2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2020年4月

終始一貫

■20200410(金曜日:晴れ)

ソレーネ周南でのお土産海産物です。昔は煮干しとしておやつで食べたものです。

■今朝は走りました。いつものコースを6.13km走り、これで今月は通算5回のランで34.24kmを積み重ね、残り20日で65.75kmのところまで来ました。

昨日はゴルフで15,000歩ほど歩きましたので、疲れているはずなのですが、どういうわけかすんなりと起き出すこともでき、またそれなりにスムーズに走ることもできました。

昨日はSunと2人で近くの日帰り温泉の二階にある食事どころで、久しぶりに一杯やりました。コロナウイルスの関係でしょうか、日帰り温泉はほとんど入浴客が来ていませんでした。そして来週からは、この日帰り温泉も休業になるようです。

何から何まで自粛の嵐で、経済活動は瀕死の状態です。

テレビだけを見ていると、本当のところがさっぱり分かりませんが、ネットで調べてみると、政府が発表した108兆円の事業規模の経済対策も、実は中身がスカスカのヘチマみたいなものだ、ということがよく分かります。

一世帯あたり30万円を支給すると聞くと、ずいぶん強力な経済対策と錯覚しがちなのですが、実は8割の世帯は対象外となるようですし、まず第一に申請をしなければなりませんので、役所に殺到する形になります。つまりは感染を広げる機会を役所が作るということになります。実に矛盾した倒錯した政策です。

経済学者によれば、政府は国民の命を救う気がないのだ、という指摘をしていましたが、安倍政権を支えている人達が、実は国民への愛を何も持っていないのだということが、今回の危機ではっきり分かると私は思います。

今までは、日本を守るだの、強い日本を作るだの、はったりめいた大ぼらに目くらましをされて、なんだか日本も素晴らしい国になるかもしれない、と誤解していたに過ぎなかったのです。

安倍内閣は最初から終始一貫、少しも変わっていません。国民を幸せにする気持ちが全くないのです。自分たちに金と票を差し出す人々だけのために政治をしてきたのです。

そのことが、どうして今まであからさまにならなかったのか。マスコミの力によるのです。まさにNHKの力です。その事を改めて肝に銘じる必要があります。

左腰

■20200409(木曜日:晴れ)

道の駅 ソレーネ周南での海の幸です。

■今日は仕事をお休みにして、大の仲良しと一緒にマスターズ月例杯に出場しました。初めての経験です。いつも一緒に遊んでくださる大の仲良し、坂口さん、甲野藤さん、井上さんと4人でプレイしました。

コロナウイルスの関係で東京方面の方が、かなりキャンセルされたので出場人数も当初の半分ほどでした。天候は最高でした。途中、半袖でプレーしても、ちょうど良いくらいの気温でした。風もそれほどなく、最近には珍しく天候に恵まれました。

インからの8時36分一番スタートで、前半は46、後半は52。トータル98と、自分としてはまあまあの出来です。

プレー中、心がけたのは右の壁をしっかり作ることと、左の腰の回転を意識することでした。ドライバーショットからサンドウィッチによるアプローチまで、その二つの点を忘れずにプレーしようと思ったのですが、全てのショットにそれが適応できた訳では、もちろんありません。

それでも、その二点をしっかりと意識できた時は、今までとは全く違うと言っていいほど、飛距離も方向性も安定していました。

そして何より目に見えて変わったのは、弾道の高さです。左の腰の回転からスタートするイメージでスイングすると、とにかくボールが高く上がります。自分でスイングしながら驚くほどでした。

ドライバーショットも何度か曲がりましたが、しかし以前とは異なり、格段に確率も良くなり、飛距離も2割以上伸びたように思います。

今日のティーグラウンドはレギュラーティーでしたので、いつものようにバックティーからではありませんので、コースの距離が違ってきます。そのために精神的なストレスが、ドライバーショットでまるで違ってきます。ティーグラウンドに立った時の風景が、かなり変わるのです。不思議なもので、それだけでも随分と異なってきます。

仲間の皆さんには、私よりもずっと年齢的に先輩でありながら、ショットの力強さも飛距離も、私よりも数段上の方がたくさんいらっしゃいます。本当にすごいものだと感心するばかりです。

■今日はグリーンをオーバーしてからの難しいアプローチショットを3度寄せてパーを拾えたのは収穫でした。

例えば12番ショートホールでは、第1弾を右奥に外してしまい、強い下り傾斜のグリーンに向かってアプローチしなければなりませんでした。しかしサンドウィッチでのアプローチは、オッケーパーの距離にピタリと付きました。本当に、ここしかないというワンポイントに落とすことができました。これもやはり左腰の回転を優先することで、確率がグッと上がりました。

また16番のロングホールでは第3打が、120ヤードほど残りましたが、ちょうど木がグリーンを遮っており、インテンショナルフックをかけて7番アイアンで打ちました。少し大きくてグリーンをオーバーしてこぼれましたが、下り斜面のグリーンに向かっての9番アイアンでのアプローチショットが、これまたピタリと決まり、オッケーパーでした。

また最後のホール9番のロングホールでは、やはり第三打をオーバーしてしまい、これは最高難度の難しいアプローチショットとなりました。20ヤード以上あるラフを越えてグリーンに乗せ、しかもピンはグリーンエッジから5ヤードほどのところに切ってありましたので、文字通りグリーンエッジに高いボールでピンポイントに落とさないと、寄るのは不可能だという状況でした。ランニングアプローチも考えたのですが、ラフが深く、これはサンドウィッチで高く上げてピンポイントに落とすしかないと決断して左腰の回転を意識し、振り抜きました。これがなんと狙った通り、グリーンエッジに落ちて、ピンまで1.5メートル程に寄ったのです。そしてパットを沈めて、見事にパーを拾いました。

今日はこのようにグリーンをオーバーしたにも関わらず、下り傾斜の難しいアプローチを、何度かぴたりと寄せることができたのは大きな収穫でした。手だけで打とうとすると、ミスショットをしてしまうのです。

ただしパットがいけませんでした。やはり手だけで打ってしまうと、強すぎたり弱すぎたり安定しません。両肩と手で三角形をしっかりと作り、左肩そして右肩というイメージで、しっかりと真ん中でボールを捉えれば、大きなミスはしないことが分かりました。

色々収穫のあった一日でした。

最後の楽しみ

■20200408(水曜日:晴れ)

周南市の道の駅。地元の産物が所狭しと置かれていました。

■今朝は走りました。5時に目覚ましが鳴る前に夢を見始めていたので、起き出すのに苦労しました。それでも何とか起き出して、今日もいつものコースを6.15キロ走り、これで今月は4回のランで28.10kmを積み重ね、残り22日で71.89kmのところまで来ました。

今日は体が重くて、なかなかスムーズに進むことができませんでしたが、少しずつ積み重ねていくしかありません。

■昨日は安倍首相が緊急事態を宣言し、大型連休が終わる5月6日までの一カ月間、対象区域は東京都など七都道府県となりました。緊急事態宣言の対象は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の各都道府県ですが、対象地域の知事の要請や指示により、学校や商業施設の使用が制限され、住民は不要な外出の自粛を求められるが、これらに従わなくても罰則はありません。

一方、知事は臨時の医療施設を開くために、土地・建物を使用することなども可能で、こちらは応じない場合の罰則があります。それぞれの地域における感染状況によって、知事らが独自に判断し、住民の行動を規制するようです。

首相は記者会見で、公共交通機関の運行への影響はなく、道路も封鎖されず都市封鎖は全くない、と国民に冷静な行動を呼びかけました。果たして、これからの1ヶ月間に状況がどのように変わっていくのか。

4月終わりから5月初めにかけて、長期の連休が待っています。ゴールデンウィークが終わった時に、日本はどんな状況になっているのでしょうか。

■さて、今朝の東京新聞、「私説 論説室から」には「本の福袋をどうぞ」と題して書かれています。新型コロナウイルス感染防止のため、多くの図書館が長期間閉鎖されています。

ところが多摩地区のある図書館では、予約本の貸出が受けられます。また、これとは別に消毒した本を三冊ずつ入れた福袋を置いてくれてあるのです。大人用と子供用が計二十セットほど。袋にはテーマだけが書いてあり、家で開けてみて、と呼びかけています。

閉めれば安心、という内向きの発想からは生まれない工夫だ、と論説室には書かれています。

感染防止のため外出や行動が制限されています。家で過ごすことが多くなりました。これはある意味、体力の衰えから家に閉じこもりがちな高齢者の状況に近い、と私は思うのです。

運動することが好きな自分も、ジョギングをしたりスポーツをしたりすることが、いずれはできなくなる日がやってくるはずです。その時に果たして自分は、どのように時間を過ごすのだろうか、と考えることがあります。

思うに、最後に残る楽しみは読書なのではないでしょうか。もちろん新しい本を読む楽しみもあるでしょうが、若い頃に読んだ本、あるいは仕事で悩んだ時に読んだ本などなど、再読する楽しみが人間の持つ最後の楽しみではないかと思うことがあるのです。

「読書の楽しみとは、再読する楽しみである」と言ったのは、作家の遠藤周作さんでした。

自分が体を自由に動かせる間にこそ、将来再読できる本を一つでも多く増やしておくことが、自分の最後の時間を豊かにできるのではないか、と思うのです。

そう考えれば、家に閉じこもるのも悪くはないかもしれません。

緊急事態宣言

■20200407(火曜日:晴れ)

道の駅 ソレーネ周南です。じねんじょ、でした。

■今朝は走るつもりで目覚ましを5時に合わせていたのですが、さすがに起き出す元気はありませんでした。頑張って、昨日10キロ弱を走りましたので、今日はお休みです。

昨日は、なぜかとてもスムーズに走ることができました。そして午前中に仕事をした後、昼休みには医師会で、新規開業相談に立ち会わなければなりませんでしたので、昼食をとって早々に家を出ました。ということで、昨日はゆっくり休む暇がありませんでしたが、その為かどうか、昨夜はゆっくりと休めたように思います。

■昨日は何人かの方に、講演会中止の便りを書かなければなりませんでした。まず7月に静岡で行われる予定だった、大学の静岡県同窓会総会にお越しいただく予定だった病院長の山本先生に、コロナウイルス感染拡大に伴い同窓会の本部からも、会合の中止を促す案内が来たことをお知らせし、今年の県の総会も中止になりました、とお知らせしました。

お忙しい中、昨年お願いした際には快く講演を引き受けてくださいましたが、今日は緊急事態宣言の発せられる日です。その中には7つの都道府県が入ってるようですが、千葉県も含まれています。

山本先生ご自身が対応に追われて、これからお忙しい毎日が、さらに大変になるのではないかと心配しています。先生には、また来年別の機会にお越しいただく予定にしています。

さらに6月に予定されていた講演会に来ていただく予定だった東京からの2人の先生にも、中止の連絡をしなければなりませんでした。非常事態宣言には、当然東京都が含まれ、2人の先生もその対応に追われるに違いありませんし、また東京から静岡に移動することは今の時期避けた方が良いのではないか、というご指摘も受けました。

本当に残念ですが、やむを得ない決断だと思います。これから会場のキャンセルや、色々準備を手伝ってもらった方々への中止の案内をしなければなりません。幹事役の私としては、まだまだ後始末が残っています。日本中で、こんなことが無数に行われているのでしょう。

知り合いの小児科の先生によれば、コロナウイルスは消長を繰り返して、終息するまでには1年近くかかるのではないか、というお話でした。多分その通りでしょう。そう簡単に解決するわけではないと思います。

田中宇さんの最新の分析では、コロナウイルス問題は長期に渡るので、財政的な支援を発動するのは、まだまだ先にする必要がある、という指摘がされていたのには驚きました。

生活に困窮している人々に、とにかく早急に手を差し伸べるべきだ、と言われるかと思っていましたが、いやまだまだ、むしろ早いというその指摘には、いかに戦いが長期になるかということを思い知らされ驚きました。

■さて今朝の東京新聞「筆洗」には、今日出される緊急事態宣言について書かれています。その書き出しは、こうです。「1941年12月の対米英開戦の知らせに対し、当時の日本人はどう受け止めたか。戦争の結末を知る世代からは想像しにくいが、作家、半藤一利さんによると解放感が強かった」

半藤一利さんによれば、

日本人の誰もが一種の爽快感といった、頭の上の重しが取れたような喜びを感じたのである。

国際緊張による重圧と八方ふさがりの状況の中、対米英開戦はむしろ重い雰囲気をぬぐい、独特な解放感へとつながった、と続きます。

現在の日本の状況を思うに、もちろんこの時と同じであるはずはありません。しかし似ていると思える点も多々あるのです。

例えば20年以上にわたるデフレのため、多くの国民は貧しくなっています。1941年の時点での貧しさとは、まるで異なっていることは言うまでもありませんが、多くの人々が解放感を覚えた一つの理由に、貧しさからの脱出を期待したからではないかと思うのです。その点では、現在にも通ずる点があります。

貧しい状況、苦しい状況の上に、重くのしかかるコロナウイルス問題。さらに戦後一貫して続いてきた、対米従属という心の倒錯。そうした点が類似点を私に感じさせるのです。

危険な状況であることは確かです。舵取りを誤ると大変なことになります。

米中冷戦

■20200406(月曜日 曇)

北九州空港からの連絡橋です。

■今朝は走りました。昨日は久しぶりのゴルフで、ほとんど歩き通しでしたので、疲れも溜まり起きだすことが難しいかなと思っていたのですが、すんなりと起きだすことができました。

5時前に目が覚めて、体調も悪くなく、もう一寝入りしてしまうと今度は起き出すのが大変ですので、そのまま起き出して準備を始めました。

結局今朝は9.76kmを走り、これで今月は通算3回のランで21.95km。残り24日で78.04kmまで積み上げることができました。

右足臀部から太ももの裏側にかけての痺れというか痛みというか、なかなか消えなくて困っています。原因が何かわからないのですが、神経が圧迫されているのでしょうか。整形外科の先生に一度診てもらうしかなさそうです。

日常生活に、さほど困る訳ではないのですが、屈んだりした時に、痺れのようなものが出て、うまく動きが取れなくなることがあります。

■さて中国のIT企業であるHuaweiがアメリカに意地悪をされています。最先端の通信技術である5Gの普及を巡って、覇権争いが深刻化しているのです。Huaweiの前にも中国の携帯会社がアメリカへの輸出を規制され、ほとんど倒産寸前に追い込まれました。当然Huaweiはその事に学んでいたはずです。

グーグルとの取引も今回規制されたことによって、スマホを動かしている基本ソフトである、アンドロイドを自由に使用することができなくなりました。もともとAndroidはオープンソースであるLinuxを元に作られていますが、グーグルがアンドロイドを作っていた会社を買収して発展させました。

Androidの改良・発展にはHuaweiも当然貢献して来ました。色々な問題点を指摘したり改善点を提案したり、Androidの発展には中国のメーカーも多くの貢献をしているのです。

したがって一方的にアンドロイドの使用を規制するのは、実はとても不公平なことなのです。そこでHuaweiは自分たち独自の、アンドロイドのためのアプリストアを立ち上げたりして、アメリカの制裁をなんとか乗り越えようとしています。

成功するかどうかは不確定であり、かなり困難だと思いますが、そうしたことに挑戦することができるのは、今や中国しかありません。残念ながら日本には、そのような力は欠片も残っていないのです。

アメリカのご機嫌を伺いながら、商売をすることしかできない日本の惨めさというのは、本当に残念でなりません。多くの日本人の素晴らしい才能が、こうした方針のために潰されてしまったことも事実です。

中国は、今やパソコンの基本ソフトである、ウインドウズすら何とか使用せずとも、国が回っていくようにと、これもLinuxを使って代替の基本ソフトを改善しているようです。もちろん、これまで何度もそうした試みは行われてきたのですが、全て失敗に終わっています。

中国では世界が当たり前のように使っているGoogleの検索やFacebookが使用できないようです。なんと馬鹿馬鹿しいことをしているのだ、と以前は思っていたのですが、今になってみると先見の明があったというべきなのでしょう。

世界はGAFAと呼ばれる巨大IT企業に首根っこを押さえられたような状態です。しかも、こうした巨大IT企業は、実はあまり税金を払っていないようなのです。また、こうした巨大IT企業は、今では一番大切な資源となった情報を一手に掌握しつつあります。それによって私たちの首根っこを押さえてるわけです。

外国企業に、こうした社会の根幹である情報を抑えられてしまうことに、残念ながら日本の政府はなすすべがありません。言いなりになるしかないのです。

そういう展開を見ると、中国政府は強権的とは言っても、ある意味、国益を考えると決しておかしい行動をしている訳ではないのです。日本には絶対に出来ない行動でしょう。

これから米中関係がどのようになっていくのか。そして日本は、どのように対応していけばいいのか。難しい時代が到来しています。

貧困化

■20200405(日曜日:晴れ)

北九州空港の様子です。エレベーターで三階に着きました。三階から見た二階の様子です。

■今日は久しぶりのゴルフでした。いつも教えていただいているシングルの手塚さんと田中さんとご一緒にプレーすることができました。

7時前に到着するように家を出たのですが、ゴルフ場に着いてみてビックリ。駐車場はガラガラで私が三台目か四台目でした。今日の来場者は80名足らずとの事で、4人一組で行けばカートが20台。アウトとインで、それぞれ10台ずつほどという来場者です。

沼津ゴルフクラブに出かけた友人の話では、昨日の土曜日は結構混んでいたようです。新沼津カントリークラブも、昨日はそこそこ来場者があったようですが、こんなに空いている日曜日は、私は初めての経験でした。

今日一緒に回ってくださった、手塚さんはお仕事で東京へお出かけになることが多いのですが、新幹線もやはり空き空きとのことで、先日などは一車両に7人か8人しか乗っていないので、全員を数えられたというのです。本当に驚きました。

当然のことながら東名高速道路も空いているようです。普段とは全く異なる状況のなのです。

■オーストラリアがどんな状況なのか、あやちゃんに連絡を取ってみましたが、ここ数日本格的な寒さがメルボルンを襲ってきたようです。オーストラリアではロックアウトになって、つまり都市封鎖が行われて2週間ほどになるそうですが、在宅勤務をしている方も多いようです。

東京でも、志村けんさんの死去以来、みなさん恐怖におののき始めたようです。基礎疾患を持った方、あるいは高齢者の方は身近な脅威として感じ初めているのでしょう。

経済への打撃も深刻なものがあり、1929年の大恐慌以来のことではないかと戦々恐々です。日本は昨年10月の消費税の増税以来、景気が完全に下り坂に落ち込んでいたところに、コロナショックですから、まさにダブルパンチでダウン寸前です。

この20年のデフレによって、若い世代が貧困化しています。今や20代で貯金ゼロという人が6割近くいると言われています。派遣労働の連続では貯蓄も容易ではありません。多くの日本人が貧しくなってしまったのです。

それが政治の責任であることは明白です。逆に言えば、政治を変えれば、まだまだより多くの日本人が普通の生活をできるだけの力を日本は持っているはずです。一刻も早く政治を変えるしか、この国を生まれ変わらせることができないのです。

対米従属

■20200404(土曜日:晴れ)

北九州空港の掲示板です。

■今朝は走らずにゆっくりと休みました。1週間の終わりの土曜日。いささか疲れが溜まっているようです。

昨日は仕事を終えてからSunと2人で、ニューウェルサンピア沼津に行って、ゆっくりとお風呂に入りました。いつもですと土曜日に一緒に行くのですが、今日は都合が合わず行くことができません。

日帰り温泉も御多分に漏れずコロナ禍の影響で、来客数は激減しているようです。どこもかしこも自粛の嵐ですので、経済への影響は計り知れません。

理想的には当初イギリスが目指したように、高齢者や基礎疾患のある人は、なるべく家から出ずに感染の機会を最小限にする。そして健康な働く世代の人々は、可能な限り通常の生活を行い、その間に自然感染によって集団免疫を獲得する、という脚本が社会へのダメージが一番少ないのではないでしょうか。

ところが一見健康な若者であっても、新型コロナウイルスに感染した場合、頻度は低くても重症化する症例があります。一体誰が重症化し、誰が自然治癒するのかは神のみぞ知る、ということになると、それはロシアン・ルーレットに近い一種の賭けになります。

イギリスのジョンソン首相も当初の目的を果たす前に、マスコミから袋叩きにあってしまい、結局都市封鎖に踏み切りました。今後は都市封鎖を解除する時期が大変難しくなります。

ワクチンが開発済みでない現時点では、都市封鎖を解除する目安がたたないからです。都市封鎖による、食料品などの物流や経済状況の悪化によって、治安が維持できずに、大変な事態に陥ってしまう可能性もあります。

■さて今朝の東京新聞社説には、こうあります。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在日米軍内にも感染者が出ている。日本側は米兵らの入国を制限できず、感染に関する情報も充分に受けられない。日米地位協定の矛盾が露呈した形だ。

要するに米軍基地内というのは治外法権なのです。江戸時代から明治の世になり、日本は不平等条約のもとに苦しみました。関税自主権の獲得のために戦い続けた、と言っても良いほどです。

ところが21世紀の今になっても世界中で、米国の植民地のような状態にある国は、恐らく日本だけでしょう。対米従属です。

日本が抱える多くの矛盾の根幹をなすのが、この問題だと私は感じています。この問題を前進させない限り、日本人は永遠に精神的な独立も獲得できず、真の近代国家には、なれないのではないでしょうか。

日本社会の多くの歪みが、この問題から逃げている、あるいは触れないように努力している日本人の精神的なあり方というものに由来していることは明らかです。経済的な独立のみならず精神的な独立というのは、一人の人間が自立するためには避けて通れない問題だからです。

小異と大同

■20200403(土曜日:晴れ)

北九州空港内のお店に飾ってありました。

■今朝は走りました。今月2回目のランで、いつものコースを6.08km走り、12.19kmを積み重ねました。残り27日で87.80kmとなりました。

相変わらず右のお尻の部分、臀部での神経の圧迫感、あるいは拘やく感というのでしょうか、痺れている訳ではないのですが、ある瞬間に痛みを感じることがあります。ちょうどおしりの部分で脊髄から神経が外へ出てくるあたりでしょうか。そこに圧迫感を感じるのです。

原因がわかりません。右だけなので、しかもナイキの厚底靴に変えてから始まったような気もしますので、それが影響している可能性もあるのですが、どこかで神経が圧迫されているのかもしれません。整形外科の先生に、一度相談してみた方が良いのでしょう。

■さて昨夜はロータリークラブの仲間五人で、テーブル会を開催しました。食事を共にしながら、久しぶりにゆっくりと色々なことを語らいました。普段例会で会っていても、本当に短い時間ですので、ゆっくりと語り合うことができません。

コロナウイルスの問題がマスコミを賑わしている今の状況で、食事を共にすることが良いのかどうか迷った面もあるのですが、やはり閉じこもってばかりいてはコミュニケーションも取れませんし、地域経済に何の貢献もできません。注意はしつつも、なるべく出来る活動は続けていかないと、地域社会が崩壊してしまいます。

不要不急の外出を控えるというのは大切なことだとは思うのですが、かといって全員が家に閉じこもってしまっては、安心して外出できる状態、つまりは集団免疫が獲得されるまで、どれだけの時間がかかるか想像もできません。

そうなると普通の生活に戻ることができるのは、ワクチンが開発され、ほとんどの国民に接種が終わるか、確実な治療薬が開発されるまでは不可能だ、ということになります。

それでは完全に経済が崩壊してしまいます。コロナウイルスで人が死ぬ前に、経済状態を悲観して自ら命を絶つ人が激増してしまいます。

安倍総理も懸命に対策を考えているのでしょうが、出てきた答えが、各家庭に二枚の布マスクを配布する、ということでは本当にエイプリルフールとしか思えない、という投稿がSNSに溢れています。優秀な人材がたくさん総理の周囲にはいるのでしょうが、なぜこんな対策しか出てこないのでしょうか。本当に国民は救われません。

安倍総理にしても、小池都知事にしても、目につくのは「やっている感」だけなのです、つまりは演技をしているだけなのです。一生懸命何かに取り組んでいるふりをしているだけなのです。

もともと安倍総理はふりをする名人ですから、大仰な言葉を並べて、何かとても素晴らしいことを、これからしてくれそうだという幻想を国民にまき散らす達人なのです。ところが現実的には問題は一センチも前に進んでいません。

北朝鮮に拉致された被害者の問題解決が、まさに典型的です。7年かかって一ミリも前に進んでいません。

とにかく対抗できる政治勢力が結集しなければならないのですが、野党勢力はなぜか力を合わせることを避けてるようにしか見えないのです。政権を取って国民のために国を良い方向へ持っていこうという熱意も力もないのでしょうか。

先日からユーチューブでビデオを見ている「オリーブの木」という会があります。その主張は、とても理に適っていて、その政策が実現されれば、きっと国民は今よりずっと豊かで幸せになれるのではないかと思うのですが、そうした人々が他の仲間と力を合わせて政権獲得に向かうかというと、そうではないのです。みんながバラバラに、それぞれが主張を繰り返しているだけなのです。

例えば山本太郎さんの「れいわ新選組」と、このオリーブの木の訴える政策はかなりの部分で重複しています。ただ一点MMTと呼ばれる経済政策については、真逆の意見なので、そこだけが折り合うことができないのかもしれませんが、ほとんどの主張に違いがないのですから、何とか力を合わせて、前に一歩進めないものかとつくづく思うのです。

違いを強調し始めたら何もできませんし、どこへも向かえません。共通点を接着剤として、その他の違いはお互い譲り合えば良いのです。基本的なところで目指すところが同じであれば、ともに戦うしかないのです。

そうでなければ、国民は永遠に救われません。日本の国は落ちるとこまで落ちるしかないでしょう。結局1945年8月に戻ってしまうのかもしれません。

入学式

■20200402(木曜日:晴れ)

新沼津カントリークラブの桜です。

■今朝はゆっくりと休みました。一応5時に目覚ましを合わせてあったのですが、鳴った後も、ぐずぐずと布団の中でまどろんでいました。今朝は冷えこみのためか、明け方になって薄い毛布を更に一枚かけました。

コロナウイルスの広がりも、東京で急激な増加を来たしているうえ、山梨県ではなんと0歳児の感染が確認され、心肺停止、集中治療室に入院、治療中という衝撃的なニュースが流れました。

感染は全国的に拡大するばかりで、終息する素振りもありません。予定されていた種々の会合や催し物もキャンセルの嵐に襲われています。

今月予定されていた日本眼科学会総会も東京国際フォーラムで開催予定されていたのですが、ネット上での発表だけになってしまい、会長など準備に当たっていた皆さんは変更に対応するために右往左往の状態ではないでしょうか。

こうした場合、会場費の精算などはどうなるのでしょうか。何しろ東京国際フォーラムですから、生半可な額ではありません。私は都合が合わず欠席の予定だったのですが、ネットでの参加が可能になったため、登録料を支払ってネットでの参加に切り替えました。こういう参加の仕方もありなのかなと初めての経験ですが、興味深いものです。

■さて、昨日は新年度の開始日。通常ですと入学式や入社式が行われる日でしたが、この緊急事態ですので、多くの機関ではウェブ上でのビデオ式で行われたところが多いようです。

中止になった学校もありました。思い出してみると、たくのロースクールの入学式も東日本大震災のために中止になったことを思い出しました。あれから丸9年が経ったのです。

あの時も、もちろん大変でしたが、今回のコロナウイルス蔓延も、それに劣らず社会的な影響が大です。むしろ経済的な打撃は、9年前より深刻なのではないでしょうか。

消費税の増税で体力が弱っていたところへ、世界中の経済活動の停滞で、ある意味救いがありません。輸出に頼って景気を回復させることもできそうにないからです。世界恐慌にすらなる、という警告も出ています。

グローバリゼーションという止めることのできない経済的な流れと思われていた現象が、感染症によって、その脆さが露呈し、意外な流れが生み出されるかもしれません。

集団免疫

■20200401(水曜日:雨)

新沼津カントリークラブの桜です。

■今朝は走りました。天気予報ではギリギリ雨が降り始めるかどうかという状況でしたが、今朝はいつものコースを走り、4月第1回目のランで6.11kmを記録、100キロに向かってのスタートを切りました。

今日から、いよいよ四月・卯月です。日本では新年度の始まりということになります。通常ですと新しい学年が始まり、新入生が入ってくる頃です。桜とともに新学期が始まる、日本の春なのです。

ところが今年は新型コロナウイルスの蔓延で春休みは延長され、入学式がどうなるかは未定です。東京都の感染者も当然のことながら右肩上がりに増え続け、都市封鎖を検討すると都知事がテレビで宣言するほどです。

感染症が収束したと言えるのは、集団免疫を獲得した時点と考えて良いはずです。つまり集団の6割以上が抗体を獲得すれば、自分自身も感染することはなく、他者への感染も引き起こす可能性が、ほとんどなくなるという状態です。

ワクチンが開発されていない現状では、感染が自然に広がり自然治癒して抗体を獲得する人が増えるのを待つしかありません。都市封鎖して全員を家に閉じ込めた場合、確かに感染は広がらないかもしれませんが、感染が終息したとは言えないはずです。いつかは封鎖を解かなければならないからです。

封鎖を解けるのはワクチンが開発され、全員にワクチン接種が終わった時。そして抗体を獲得した時点でしか、あり得ないからです。当初、イギリスはそのような考えに基づき、基礎疾患を持つ人、また高齢者はなるべく家にとどまり、健康な若者は出来る限り通常の社会生活を送ることで、自然免疫が広がることを期待したようです。

ところが、若者の中にも当然のことながら、重症化する人はゼロではありませんので、そうなると、ロシアン・ルーレットのように、一か八かやってみなきゃわからない、という可能性もあるわけです。マスコミの批判を受け、イギリス政府は都市封鎖に踏み切ったようです。

いまイギリスでは新型コロナウイルスに対する抗体の出現の有無をチェックできるキットを350万人分注文し、医療機関に配布し始めているそうです。つまりこの検査で陽性になった人はウイルスに対する抗体を持っている訳ですから、人からうつされることもないし、人にうつすこともないと判断でき、通常通り医療機関で仕事を続けることが可能です。

調べてみると、日本でもいくつかの会社が、こうした抗体検出キットを既に発売しています。1検体あたり1000円未満で調べることが可能のようです。日本でも早急に医療機関に配布し、医療従事者の抗体保有の有無を早急にチェックして、医療崩壊が起こることを未然に防ぐべきなのです。

そうした検討が当然なされているとは思うのですが、報道を見る限りでは、その予定はないようです。安倍首相にしても、小池都知事にしても、ほとんど検討することなく突然、学校を休校するように要請したり、あるいは横文字を並べて都民を煙に巻くような大見得を切るときばかりしゃしゃり出る、という最悪の演技、パフォーマンスばかりを繰り返しています。

小池都知事の頭の中は、7月の選挙のことでいっぱいなのでしょう。どうしたら自分が再選できるか。そのことばかりで、都民ファーストの思考ができない状態としか思えません。歴史の皮肉といえば、そうなのですが、不幸なのは都民です。

一時の熱狂で投票行動を取ると、こうしたしっぺ返しを食らう、という典型として、しっかり記憶しないと、また同じことを繰り返します。

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