■20220326(土曜日:曇)

サホロリゾートスキー場です。はるか上の方にゴンドラの頂上駅が見えます。美しいゲレンデです。

■今朝は走りました。昨日は二日間続けて走ろうと思ったのですが、疲れで起きだすことが、さすがにできませんでした。

数日前の天気予報では、今朝は雨ということでしたので、昨日頑張ろうと思ったのですが、その後天気予報が変わり、今朝は昼から雨ということになりました。

ということで、今朝はいつもの通り5時に起き、準備運動の後スタートしました。暖かな朝でした。フリースを着ることもなく、Tシャツ一枚で玄関を出ても、それほど寒くありませんでした。

日の出の時刻も、春分の日以来、目に見えて早まってきたように思えます。もうLEDのペンライトを持って出る必要もなくなりました。走り出す頃には、十分明るくなっています。

今日は24日以来、2日ぶりに走りました。46分38秒、6.90kmを走り、これで今月は10回のランで70.99kmを積み重ねました。目標の月88kmまでは、残り5日で17kmのところまで来ました。

明日は走れませんので、カレンダーから行くと28日、30日と2日間で目標を達成しなければなりません。少し長めに走らないと、目標達成は難しそうです。何とか達成できるように体調を整えるしかありません。

■さて、ウクライナ紛争に対して、アメリカを中心にした欧米諸国が、ロシアへの経済制裁を加速させています。日本にいると当然の成り行きのごとく感じがちですが、ことはそう単純ではありません。

何しろロシア、ウクライナは食糧供給という面で、大きな市場占有率を持っているからです。

長周新聞・第8784号では、こうした現状を詳しく解説してくれています。「対ロ制裁が招く食糧危機、長期化歓迎する穀物メジャー、投機マネー流入し価格高騰、途上国では飢餓の恐れも」。

まさに、この言葉が描く通りの現実が進行しているのです。例えば、ロシアは世界最大の小麦輸出国であり、ウクライナは第5位の輸出国。両国合わせて世界の大麦の19%、小麦の14%、トウモロコシの4%を供給し、世界の穀物輸出の3分の1以上を占めているそうです。

制裁によってロシアからの小麦の輸出が難しくなり、紛争が長期化した場合、今年後半から、世界、とりわけ途上国は価格高騰だけでなく、食糧不足に見舞われる恐れがあり、今世紀に入って最初の食糧危機を迎えつつある、と専門家は解説しています。

こうした欧米によるロシアへの経済制裁が、穀物の国際価格急騰を招き、世界中で食料危機が懸念される中で、膨大な利益を求めて暗躍しているのが、穀物市場を支配する穀物メジャーなのです。

さらには投機マネーが流入し、2008年には、サブプライムローンの破たんで巨大な投機資金が商品市場に流れ込み、株を買う感覚で穀物を買い占めました。このため、小麦、トウモロコシなどの食料は過去最高値に達してしまいました。

最後に紙面は、こう綴られています。

アメリカのバイデン政府を先頭にしたロシア経済制裁は、ロシア・ウクライナ危機の早期停戦を目的としたものではない。

危機状態が長引けば長引くほど、ロシアやウクライナをはじめ、制裁を科したアメリカやヨーロッパ自身の国民も、さらには穀物を輸入に頼るアフリカや中東、アジアの国々など世界中の人々が食糧高騰や食糧難に直面し、社会的な混乱は全世界に広がる。

穀物メジャーや投機マネーだけが早期停戦ではなく危機の長期化を歓迎している。

危機を長引かせるだけのロシア経済制裁ではなく、早期の停戦に向けた国際社会の努力が緊急に必要になっている。

まさに、紙面が指摘している通りなのです。

日本のマスコミでは、NHKをはじめ、これでもかとばかりに、ロシアに対する嫌悪感を掻き立てています。このことが日本国民の生活をこれから、どれほど苦しめることになるのかを、視聴者は全く理解していないように、私には見えるのです。

そして、そうした報道によって、熱狂している国民の未来に横たわる困難に満ちた、今後の生活を想像してしまうのです。