■20210902(木曜日:雨)

沼津市大瀬崎の様子です。スキューバダイビングのメッカとして有名です。

■今朝はゆっくりと休みました。天気予報では、昨夜から今朝の走る時間帯まで、ずっと雨が降るとのことでしたので、最初から起き出すつもりはありませんでした。

5時半に起き出して、資源ごみを所定の位置まで運び、新聞を取ってきましたが、その間は雨もぱらつく程度でした。それでも沼津市には昨夜からの雨で、大雨警戒レベル3に相当する、土砂災害、河川洪水の注意報が出ています。

一昨日までの、むっとするような蒸し暑い猛暑がまるで嘘のように、今日は気温がぐっと下がるようです。

■さて、自分が今のこの土地に住み始めてから、30年が経ちました。郊外の新興住宅地でしたので、若い人や子どもたちがたくさんいました。あれから30年の時間が過ぎ去り、所々空き地も目立つようになりました。

南側の通りは商店街でしたが、今も営業を続けているお店は、ほとんどありません。子ども達がよく通った玩具店や自転車店、あるいは食事どころなども、今では跡形もなくなりました。

住宅も同様です。大きくなった子ども達は学校へ通うために地元を離れ、そのまま就職し帰ってくる方は稀です。住み続けている人々は、高齢化するばかりです。そして、その中に自分たち夫婦も含まれるのです。3人の子ども達は、同様に地元を離れ、学校に通い、そして就職しています。

そんな地域の様子を見ていて思い出すのは、方丈記の書き出しの部分です。人間はずっと、同じことを繰り返してきたのではないかと痛感させられます。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。

玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。

或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。

あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。