■20200314(土曜日:曇のち雨)
■一昨日、昨日と2日続けて走りましたので、今日は休養の朝です。天気予報によれば9時過ぎからは、静岡県東部でも雨。関東地方も山沿いでは、午後から雪になると報じています。
群馬県に住んでいるたくのところへ、すんと一緒に遊びに行く予定なのですが、車で行くか電車で行くか、2人で悩んでいるところです。なにしろ雪道を運転するのは恐ろしいので、どうやら電車で行くことになりそうです。
東名を通り横浜から圏央道に入って、八王子経由で高崎へ行こうかと思っていたのですが、八王子近辺では雪になっているかもしれません。こちらはノーマルタイヤでしか運転していませんので、万が一にも雪道になってしまうと、ニッチもサッチもいかなくなってしまいます。電車で行くのが正解でしょうか。
新型コロナウイルスの蔓延を考えると、人が集まる駅は避ける方がリスクは少ないのでしょうが、雪道でスリップするよりは危険性は少ないのでしょう。
■さて今朝の東京新聞、「今昔記」には多摩川駅界隈の様子に関する記事が書かれています。隅田川と小名木川が合流する水辺に設けられた芭蕉庵史跡展望庭園、その入口にある句碑にはこう記されています。
川上と この川下や 月の友
奥の細道の旅を終えた芭蕉が、門人杉風らの尽力による3番目の芭蕉庵で暮らした晩年の句です。
庭園より少し上流にあった武家屋敷から川面に張り出した五本松近くに船を浮かべ、同じように月を眺めているであろう友に思いを馳せた句だそうです。
この句に接して思うことは、果たして自分に、こうした友がいるだろうか、という思いでした。もちろん俳聖であった芭蕉と私とでは比較にはなりませんが、同じような思いを抱いたとしても不思議ではありません。もう私も晩年なのですから。
■さて仕事が終わってから電車を乗り継いで高崎まで行きました。たくと会って伊香保温泉に宿泊するためです。新幹線を乗り継いで高崎駅で下車。両毛線に乗り換えて高崎問屋町駅で降りました。駅前でたくと待ち合わせて車に乗せてもらい、伊香保温泉の旅館に向かいました。
沼津から東京を経由して高崎に行きましたが、途中も雨が降り、寒々しい天候でした。それでも車に乗った時には雨が降っている状態でしたが、伊香保温泉に近づくにつれて、周囲が雪景色に変わっていくのに驚きました。
今日は朝から車で行こうか、電車にしようかと2人で散々迷ったのですが、雪景色を見て電車で来たことにホットしました。スタッドレスを履いていない私の車では、この雪道を運転するのは危険極まりないからです。たくの車はスタッドレスを履いていましたので、安心して宿へ向かうことができました。
宿についてやっと一息つきました。最初の予定では伊香保温泉ではなく、草津温泉に宿泊する予定でしたが、天気予報を睨みながら雪が降るという予想から、とても車で行くのは無理と判断し、草津よりもずっと標高の低い伊香保温泉に変更しましたが、実に正しい決断でした。
あの時間であの天候では草津温泉に着くのは、いつになるか想像もできない状況でした。宿に着いたのは17時30分近かったのですが、明るいうちに着けたのは本当に幸運でした。チェックインを済ませて、夕食は当初の19時半から19時に変更してもらうことができましたので、ゆっくりとお風呂に入って、ちょうど良い頃合となりました。
宿泊した「ホテル木暮」という旅館は、とても由緒のあるホテルのようで、たくによれば伊香保温泉の湯量の約4割を使用する権利を持っているとのことで、たくさんの湯船があるのには驚きました。いくつものを湯船に浸かり、しっかりと温まって、部屋に戻ることができました。
19時から夕食を取ることができましたが、3人でゆっくりと話をしながら夕食をとることができたのは、本当に幸せな時間でした。