、準備運動し5時半にはスタートしました。

 

一歩一歩地面を踏みしめながら、自分が地面を蹴ることで、地球を自転させてやるのだ、という気持ちで走り続けました。それにしても走りながら脚力の衰えを感じざるを得ませんでした。10月に行われる群馬県でのハーフマラソンで、Takuと一緒に走る予定なのですが、完走できるかどうか心許なくなってきました。Takuの話ではコース自体はフラットのようですので、昇り下りの厳しいコースとは違って、その点は楽かもしれません。 

 

■今朝の東京新聞「筆洗」欄では、デパートを取り上げています。その書き出しは、こうです。

 

日曜日に家族揃ってデパートへ出かけることが娯楽になっていた時代がある。高度成長期の終わりぐらいまでだったろうか。

 

そして作家の長野まゆみさんの子供の頃の思い出を紹介しています。デパートへ出かける日曜日は前の週から待ち遠しかったそうです。

 

ふだん着とは違う「よそゆき」をめかしこんで家を出る。ハンドバッグに帽子、運動靴ではないエナメルのベルト付きの靴をはく。

あのころのデパート(新潮社)

 

確かに私もこうした経験を持っています。一緒に思い出すのは、ごった返していた大食堂の「お子さまランチ」や屋上の遊園地の賑わいか、という指摘も頷くばかりです。 埼玉県川越市の丸広百貨店川越店の屋上遊園地が、先日の日曜日に閉園したそうです。1968年の開園といいますから、当時は賑わっていたに違いありません。

 

こうした記事を読んだ時に思い出すのは、ある友人のことです。同じロータリークラブに、かつて所属していた彼は、こうした屋上遊園地の運営を生業としていました。お父さまから続く二代目だったと思います。残念ながらお仕事の方が、あまりうまく行かず退会されてしまいましたが、こうした記事を読むと時代の流れを感じざるを得ません。

 

地方の百貨店は、どこも青色吐息のようです 。 地方は疲弊するばかりです。どこかで流れを変えないと、 大災害が起きれば日本は立ち行かなくなってしまうのです。

 

 

ホー・チ・ミン

■20190902(月曜日:晴れ)

夕張から富良野へ向かう途中でみた廃線になった駅舎です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は防災の日で、沼津市の保健センターで行われた防災訓練に、医師会のメンバーとして参加し、トリアージの仕方を学びました。静岡医療センター、そして沼津市立病院の災害援助チームDMATの皆さんが来られて指導をしてくださいました。静岡医療センターの小澤先生がまず全体のお話をされて、その後グループに分かれて、現場における実際の手順を学びました。

 

現実の救護所に置いては、押し寄せる患者さん、1人あたり30秒で仕分けしなければならないようです。これは大変なことです。3人一グループのに別れて、それぞれが患者役、仕分けをする役、そして記録する役と三通りの役割を順番で実際に体験しました。負傷した患者さんの立場になれば一刻も早く治療を受けたいわけですが、押し寄せる患者さんの優先順位を付けることはとても難しいことです。

 

■さて、午前中いっぱいの訓練も無事に終わり、家に帰る途中のコンビニで買った冷やし中華を昼食として食べました。昨日の朝は9月の初めの日として、走り始めの日でしたので、いつものコースを6.2キロ程走りました。昼食後に少しまどろんで休みを取り、午後からゴルフの練習に出掛けました。

 

ところが練習の途中で体調に異変が起きました。脱力感と軽いめまいのような症状が起きたのです。いつもの軽い低血糖症状かとも思ったのですが、今回はいつもより重症でした。練習を続けるのはさすがに無理と判断し、木陰に入ってヘタリ込んでしまいました。15分から30分の間でしたでしょうか、木陰で風に当たりながら、体調が戻るのを待ちました。

 

先日練習していた時にドライバーが壊れてしまい、昔使っていたものを持ち出して練習しようと思ったのですが、さすがにこれ以上練習するのは無理と判断し、家に戻ることにしました。脱力感とまだ体がフラフラしましたので、運転して家に帰るのは心もとないほどでした。

 

何とか無事に家に帰り、甘いものを早速むさぼり食べました。一口大のアイスクリームと、鳩サブレーです。これで何とか一息ついたと思いましたが、とにかく横になっているしかありませんでした。

 

夕方帰ってきた、Sunと一緒に日帰り温泉に行きましたが、どこで夕食をとるか、散々迷いました。通常なら、ご苦労さん会と称して一杯やるのです体調からすると、どうもそんな元気もなさそうでした。しかしお風呂に入って、なんとか元気を取り戻しましたので家に車を置き、居酒屋さんへ出かけたのです。

 

■さて今日は、ベトナム建国の父、ホー・チ・ミンさんの命日です。1969年心臓発作のために亡くなられました。今でもベトナムでは、「ホーおじさん」として慕われています。どこへ行っても肖像画が掲げられています。その様子は、旧ソ連時代のスターリンや北朝鮮のキム一族のものとは、少し違うように感じました。

 

フランスの植民地として国民生活は、ひどい状態にあったわけですが、そんな中から、多くの仲間とともに、独立を勝ち取っていくのです。そんな歴史を学ぶと、アジアで数少ない欧米諸国の植民地とならなかった日本は、本当に幸運でした。

 

しかし太平洋戦争でアメリカに敗北した日本が、その歴史をきちんと精算すること無く、あやふまなまま戦後を送ったことの代償を、今払いつつあるようにも思えます。自分たちに不都合は歴史を認めない、という行動を取り始めているからです。経済的に行き詰まり始めている、という面も大きく作用しています。先進国中、唯一のマイナス成長国です。もちろん政府の経済政策の失敗なのです。全ては政治の問題なのです。その結果、「貧すれば鈍する」となり、ネット右翼的な人々が大活躍することになったのです。

 

ある識者が指摘していましたが、派遣労働者の増加などで雇用形態が変わり、労働者の所属がすっかり変わってしまった。その結果、所属している組織が掛けていた、これまでのタガが外れてしまった、というのです。労働組合も含めて、会社という組織が、それぞれの日本人一人ひとりを社会人として、いわば涵養してきた。つまり「水が自然に染み込むように、無理をしないでゆっくりと養い育てること」をしてきたのですが、その役割を果たすべきものが無くなってしまった、というのです。

 

良くも悪くも、戦後の日本は会社社会だったのでしょうか。所属する会社が、戦後の秩序を守ってきた面があるようです。欧米の識者が、日本のように宗教教育をせずに、どうして社会の道徳・秩序を保っているのか不思議だ、と首をかしげる話は、よく聞きましたが、日本では会社という宗教団体が、その役割を担っていたのでしょう。いまや、そのタガが外れたのです。これは恐ろしいことです。真剣に考える必要があるのです。

 

 

防災の日

■20190901(日曜日:晴れ)

夕暮れ前の西の空です。秋が、もうすぐそこまで来ています。

■今朝は走りました。少し疲れていたのですが、月の初めですし頑張っておきたかったのです。6.14kmを走り、最初の積み重ねをしました。今朝は5時に目覚ましを鳴らして、起き出すのに、いささか時間がかかりましたけれども、5時半から走り始め、暑さの残る中、最後まで走りきることができました。それにしても、最近は走っていても体が重く、スムーズに足を前へ出すことが難しくなってきました。単なる疲労の為か、それとも年齢からくる衰えなのか、自分にはよく分かりません。

 

きょう9月1日は防災の日です。九時からは沼津市保健センターで、沼津医師会主催による防災訓練が開催されます。私も仲間の先生と、久しぶりに参加します。

 

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