■20200317(火曜日:晴れ)

伊香保温泉宿の庭木です。

■今朝も走りました。ちょうど5時に目覚ましが鳴ったのですが、夢の真っ只中でした。つまりは起き出すのに一苦労したということです。

今朝はいつものコースを走り、6.31kmを積み重ね、今月は9回のランで59.15km。残り14日で40.84kmのところまで来ました。

今朝も冷え込みました。薄手の掛け布団に毛布をかけて寝ましたが、それでも少し冷えるほどでした。昨日、今日と朝の冷え込みが戻ってしまったようです。

たくの入学を祝って植えたさくらんぼの木にも花が咲き始めました。数日前から気づいていたのですが、今朝は走った後に写真を撮りました。青空を背景に可憐な薄い桃色の小さな花が、いくつも咲いていました。

柿の木にも新芽が出始め、瑞々しい青葉が少しずつ成長しています。5月の連休頃には小さな黄色い花が咲くはずです。季節は滞りなく巡っているのです。

■今朝の東京新聞「筆洗」欄では、星の王子さまの有名な一節を引用しています。

ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。

一番大切なことは目に見えない。

誰でも一度は耳にしたことのある有名な言葉です。この言葉を王子様に教えたのはキツネでした。王子様は自分の星に大切なバラの花を残してきた。地球にもバラがあるが、自分のバラに比べれば特別なものには思えない。

するとキツネがこう教えたのです。

きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみがバラのために費やした時間だったんだ。

バラに注いだ時間や愛情、いずれも目には見えないものだが、それが自分のバラをかけがえのない存在にしている、と筆者は書かれています。

そうなのです。このバラとは私たちにとっては家族なのです。家族とともに過ごした多くの時間、注いだ無数の愛情、それこそが家族を何にも代えがたいものにしているのです。

子育ても終わり、また夫婦二人の生活に戻った、いまの自分に哀切に蘇るのは、これまでに注いだ目に見えない時間だったのです。