■22020217(木曜日:晴れ)

新千歳空港ビル内の広告です。宗谷丘陵で育てられた和牛です。3度見に行きました。

■今朝は走りました。いつものように5時に目覚ましを合わせて起き出し、準備運動ののち走り出しました。今朝は5時15分ほど前に目が覚めましたので、少しウトウトしましたが、なんとか起きだすことができました。

火曜日に引き続いて、今月5回目のランです。今朝は45分41秒、7.03kmを走り、これで今月は5回のランで34.13kmを積み重ねました。目標の88キロまでは、残り11日で53.87kmを残しています。正直かなり足りない状況なのですが、とにかく無理をせずに、身体と対話をしながら目標に近づいていきたいと思っています。

今朝は校庭でのランニング時間を25分に合わせていました。走りながら感じたのは、霜柱です。ザクザクという音がして、走りながらその感触を感じていました。これは、ひょっとすると水道が凍っているかなぁ、と心配しながら帰ってきました。昨夜の残り湯で体を洗い、シャワーをする段になって、確かに凍っていました。

それでも40分以上走り続けていると、体内温度も上がっているようで、裸になっていても、それほど寒さを感じません。乾いたタオルで身体を、よく拭いて着替えをしました。

■さて、今朝の東京新聞には文筆家の譽田亜紀子(こんだ・あきこ)さんが「古代のぞき見・大量のイルカの骨 出土」と題して書かれています。

石川県能登町にある真脇遺跡には縄文時代の遺跡があり、なんとイルカの骨286頭分が見つかっているのです。この真脇遺跡は縄文前期から晩期の終わりまで、4000年間も継続したそうです。

縄文人は食糧事情や人口の増減によって移動をして暮らしていましたが、同じ場所で4,000年も暮らしていたこと自体が非常に珍しいそうです。あの有名な山内(さんない)丸山遺跡(青森県)も1,500年ほどしか続いていないのです。

真脇遺跡の縄文人が、これほど長期にわたり同じ場所で暮らした理由は、食料の豊富さにあるようです。海の幸、山の幸に恵まれていましたし、その筆頭がイルカだったようです。

イルカは春から秋にかけて富山湾に回遊してきます。すると周辺の集落から人が集まって丸木船に乗り、沖から富山湾の入江に追い込んで捕獲していたそうです。

こうしたイルカの追い込み漁は、真脇では昭和三十年頃まで行われていました。とすると、縄文時代から続く伝統漁だったということになります。残念ですが、今では姿を消してしまいました。

縄文時代に限らずイルカやクジラは、この日本列島に暮らす人々の暮らしを支えてきました。現在では動物愛護の観点から、イルカやクジラの猟が批判されることがありますが、動物愛護の観点だけから批判する事に、私も疑問を感じます。

ある文化からの一方的な視点によって、他文化を批判することの傲慢さと愚かさを感じるのです。他者や他文化に対する敬意というものを持たない限り、戦争は無くなることがないでしょう。