20171208(金曜日:晴れ)
■今朝は走りませんでした。というか、起き出だせませんでした。いささか疲れが溜まっているようです。まぁ、無理をしても致し方ありません。のんびり楽しく行くしかありません。
■さて今日は日米開戦から76年です。東京新聞の社説も、こう問いかけています。
問い直す「なぜ戦争を」
最初に引用されているのが、真珠湾での日本海軍の大勝利の知らせに歓喜雀躍している評論家の亀井勝一郎氏の言葉です。
嘗てペルリによって武力的に開国を迫られた我が国の、これこそ最初にして最大の苛烈極まる返答であり、復讐だったのである。維新以来我ら祖先の抱いた無念の思いを、一挙にして晴すべき時とき来たのである
亀井氏だけの思いでなく、ある意味では全国民の思いでもあったのでしょう。そして私が驚くのは、この内容が、まさに岸田秀氏が「ものぐさ精神分析」の中で語られた内容そのものだったことです。さらに私が大切だと思うのは、未だにこうした精神状況は解決されていないように思えることなのです。岸田氏も、かつてインタビューの中で冗談半分に、もう一度アメリカと戦争して勝つしか解決策は無い、と語られていたことを思い出します。
日本にとって、まだ近代の課題は解決されていない、というべきなのでしょうか。