2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2020年4月 Page 2 of 3

家族一つ

■20200420(月曜日 雨)

錦帯橋付近の商店街。2つのソフトクリーム店が競っています。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の天気予報では、今朝の早朝から雨の予報でしたので、溜まっていた疲れもあり無理をせず6時に起床しました。天気予報通り6時過ぎから雨が強まり、今は激しく雨が屋根を叩いています。

新型コロナウイルスの感染も、とどまるところを知らずに全国各地で広まっているようです。

今朝の東京新聞「筆洗」欄では、小津安二郎監督の映画「彼岸花:1958年」を取り上げています。夫婦と娘二人、家族四人で遊びに出かけた箱根で妻役の田中絹代が夫役の佐分利信に、苦しかった戦争だが今は懐かしい、と語る場面があります。

「戦争は嫌だったけれど、時々あの時のことがふっと懐かしくなることがあるの。あなた、ない?」

「私は良かった。あんなに親子四人で一つになれたことなかったもの」

戦争が終わって生活も豊かになりましたが、家族揃って夕飯を食べることもなくなった、それが寂しくてあの頃が懐かしい、と語るのです。

このセリフが最近よく分かるようになった、と筆者は書くのです。

それはもちろん、新型コロナウイルスの感染拡大によって、日本の家族がここまでひとつになれたのは、戦後75年の歴史の中で初めてではないだろうか、と筆者が考え始めたからです。

諸外国の様子を、私はよく知るわけではありませんが、日本の会社員が会社で過ごす時間の長いことは世界的に有名です。もちろん必要な仕事をしているのでしょうが、もう少し工夫すれば家庭で過ごす時間を増やすことは、今まででもできたはずなのですが、意識してそうしないのか、あるいは会社の事情で、そうできないのか。

何にしても、コロナ感染症という、いわば天災が日本の社会を変えることは間違いないでしょう。その時、日本がどんな社会になっているのか。それを作り出すのは、私たち一人ひとりの取り組みの結果なのです。

■子供達が進学のため家を出て、もう10年近くなる我が家では、初孫が生まれて、改めて家族5人で過ごした日々のことを思い返しています。仕事も忙しく、子供達とも毎日てんやわんやの生活でしたが、今になってみると、本当に懐かしく、もう一度あの日に帰りたい、と思う時がないわけではありません。子育てというのは、本当に瞬きをする間だったと、つくづく実感するのです。

創造的休暇

■20200419(日曜日:晴れ)

錦帯橋から見た錦川です。鵜飼が行われます。

■今日は新沼津カントリークラブのBクラス月例でした。大の仲良し、植松さん、甲野藤さん、そして小泉さんと4人で回りました。コロナウイルス感染により緊急事態宣言が発せられ、東京から来られる方はほとんどいませんので、出場者も通常の半分ほどです。来週からは営業形態もガラリと変わり、レストランも閉鎖、風呂場も閉鎖、そして基本的に一カート3人で回ることになるようです。

今日は、とにかく最高の天候でした。抜けるような青空、そして、そよ風が吹き渡り、駿河湾も一望することができました。プレーの方は相変わらず安定しませんでしたが、後半からは大切な点が理解され、それを繰り返すことができましたので、自分ではかなり進歩したプレーができたと感じました。

バックスイングで右腰にスペースをとる点と、バックスイングで左腕をしっかりと伸ばしてダウンスイングに入ること。その二点を繰り返したおかげで格段に安定しました。

スイングは体重移動というよりは左足を軸にして回転運動で打つイメージが自分の体には合っているようです。腰の回転が出来れば自分としては満点のスイングと言えます。最後の点がなかなか難しいのです。

■さて今朝の東京新聞社説には「試練の戦利品を未来へ」と題して書かれています。新型コロナウイルスの蔓延によって、政府の緊急事態宣言が発令され街の様相は一変しました。また人々の行動も変わらざるを得なくなりました。

今まで良いことだと思われていた勤勉な通勤や通学、見聞を広めるための旅行などが、ウイルスをばらまく迷惑行為と批判されるようになったのです。意欲的な姿勢や積極性が悪徳へと転換したことになります。

歴史を振り返れば、こうした世界的な感染症の拡大は、もちろん初めてではありません。14世紀ヨーロッパを襲った、黒死病、いわゆるペストによって、当時のヨーロッパの人口の3分の一から4分の一に当たる2500万人から3000万人が命を落としたと言われています。

中国を支配していた帝国、元の版図拡大などに伴い、ユーラシア大陸の東と西が繋がったのです。当時のグローバル化が疫病を広げたことになるのです。

人口が激減したことによって荘園制度や身分制は徐々に崩壊。次の世代のルネサンスにつながり、近代への扉が開いていきます。

ペストは十七世紀にも再びヨーロッパに広がり、ロビンソン・クルーソーの作者デフォーは、ロンドンだけで十万人が亡くなったと伝えています。

大学も休校になりました。暇になってある学生がいくつかの構想を思いつきます。その一人が万有引力の法則などを突き止めた科学者ニュートンです。「創造的休暇」とも言われているそうです。

私達は生活様式を大きく変えつつあります。電車に乗って会社に行く通勤が当たり前のことでしたが、今では家で仕事をすることも決して珍しいことではなくなりました。いや業種によっては、むしろ在宅勤務の方が効率が上がる場合も散見されるのです。

在宅勤務によって家族との絆が深まる場合もあるかもしれません。今まで当たり前だと思っていたことが、実はそうではないという気づきをもたらす場合も多いかもしれません。

それによって感染の蔓延が峠を越えた時、私達は新しい社会を迎えるのかもしれません。人間も社会も変化するためには、とても大きなエネルギーが必要です。危険を伴う変化などを進んで引き受ける人は稀なのです。組織も同様です。

ましてや社会が変わるというのは並大抵の事ではありません、そういう意味では新型コロナウイルス感染蔓延も奇貨として、私たちは日本社会をより良い方向へ導く責任があるのです。

治安

■20200418(土曜日:雨)

錦帯橋の目の前にある老舗旅館、白為旅館です。

■今週に入って、ある決定がなされました。6月7日に開催が予定されていた、千歳JAL国際マラソンの中止です。

例年ですとギリギリまで事前登録を募集するのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、3月中に募集を締め切っていました。そして最終的な中止の決定です。

2014年の第34回大会から毎年参加していた私は、今年も事前申し込みを済ませていましたが、残念ながら連続出場は途絶えました。航空券や宿など、全てキャンセルせざるを得ません。

大会本部もギリギリの検討を重ねたようですが、緊急事態宣言が全国に適応されるとなると、もはや断念せざるを得ないようです。地元はもちろん、全国から参加者が集まるとなると、感染拡大の可能性が高すぎるのでしょう。

ホームページの案内によると、参加費の払い戻しはしない予定だったが、中止の決定が早期に行われたため、可能な限り返却をしたい旨の案内がありました。私としては、返却はなしで結構なので、来年の参加費に充当してもらえると一番助かるのですが、それは難しいのでしょう。

今年の東京マラソンのように参加費の返却はなしで、来年の参加資格は付与、ただし参加費は来年再度支払う必要あり、という方針については賛否両論あります。毎年外れの私は申込みもしていなかったので、一喜一憂する必要もなかったのですが、まさか千歳JAL国際マラソンで、自分がその立場になるとは夢にも思っていませんでした。

昨夜のニュースでは、ここ静岡でも緊急事態宣言適応の影響で、ショッピングモール、とりわけできたばかりのララポート沼津も、今日から臨時休業されるようです。

ある人が言っていたように、まさに中世のような閉じられた世界が、突然現れることになりそうです。日常生活でもバブルが弾けたようなものです。移動手段がジェット機からカゴの世界に、タイムスリップしたかのようです。

県境をまたいでの移動を自粛するように、というお達しは、まるで江戸時代に逆戻りです。年が明けたばかりの元日に、まさか2020年がこんなことになろうとは、誰も想像だにしなかったことです。

■こうなると私が一番心配なのは、治安の悪化です。社会を形成すること無く私達は生活できませんから、社会を維持する上で何よりも重要視されるべきは治安です。

ネット上でも指摘されていることですが、制限なしの現金一律給付について、反対する意見があることは当然です。しかし生活困窮者が溢れるようになると、一番に破壊される可能性があるのは治安です。その時、自分は生活になんの心配も無かったとしても、なんの心配もなく地域社会で生活することなど、誰もできなくなるのです。

アメリカの超富裕層が作り上げている、「Gated Community」、つまり中世のように城壁で街を囲い、警備兵を雇い、部外者を完全に排除した世界を作り上げるしかなくなるのです。

そんな事態になるのなら、何兆円かかろうとも、現金を速やかに一律給付したほうが、ずっと安上がりなのです。反対している人々は、もうすでに城塞の中に暮らしているのでしょうか。

全国へ

■20200417(金曜日:曇)

道の駅 ソレーネ周南です。北九州空港から錦帯橋へ向かう途中で立ち寄りました。

■今朝は走りました。昨日は夕方から雨が降り始め、一時は激しく雨音が聞こえるほどでした。天気予報では今朝には雨は上がっているとのことでしたので、昨夜はそのつもりで早めに休みました。今朝も5時に起きて、いつものコースを6.46km走り、これで今月は9回のランで60.07km。残り13日で39.92kmのところまで来ました。

■昨日の昼休みはロータリークラブの例会も休会でしたので、すんと2人で新沼津カントリークラブのレストランに行って一緒に昼食をとりました。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、ゴルフ場も閑散としています。

レストランで食事を共にすることを危険視するプレイヤーも増えて、レストランもガラガラなのです。昨日は13時前にレストランに入ったのですが、私どもも含めて埋まっていたのは3テーブルだけ。昼ごはんと食後のコーヒーを2人でゆっくりと楽しんで帰る時には、お客さんは私たちだけになっていました。

スタッフのみなさんは感染防止のために隅々まで配慮されています。換気を十分取るために窓を開け、そしてお客さんが帰ると、アルコールでテーブルを始め、全ての部分を消毒してくれています。私には危険には、とても思えませんでした。入室する前にも、帰る時にもアルコールで手の消毒をするように準備がされています。

しかし昨夜の安倍総理の緊急事態宣言を全国に適用するという発表のために、来週23日からは新沼津カントリークラブも、今までとは全く違う営業形態になるようです。帰りがけに駐車場の車を見てみると、世田谷ナンバーの車もあり、東京から来ている人もいるようですが、やはり東京からの来訪者は招かれざる客であることは致し方ありません。しばらくは自重し感染を広げないことが求められています。

そうであるならば、地元のメンバーが、やはりクラブを支えるしかないと私には思えるのです。スタッフのみなさんは本当に一生懸命に努力をされています。感染症ですから、正しく恐れることが、何より大切だと感じます。

きちんと検査をして、迅速な隔離を施行していけば、いずれは終息します。どれだけの時間がかかるかは、誰にも分からないのですが。

信用貨幣論

■20200416(木曜日:晴れ)

ソレーネ周南には地産地消の豊富な食材がありました。

■今朝はゆっくりと休みました。一昨日、昨日と二日続けて走りましたので、今日は休養日です。あれだけ違和感や痛みを感じていた右臀部の骨神経痛と思われる症状も、すっかり消え去ってしまいました。

なんだか拍子抜けの感じもしないではないのですが、すんによれば、また再発するそうなので、この後ずっと付き合っていくしかないようです。

以前、神田のお店で作ってもらったオーダーメイドの中敷を入れていた、ランニングシューズの右足だけ外しました。ナイキの厚底ランニングシューズに1月から替えて走っていますが、この中敷が原因かもしれないと思い、藁にもすがる思いで外したのですが、どうやらあまり因果関係はないようです。

■さて新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、営業自粛が余儀なくされ、破綻寸前の小規模独立事業主が増えています。飲食業などを中心に破綻の瀬戸際に追い込まれています。

コロナウイルスの感染で命を落とさなくても、経済的に追い込まれている人が増えているのです。

安倍総理はこうした危機的状況に対して『我が国の支援は世界で最も手厚い』と、堂々と発言されているところが、どうにも救いがありません。

どうしたら日本が活力を取り戻せるのかという問題に対して、以下のページは私たちに力を与えてくれるのではないでしょうか。

中野剛志さんに「MMTっておかしくないですか?」と聞いてみた

中野剛志:評論家

私は経済学が専門ではありませんので、もちろん記載されていることの正しさについて語れるわけではないのですが、読みながら、なるほどその通りだなと納得できるのです。そして何より、とても興味深いのです。

少なくとも、この30年の日本の経済の歩みを振り返れば、中野剛志さんのおっしゃる通りの展開になっていることは間違いありません。かの有名な MMT 理論について分かりやすく解説されています。

ああ、そうなのか、と目からウロコの説明が続きます。例えば、

要するに、貨幣は「特殊な借用証書」だというのが「信用貨幣論」なんです。

ぜひ上記の記事をお読みになることをお勧めします。読んでいて、とても面白いです。

私が初めてこの考え方に触れたのは、れいわ新選組の山本太郎代表の演説を聞いてからなのですが、山本代表は参議院議員に当選後、こうした理論を学び、どうしたら国民が豊かになれるかを真剣に考えたに違いありません。

間違いなく一つ言えることは、このデフレの20年間、政府は国民に投資してこなかった。アメリカのポンコツ戦闘機を爆買していることに代表されるように、無駄遣いは散々してきたにもかかわらず、一番大事な国民への投資を怠ってきた。

どの面下げて、『我が国の支援は世界で最も手厚い』などと公言できるのか、その厚顔無恥ぶりには、ただただ驚き呆れるばかりです。

こうした MMT 理論に対して、田中宇さんは懐疑的ですし、もちろん100%鵜呑みにすることが正しいかどうかは分かりません。しかし、この理論にかけてみるしか、今の日本に残された再生の道はないように私には思えます。

間違いなく言えることは、今のままでは、日本は落ちぶれて、国民は貧しくなるばかりだ、ということです。

想像力

■20200415(水曜日:晴れ)

ソレーネ周南の裏手の風景です。心休まる里山です。

■今朝も走りました。昨日に続いていつものコースを走り、これで今月は8回のランで53.60km。残り15日で46.39kmのところまで来ました。今朝は6.44kmをゆっくりと走りました。とはいっても、キロ当たり6分22秒で走っていますので、自分としては決して悪いペースではありません。

今朝の最低気温は7度とのことで、走るにはちょうど良い条件です。空も晴れ渡り、空気も澄み渡り、本当に走るには絶好の季節です。今朝は走った後にいつものとおり、ストレッチをしたのですが、額から汗が滴り落ちてきました。これまでは走っても、そこまで汗が出ることはありませんでしたので、気温も少しずつ上がってきているのでしょう。

走っている間の40分余りの間に、人と行き交うことはほとんどありませんので、東京などと違って、コロナウイルスの感染を心配する必要はありません。家に引き込もらなければならない東京の人々は、本当に大変だと思います。

特に子供さんたちは外で遊ぶのが当たり前ですから、家の中にいて、もしもゲームばかりをしているとしたら本当に可哀想です。そんな生活を押し付けている大人達の責任を誰も問いませんので、これも困ったものです。

東京都における営業自粛に伴う補償問題において、いわゆる接客業、風俗業の方にも保証するかどうかの問題が提起された時に、某テレビタレントが自分が払った税金がそんな人達に行くのは許せない、という趣旨の発言をしたそうです。こうした発言を聞くと、この某タレントにおける決定的な想像力の欠如と他者への思いやりの無さを感じざるを得ないのです。

その点における第一人者が安倍総理に違いありません。ひょっとすると安倍総理は、国民が生活に困っているという現実が想像もつかないのかもしれません。つまり生まれてからこの方、お金で困ったことも、生活に行き詰まったこともなかったのでしょう。そうであれば当然のことながら、他者が、そのような問題で苦しんでいるということまで、想像することはできないのです。

安倍総理の大学時代の恩師が安倍晋三という人間について、二つの無があると言ったのは有名な話です。「無知」と「無恥」です。しかし、私がマスコミを通じて、安倍総理の言動を見て感じるのは、むしろその点よりも、欠落しているのは、国民生活への想像力と、そして何より国民に対する愛情だと思うのです。そう考えないと総理の言動は理解できません。

国民に対する愛情が欠落した指導者を頂いている国民ほど、不幸なものはありません。この7年間に、いかに国民が幸福から遠ざけられたかは、このコロナウイルス感染問題で露になったと私には思われるのです。

つまり、この7年間の間に多くの日本人は、きっと日本は強靭になる、豊かになるという夢を見てきただけなのです。ところが消費税の増税によって経済は落ち込み、さらにコロナウイルス感染で、日本の現状がまさに剥き出しになりました。化けの皮が剥がれただけのことなんです。夢の終焉です。

これは東京オリンピックが無事に終わったとしても、その後に待っていた現実なのかもしれません。いい加減、私たちは目を覚ますべきなのです。国民を幸せにするフリだけをしている指導者を、交代させねばなりません。

成功体験

■20200414(火曜日:晴れ)

ソレーネ周南で購入した寿司弁当です。

■今朝は走りました。昨日は寒々しく、また雨が降り続く一日でしたので、外来も閑散とした月曜日でした。

昨夜早く寝たおかげもあって、今朝はすんなりと起きることができました。右臀部の痛みも、どういうわけか昨日から、一時的にでしょうが消え去っています。おかげで体を捻っても、屈伸運動をしても痛みを感じることはありません。

今朝は5時に起きて準備を始め、生ごみを指定の場所に運んでから走り始めました。いつものコースを6.46km走り、これで今月は7回のランで47.15キロメートル。残り16日で52.84kmのところまで来ました。

1ヶ月の目標達成スピードからすれば、ちょうどぴったしといった具合の達成度です。エプソンのホームページを見ていると、目標ライン14日目で、まさにドンピシャリの走行距離となっています。

今年に入ってからは目標である、月100キロ走を3ヶ月連続達成しています。昨年12月に風邪をこじらしたことと、自分自身白内障の手術を受けたために、術後安静のために走ることができませんでした。ということで連続100キロ走の記録が途切れてしまいました。

でも気持ちを切り替えて、また一から始めるのも悪くはありません。考えてみれば人生というのは、一からのやり直しの連続かもしれません。その度にめげていては何もできません。

それにしても坐骨神経痛と思われる、臀部の痛み、あるいは太ももの裏側の部分のしびれ感などが消えてしまったのは嬉しい反面、再発が心配だという意味では、喜び半分、心配半分です。

すんの体験によると、坐骨神経痛は消長を繰り返すようです。どんどん悪化することもない代わりに、完全に消失することもないようです。まぁ付き合っていくしかないのかもしれません。

さて、新型コロナウイルス感染拡大のために、自粛の嵐が吹き荒れています。どこの自治体も、不要不急の外出を避けるようにと住民に伝えています。飲食業や飲み屋さんを中心に、本当に大変な日々だと思います。

こうした業種では日々の売上をもとに仕事を回転している、という面が大きいようですので、日々の売り上げがなくなれば、まさに兵糧攻めにあったようなものです。

本当に大変だと思います。特にオリンピックなどの特需を当てにして、借入金を元に事業を拡大したばかりの店舗は大変だと思います。今のような時期には、借金がないのが一番安全かもしれません。

事業を拡大するためには、自前のお金だけでは無理ですから、銀行からの借り入れは、いわば将来性の証でもあるのですが、昨今のような金融危機となると、逆回転が始まってしまいます。

収入が途絶えれば返済の重みが極端に重くなってしまいます。やはり国が支援してあげないと自力だけでは、とても乗り切ることが難しいほどの経済危機だと思います。

私達のような本当に零細の独立事業主でもそうなのですが、今朝のニュースによれば、ソフトバンクグループが巨額の赤字を出したと報道しています。

■ソフトバンクは今や実業よりも投資事業が主な生業になっているようです。想像するに、孫正義さんは中国のアリババへの出資で金鉱を掘り当てた、あるいは例えが適切でないかもしれませんが、パチンコで一度大当たりを取ったために、その成功体験が忘れられずに、次から次に世界中のユニコーンと言われる、将来性ある企業を買収してきました。

しかし、このコロナ感染からの金融危機による逆回転によって、投資してきた企業の価値が急落してきています。ある人によれば、今やソフトバンクグループ、あるいはビジョンファンドのほとんどの価値はアリババの価値だ、という人もいるぐらいです。

アリババの株に手をつけなければならなくなった時が、ソフトバンクの終わりかもしれません。孫正義さんのことですから、きっと切り抜けるに違いありませんが、成功体験ほど大きなエンジンになると同時に、大きな落とし穴になるものもないようです。

仮想金融帝国

■20200413(月曜日:雨)

ソレーネ周南でのスウィーツです。

■昨日の穏やかな天候とは、打って変わって、昨夜から雨風共に強まりました。天気予報によれば今日は一日、時に暴風雨にすらなりそうな天候のようです。桜も、ほとんど散ってしまい、盛りの頃の花の雲も、今では遠い昔のような気すらします。本当に花の命は短いものです。

■昨夜はZoomを使って家族会議をしました。群馬県に住むTaku一家と我が家で孫のまさくんを中心に、みんなでワイワイやりました。今流行りのオンライン飲み会ではありませんでしたけれども、楽しいひとときでした。

のんちゃんもあやちゃんも都合つけて、みんなでオンラインで顔を見ながら元気な様子を確認できれば最高です。Zoomを使い慣れている、すんが色々準備をしてくれました。次回が楽しみです。

■さて4月10日付の東京新聞には、アメリカ大統領選挙において、民主党の指名争いが早期決着した、と報道しています。

4年前と異なり、コロナ拡大で急展開が見られたというのです。新型ウイルス感染拡大で集会は開けず、自宅からのインターネット中継でサンダース上院議員は「民主党の指名のための戦いは、成功しないと結論付けた」と、無念さを滲みませながら語ったと書かれています。

結局のところ秋の本選挙では、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン候補の戦いとなることが確定しました。しかしこの結果は私の見るところ、アメリカ国民にとって大きな変化をもたらすことはなさそうです。

バイデン候補は中道派として民主党の多くの党員の支持を得ましたけれども、結局のところ、ウォール街を中心とした人々に支持される政策しか取る可能性はありませんので、サンダース上院議員が訴えてきた政策が実現される可能性はほとんどありません。

つまりは経済格差はさらに開き、景気の良い街ほど、ホームレスが溢れるという状態になるのです。それはニューヨークであり、そしてシアトルなのです。実体経済を離れた仮想金融帝国といったものが構築され、GDPの4倍とも言われる仮想金融帝国が世界を牛耳っているのです。

今まさにバブルが崩壊しかけ世界の秩序は壊れようとしています。その後に、どんな世界が待っているのか。人類が救われるとすれば、その時点でしかなさそうです。

本当の意図

■20200412(日曜日 曇)

道の駅での数々の惣菜、お弁当です。お腹がいくつあっても足りません。

■今日は月例競技の競技委員を務めましたが、ゴルファーの間でのコロナウイルスに対する認識というか、危険度の考え方は様々なようです。

レストランで共に食事をすることも危険なので、食事なしでプレーをさせてほしい、いわゆるスルーでプレーさせて欲しいという方もいれば、弁当を用意して自由に食べさせて欲しいと言われる人もいるようです。

あるいは極端な方は、東京からの客とは一緒にプレーしたくない、と言われる人もいます。

風呂についても同様です。風呂に入っただけで感染してしまうと恐れている方がいるようで、風呂に入らずに帰る方も増えているようです。副支配人によれば、風呂も閉鎖した方が良いか検討しているとのことです。

いわゆる3密を避けることはもちろんですが、一番危ないのはウイルスの付いた手で顔を触ることによって、目、鼻、口の粘膜からウイルスが感染することだ、とイギリスの先生は言われています。

ゴルフ場ではレストランのテーブルはもちろん椅子なども、お客さんが席を離れると、すぐにアルコールで消毒をしています。入り口には、もちろんアルコールが置かれていて、プレイヤー自身が自分の手を消毒できるように配慮されています。

感染しているかどうかの検査ができない現状では、誰が感染しているのか感染していないのか確認のしようがありません。みんながそれぞれ疑心暗鬼になっている訳です。

感染を確認するPCR法の確からしさが、それほど高くない現状では問題があるにしても、やはり、とにかく簡便に検査ができるように国がしっかりと対応しないと、不必要な恐怖感ばかりが増幅されて、社会は混乱するばかりです。

検査体制がいつまでたっても確立されないのは、怠慢というよりも意図的としか思えません。政府の本当の意図は、どこにあるのでしょうか。

昨夜のNHKスペシャルでも、コロナウイルスに対する日本の対策委員会の活動ぶりが報道されていました。家に帰ることも出来ずに、缶詰状態で対応に追われているスタッフの皆さんは本当に大変だと思います。

ただクルーズ船の問題以来、日本政府の対応は世界とは異なり日本独自の対応策を取ってきた、と報道されていましたが、結果として感染拡大が封じ込められたのであれば、日本独自の対策は素晴らしかったと結論されるのでしょうが、結果として感染拡大を抑えることができず、非常事態宣言が出されるまでになったとすれば、やはり日本独自の対応は問題があったと結論せざるを得ません。

その点に対する総括がなされていないように思われたのは、とても不思議でした。独自対応のどこに問題があったのか、きちんと総括、反省しない限り、また同じことを繰り返す危険性が高いのではないかと私には思われるのです。

月日

■20200411(土曜日:晴れ)

美味しそうな惣菜の数々です。

■今朝も走りました。いつものコースを6.44km走り、今月は通算6回のランで40.68kmを積み重ね、残り19日で59.31kmの所まできました。

走り終わった後、いつもの通りストレッチをして家に戻ったのですが、右臀部の痛みがいつもより強くてまいりました。朝食を取った後に、痛み止めのロキソニン一錠を服用しました。

どこか筋あるいは腱を痛めたのかもしれません。普段の生活では、そんなに不自由はないのですが、右脚のストレッチはやめた方が良さそうです。

■さて今朝の東京新聞朝刊「筆洗」欄には、コロナウイルスの蔓延によって外出が制限され、夫婦で共に過ごす時間が長くなることに従って、女性に対する家庭内暴力が、世界的に急増しているという内容が書かれています。さまざまなことを考えさせられる内容だと思います。

そもそも夫婦と言っても単なる他人です。異なる家庭に育ち、異なる教育を受け、異なる家庭内文化を受け継ぎ育ってきた2人が、一つの家庭の中で生活してる訳です。

角突き合わせるという言葉がありますが、まさに夫婦こそそんな状態でしょう。常識が違うのです。いい意味でも、困った意味でも、その通りなのです。首を傾げることもしょっちゅうです。

長く一緒に過ごせば、次第にそれが融合しあって、お互いの常識が作り上げられて行きます。どちらかが知ってか知らずか、譲り合うことで2人の新しい常識が作り上げられていくのです。

そして、いつの日か、お互いの存在が空気のようになっていく訳です。あるいは、君子の交わりは淡きこと水のごとし、と言いますが、夫婦もそうなれば理想なのでしょう。

そこに至るまでに何年の月日が必要なのかは、それぞれの夫婦によってもちろん異なるのでしょうが、多分20年、30年という単位ではないでしょうか。

私ども夫婦は1982年に結婚しましたので、今年で39年目に入りました。私は19歳で下宿するために家を出ましたので、両親とは19年しか、一緒に生活していません。まさにその倍の時間を夫婦で過ごしてきた訳です。

3人の子育てもほぼ終わり、この1月には初めての孫も誕生しました。夫婦2人きりの生活に戻って、もう10年ほどになりますでしょうか。お互いの生活のリズムも出来上がり、それぞれがそれぞれの社会的役割を果たしながら、1日、1週間、そして1ヶ月が過ぎていきます。

今の私にとって最も大切な存在は、言うまでもなく連れ合いです。それは空気や水が生きていく上で不可欠なように、私にとっては欠くことのできない存在なのです。お金では買えない唯一の存在と言っても良いほどです。

そこには38年の月日が、しっかりと詰まっているからです。

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