■20200924(木曜日:晴れ)
■今朝は本当に久しぶりに走りました。先週の木曜日以来ですので、ちょうど一週間ぶりということです。
天候の関係もありましたが、何より走る気力がありませんでした。起きだして走るという、 これまで何度も繰り返してきたことが急に大きな重荷に感じるようになってきました。
エプソンのランニングウォッチで記録を取り始めてから、今日のランニングで1046回目になります。今日はいつものコースを6.09 km 走り、これで今月は8回のランで56.85 km を積み重ね、月100 km 走までは残り6日で43.15 km となりました。
あと6日残っていますので計算上は目標達成ができないわけではありません。しかし今週の週末は仲間で泊まりがけのゴルフが予定されています。つまり日曜日は走ることができないのです。
まとめて長い距離を走るのは休日が良いのですが、ここのところ休日がすべて予定が入ってしまっています。結局早朝しか走る機会がないのですが、天候や体調の関係で以前のように帳尻を合わせることが難しくなってきました。
■さて先週から松本清張の短編集を Kindle で読み始めています。傑作短編集5「張り込み」は読み終えました。今2冊目を読んでいるところです。松本清張の作品は「点と線」などいくつか読んではいるのですが、改めていくつかの作品を読み直しています。
松本清張は決してエリートではありません。下積みの生活が長かったと言っても過言ではありません。九州で朝日新聞に勤めましたが、司馬遼太郎とは異なり、縁の下の力持ち的な仕事を長年続けられました。
私が読んだ範囲内では、登場人物たちは決して英雄や豪傑、そしてエリートが主人公として出てくるわけではありません。本当に市井の人々が繰り広げる人間模様を描いています。
つまりは自分だって、いつその事件に巻き込まれたり、あるいは自分自身が事件を引き起こしてしまう可能性も充分にあるわけです。 そこが本当に恐ろしいところなのです。
誰にでも、そして明日にでも我が身に降りかかりそうな出来事が描かれているのです。事件に巻き込まれたり、あるいは引き起こした登場人物たちの心情が私にもよく分かります。特別な人々ではないのです。
金銭欲であったり名誉欲であったり、あるいは男女の愛憎の問題であったり、 作品の中で描かれている問題は、誰もが生きていく上で遭遇しないはずがないものばかりです。
これまで自分がそうしたことに巻き込まれなかったのは、ただ運が良かっただけなのです。克己心が強かったり道徳心が特別強かったわけではありません。ただ運が良かったのです。松本清張の作品を読むたびに、そう実感するのです。