■20230129(日曜日:晴れ)

2018年1月に訪れたメルボルン・クィーンビクトリアマーケットの様子です。資源豊かな国なのです。AAA   Grade Atlantic Salmon です。

■今朝も、よく晴れています。石川県では、水道管の凍結、破損、漏水のために断水しています。この寒さの中で、水道が使えないのは、本当に大変です。今年の寒気は、それだけ強力ということです。

世界中で異常な低温が記録されています。地球が温暖化しているとは、ちょっと信じられない思いです。

■さて、銭湯王国・青森県で銭湯の経営が危機的状態にあるようです。人口減による利用者の減少に、燃料代の高騰、そして経営者の高齢化が廃業に拍車を掛けています。

お寒い「銭湯王国」、廃業続々
…燃料費高騰が追い打ち「値上げは止血的な対策」

記事によれば、「県内の大学教授や利用者代表らでつくる協議会は 27 日、入浴料の上限を大人で 30 円値上げして 480 円とする方針でまとまったが、銭湯経営者らの間では「値上げは止血的な対策に過ぎない」との見方も強い」とあります。

1970年代を過ごした大学生時代、6畳一間の下宿で過ごしましたが、お風呂はありませんでしたので、毎日銭湯に行きました。最初は銭湯代は、40円、その後に50円に値上げされたように記憶しています。

「入浴料は、戦後間もなく導入された物価統制令で都道府県ごとに上限が定められ、銭湯ごとに値上げはできない」と、あります。知りませんでした。あの頃は、オイルショックがありましたから、銭湯も大変でした。

今の状況は、それに匹敵する危機的状況です。何しろ利用者が減り続けています。つまり売上が右肩上がりであれば、経費の増加も何とか吸収できるのでしょうが、売上は減少し経費は増大するでは、手の施しようがありません。

企業努力だけでは如何ともし難い状況が、やってきているのです。しかし、これは日本社会の全てに当てはまることでもあります。なぜなら、人口が減少し続けているからです。

どの分野でも利用者が減り続ければ、経済活動は衰退します。減り続けるパイを食い合うだけだからです。

昨夜は、日帰り温泉に行く前に、近くの中華料理チェーン店に寄りました。その隣の空き地は、かつて製紙関係の工場でしたが、廃業され更地になっています。先日ネットの記事で、どうやらその場所に、新しくドラッグストアが建設されるらしいと報じられました。

驚きました。建設予定地の前の道路を挟んで目の前で営業しているのは、やはりドラッグストアだからです。そこから車なら、数分で立ち寄れるドラッグストアが、数えただけでも5つはありそうです。

もうコンビニも飽和状態です。まとまった土地があっても、利用方法が思い浮かびません。たぶん地方では、どこも似たりよったりのはずです。住宅にするか、つまりは一戸建てかアパートか。相続税対策に、次から次に建てられてきたアパートも、いまでは住む人がいません。

いっとき新しさに惹かれて入居しても、長い期間ではないようです。建主も、いずれはローンの支払いに追われそうです。日本は、全てがこの調子です。右肩下がりなのです。賃金すら、先進国で唯一減り続けているのですから、救いがありません。

なぜ衰退するような経済政策ばかりを取り続けるのか、素人には理解できません。誰からかの、お達しなのでしょうか。あと5年後には、さらに衰退が進みそうです。優秀な人材は海外に活躍の場を求め、一般人もまともな給料を求めて、海外に出稼ぎに行く時代が、すぐそこまで着ています。

考えてみれば、近代が始まった明治以降、移民と称して海外に、ずいぶんと多くの日本人が追いやられました。母国では、食えなかったからです。歴史は、繰り返すのかも知れません。