2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2021年7月 Page 3 of 4

遺しし言の葉

■20210711(日曜日:曇り時々晴れ)

ちょうど一年前に撮影した蓮の花です。

■今日は新沼津カントリークラブ A クラス、月例でした、いつもの仲良し4人組でプレーしました。

雨が心配されたのですが、幸い降ることもなく、曇り空でプレーすることができました。スコアは合計98回と、100を切るのがやっとでした。ショートホールでアプローチがカップインして、バーディーというのもあったのですが、すぐその後のホールでダブルパーを叩いてしまい、本当に情けない限りです。

やはりスイングが安定していませんので、大叩きをするホールが出てきます。ここを何とかしないといけません。

今日は理事長杯決勝も同時に行われました。いつもですと、昨年のように私は競技委員としてお手伝いするのですが、今日は月例に参加しましたので、そちらは他の方におまかせしました。

■さて、昨日は前年度の、クラブ会長・幹事慰労会がひろ繁で行われました。16名の参加者でしたが、久しぶりに楽しく歓談できることができ、本当に楽しいひと時でした。

私は会長幹事の意向に従って、日本におけるロータリークラブの父、米山梅吉翁の残した様々な言葉を集めた書籍の紹介を皆さんにしました。第2620地区の小林 聰一郎ガバナーが編纂された「米山梅吉 遺しし言の葉」という本です。

米山梅吉記念館創立50周年記念式典において、皆さんに配布された本ですが、なかなか敷居が高くて、みなさん読まれていない方が多いのですが、この本を裁断し PDF 化して、10インチのタブレットで皆さんに見てもらいました。文字も大きいですし、タップするだけでページをめくることができますので、とても楽に読書ができます。

こられた方全員に目を通してもらいましたが、ガバナー公式訪問の日までになんとか、会員全員に目を通してもらおうと考えています。ガバナーもきっと喜ばれると思います。

米山梅吉の残した言葉を、わかりやすい現代語に翻訳してくれてありますので、私たちにも容易に読むことができます。小林ガバナーのご苦労は大変なものだったと思いますが、なるべく多くのロータリーアンに読んでもらいたいものです。

青空

■20210710(土曜日:晴れ)

今朝の高梁川の様子です。先週の土曜日には氾濫し、未だに銀行のATMは使用できません。

■今朝は走りました。空調をエコモードで28度に合わせて、昨夜は休みました。そのおかげかどうか熟睡できたようです。

近くにある日帰り温泉が、先週末の川の氾濫で営業を停止しています。温泉施設の不具合が未だに修復されていないようです。こんなに長い間、日帰り温泉に行かないことは久しぶりです。そのためもあってか、疲れが取り切れない気がしてなりません。

■今日は本当に久しぶりに青空を見ながら走ることができました。今朝の写真は、先週末氾濫を起こした高橋川の様子です。青空に向かって一直線に走っています。

あの日は、土手いっぱいまで水が溢れ、1キロほど先で氾濫を起こして水が溢れたのです。未だに被害は完全に修復されていません。銀行の ATM は止まったままですので、勉強会の参加料を振り込むことができずに困っています。

今朝は青空の下ながら、湿度が高いためか、走っていても体が重くてなりません。走り終わった後は汗だくです。

今朝は42分16秒、6.06kmを走り、これで今月は通算5回のランで30.82kmを積み重ねました。月100キロ走まで残り21日で69.18kmです。これで今週は4回走り通算24.99kmを積み重ねました。1ヶ月を4週間とすれば一週あたり25キロで月100キロになりますから、予定通りということでしょうか。

早朝の天候の下ですら、少し走っただけでこれだけ汗だくになるのですから、オリンピックで競技をする選手は本当に大変だと思います。

結末

■20210709(金曜日:雨)

昨年Takuに会うために出かけた高崎観音で撮りました。

■今朝は走るつもりで目覚まし時計を合わしてあったのですが、寝過ごしてしまいました。と言っても、起きたのは5時でしたので、それから走ってもよかったのですが、生ごみを所定の位置に運ぶために玄関を出てみると、雨が降っていました。

結局、今日は走らずじまいになってしまいましたが、気候のためでしょうか、体がだるくて走り出す元気が出ませんでした。

2日前から寝ている間、空調をかけっぱなしにするようになりました。設定温度は28から29度の間です。昨夜は28度にして休みましたが、少し低すぎたかもしれません。

■昨夜は勉強会があり、私は開会の挨拶と、1番目の講演の座長を務めました。1人の演者は東京からのオンラインでの講演でした。あとから知らされたのですが、開会の挨拶と第1席の演者紹介の際の音声が、かなり乱れてしまったようで、大変残念でした。

今まであまりそのようなことがなかったのですが、担当の方によると、WiFi環境が不安定だったからだとのことですが、どうなのでしょうか。準備にも十分時間をかけていたようですが、ビジネスの世界で頻繁に使用されるマイクロソフト・ティームズを使っての講演会だったのですが、参加してくれた聴衆の皆さんにきちんと音声や映像が届かなかったのは、いただけません。

■さて、昨日政府はコロナ対応の改正特別措置法に基づき、東京都に4度目の緊急事態宣言の発令を決定しました。23日に開会式を迎える東京五輪期間を含めた、来月22日までの予定で、飲食店での酒類提供は原則禁止としています。

コロナ対策は、どの国が行っても難しいことは間違いないのですが、小出し小出しの我が国の対策では、経済活動が制約されることもあって、国民は疲弊するばかりです。

こうなることを意図して、政府が政策を取ってきたという考えも成り立ちます。全てを学び、理解した上で今の政策を行ってきたとも考えられます。

優秀な官僚をはじめ、多くの方が政策決定に関与している訳ですから、事の成り行きを見通せていなかったとは思えないのです。

ただ、そう考えても、4度もの緊急事態宣言を発出することになり、東京オリンピックは無観客となった現在において、どのような意図を持ってそうした決定がなされたのかは、私には理解できません。

そして、どのような結末が待ち受けているのか。年末を迎えたときに、全てが明らかになるかも知れません。

産業遺産

■20210708(木曜日:曇)

今朝の花です。いつも準備運動をする道端に咲いています。

■今朝は走りました。いつものように4時半に目覚ましを合わせて起き出しました。昨日の夜から寝る前に、空調を28度に合わせて、かけっぱなしで寝ることにしました。そのおかげか、熟睡できました。

一昨日の夜は何度も目が覚めてしまい、熟睡感が得られませんでした。朝走るつもりでしたが、そのために起き出すことはできませんでした。その反省から、昨夜は寝室の温度を一定にすべく、空調を使い始めました。いよいよ本格的な夏の到来も近くなってきました。

ただし、現実には梅雨末期の豪雨災害が心配される毎日です。山陰地方では、1ヶ月分の降雨量が一日で降ってしまうほど、酷い雨が続いています。災害が心配されています。

土砂崩れの起きた熱海では、未だに行方不明者の捜索が続いています。箱根の温泉施設も、大涌谷での土砂崩れで、温泉が使えなくなっているようです。どこもかしこも、自然災害に振り回されています。

今朝は40分53秒、6.10kmを走り、これで今月は4回のランで24.76kmを積み重ねました。月100キロ走までは、残り23日で75.24kmのところまで来ました。

■今朝の東京新聞20面では、ファックスの問題を論じています。河野太郎行政改革担当相が打ち出した、省庁間のファックス廃止が早くも頓挫の様子を呈している、と書き出されています。

情報漏えいや、通信環境が変わることへの懸念が相次ぎ、政府は方針を改めて、一部の分野での使用を認めました。

ファックスは存在感が薄くなっているとはいえ、まだまだ使う場面が少なくありません。メーカーなどでつくる一般社団法人「情報通信ネットワーク産業協会」によれば、海外向けを含めて年間約900万台が出荷されているそうです。事業者間を中心に多く使われ、需要はそれほど減っていない、と説明されています。

しかし、欧米ではどうも様相が違うようです。産業遺産の収集で知られる米国のスミソニアン博物館がコレクションの一つにファックスを加えています。この日経新聞の記事が書かれたのは2015年ですから、あれから6年の月日が経っていますが、現在はどうなのでしょうか。

身の回りを見ても、ファックスは決して滅びてはいません。むしろ、新型コロナウイルスの蔓延によって、送られてくるFAX量が増えるばかりです。もちろん一部には、メールで送られてくることもありますが、まだまだファックスは健在なのです。一応確認してから印刷することのできる機種を導入していますが、どうしても印刷することが多くなります。本当に紙の無駄だと感じざるを得ません。

しかも、後から必要な情報を探すのは、印刷物では大変です。メールであれば検索をかければ、あっという間に探し出せるのですが、印刷物ではそうはいきません。日本におけるガラパゴス化現象の典型的な一例かもしれません。

地域起こし隊

■20210707(水曜日:曇り)

ご近所さんの庭に咲いていました。夏の太陽は、まだまだのようです。

■今朝はいつもの通り目覚ましを合わせて起きるつもりだったのですが、ダメでした。とにかく体がだるくて、起き上がることができませんでした。原因はわかりません。単なる疲れなのか、気候のせいで体調が優れないのか、どちらにしても致し方ありません。

梅雨前線が日本列島を横切っており、南北に移動しています。北に移動すれば北陸、東北地方が、そして南に下ってくると、東海地方が大雨に見舞われています。

土砂崩れに襲われた熱海では、未だに救出活動が続けられています。東名高速道路も沼津と裾野の間が不通になっており、御殿場に行くには新東名高速道路を利用するしかないようです。

■さて、今朝の東京新聞には「農水官僚、地域起こし隊に転身」「政策実行で貢献したい」と題して書かれています。冒頭には、こうあります。

山形県村山市に2019年まで、3年間出向して課長を務めた中央官僚が職を辞し、一日に私の地域起こし協力隊員として着任した。構想策定に携わった地域活性化施設を運営するため転身を決めた。住民の熱意と温かさにほれ込んで戻った地で「楽しみながら地域に貢献したい」と夢を追いを描く。

安定した地位を捨てて、地方に行くのは、なかなか勇気のいることだったと思います。農林水産省を退職し山形県で移り住むことになった佐藤さんは最後に、こう語っています。

増え続ける廃校の活用策は全国的な課題。賑わいとビジネスの両面を支える施設に育て、活用モデルとして広げたい。

廃校の活用策はまさに全国的な課題です。どこへ行っても、学校は空き教室で溢れています。統廃合も進んでいます。地域の中心であった学校を、どのように再利用していくか。本当に大切なこれからの課題に違いありません。

我に財あり

■20210706(火曜日:曇)

今朝撮りました。ご近所さんの庭に咲いていました。

■今朝も走りました。4時半の目覚まし時計に合わせて目が覚めたのですが、いつものごとく2時半に一旦目が覚め、もう一度休みましたので、4時半にはちょうど夢を見ている最中でした。すんなり起きだすことができませんでした。

結局起き出したのは5時近くになり、それから準備を始め、生ごみを所定の位置まで運んで準備運動の後スタートしました。

今朝は41分44秒、6.12kmを走り、これで今月は月3回のランで18.66kmを積み重ね、月100キロ走までは残り25日で81.34kmのところまで来ました。ようやく目標までのラインにほぼ届きました。

何しろ毎日のように雨が降っていますから、朝走ることのできる時は毎日でも走らないと目標達成は困難です。

投票率

■20210705(月曜日:曇)

我が家のすぐ前の交差点です。3日には冠水して通行止めでした。

■今朝は走りました。天気予報ではどちらへ転ぶか半々だったのですが、起きてみて、走れるようなら走ろうと決めていました。

今朝はいつものコースを6.71kmを走り、これで今月は2回のランで12.54kmを積み重ね、月100キロ走までは、残り26日で87.46kmとなりました。

とにかく梅雨のまっただ中ですので、朝の5時から6時の時間帯に雨が降っていなければ、毎日でも走らなければ、とても目標を達成することはできません。

■さて、東京都議会選挙も終わり、全議席が確定したようです。とにかく残念だったのは、投票率が42.39パーセントと過去2番目の低さだったことです。50%を割ったのは8年ぶりで、過去2番目に低い投票率。都政で目立った争点がなかったことや、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出控えなどが影響したとみられる、と新聞は報道しています。

東京オリンピックをなどをはじめ、争点がないはずなどないのですが、どうしてこのような、投票率になってしまうのか、本当に情けない限りです。

これでは東京都で新型コロナウイルスが蔓延し、多くの人が苦しむような状況になったとしても、自業自得と言われかねません。

生活に追われ、投票所へ行けない人達が多くいるのかもしれませんが、それでは永遠に現実は変わりません。とにかく政治が変わらない限り現実は変わらないのです。

マスコミでは小池知事の入院によって情勢が大きく変わったと分析しています。まことに奇妙な話です。一見政策を実行しそうだという振りばかりしていて、結局は何の成果もあげられない政治家が支持されている現実は、日本の将来を大変暗くしています。有権者のレベル以上の政治家は出てこないのです。本当に情けない限りです。

いくらマスコミの力が大きいとはいえ、現実をしっかり見据えて、自分の頭で判断できる人たちが1人でも増えない限り、日本はまた崖から飛び降りるような時代が、やって来かねないのです。

豪雨

■20210704(日曜日:雨)

昨日の夕方の川の様子です。近隣で床下浸水がありました。

■昨日は朝から激しい雨でした。熱海では10時半頃、土石流が発生しテレビではその様子が繰り返し放映されました。2011年の東日本大震災で発生した津波の映像を思い出しました。間一髪のところで難を逃れた、消防隊員の様子を見事に捉えたTwitterの映像が流れていました。

午前中は仕事でしたが、近くの交差点が冠水し、通行止めになってしまいました。その先のメインストリートの交差点も冠水してしまい、信用金庫とクリーニング店が道を挟んで隣接していたのですが、あふれた雨水が道路を流れる様子が、これもNHKで何度も放映されました。

沼津市原という地名が何度も何度も、全国版に流れたために、九州にいるSUNの親戚から安否を気遣って電話がかかって来たほどでした。

■それでも午後からは雨もほとんど上がり、15時過ぎから思い切って走りに出かけました友人の安否を確認すると同時に、水はけが良い校庭ならば走ることもできるかもしれないと思って、出かけたのです。思った通り雨が上がって5時間弱でしたけれども、校庭は見事に水捌けが終わっていて、少し地面はゆるい感じでしたけれども、十分走ることができました。

今月最初のランとして5.83kmを記録することができました。月100キロ走までは残り28日で94.17kmです。明日から、また雨の日が続きそうですので、朝走ることができるかどうかわからないのですが、とにかく走ることのできる朝は、毎日でも走ろうと考えています。

■今日は新沼津カントリークラブ理事長杯の準々決勝と準決勝が行われ、私は競技委員として参加しました。いつもの年ですと、一般客の合間を縫って競技が行われるため、競技委員が隊道して、競技がスムーズに行われるように差配をするのも大切な役目です。

しかし今年は昨日の今日で、しかも今日も雨でしたから、ほとんど一般客はいない状態でした。雨が本当に心配されたのですが、なんとか無事に来週の決勝の組み合わせも決まり、松本支配人も本当にホッとされていました。

来週は自分自身が月例競技に出場しますので、競技委員は他の方にお任せするしかありません。クラブにとっては年に一度の、いわばお祭りですので、支配人を始めみなさんが天候に、ヤキモキするばかりでした。

珍発言

■20210703(土曜日:雨)

昨年7月に撮影した蓮の花です。走るコースを変更して、すっかりご無沙汰になりました。

■今朝も雨です。まさに梅雨末期の大雨となっています。沼津でも避難指示が出されており、対象世帯数は61,928。対象人員は13万532人と、ヤフーの天気災害欄には書かれています。二階の窓から西側にある道路を見ていたら、消防車が止まっていて交通整理をしています。冠水して道路が通行できなくなっているのかもしれません。

北側にある、高橋川は周囲よりも高いところを流れており、逆に言えば、少し水かさが増えると、周囲は水に浸かってしまう可能性が高いのです。以前はよく、水に浸かった道路の上をボートに乗って人が移動してる様子がテレビで報道されましたが、最近は放水路も整備され、洪水になることは、ほとんどありません。

この本格的な雨も、今日いっぱいで何とか峠を越えるようですので、とにかく災害の発生しないことを祈るのみです。沼津と言っても、海沿いの地域もあれば、川沿いの地域もあり、そして山の麓にある地域もあるのです。

■さて、今朝の東京新聞「週刊 ネットで何がーー」では、あの小泉進次郎環境大臣の発言が取り上げられています。「進次郎氏、珍発言でネタキャラに」。

さまざまな意味不明の発言を続けている小泉氏ですが、そうした発言を一度きちんと考えてみる必要がありそうです。なにしろ数年前は「将来の総理候補」と、もてはやされたほどの政治家なのですから。

つまりは、私たちの将来を託するかもしれない政治家の一人なのです。お笑い芸人とは違うのです。執筆者のニュースサイト編集者中川淳一郎氏は、こんな発言を紹介しています。

2019年の気候行動サミットの際の環境問題に対して「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」と発言。「ポエム大臣」とも呼ばれるようになったと指摘しています。

最後に中川氏は、こう締めくくっています。

もはや今となっては将来の総理ということではなく、次にどんな珍発言をしてくれるかが楽しみにされるという希代の政治家になっている。

小泉進次郎氏は人気があるのです。選挙の応援演説には引っ張りだこです。私たちは彼に何を求めているのでしょうか。私たちの国の将来なのでしょうか、それともお笑いなのでしょうか。

もちろん人を笑わせるというのは最高に高度な知的作業なのですが、彼の発言にそれを感じることは、決してありません。残念ながら、有権者のレベル以上の政治家は生まれないのです。

私たちは彼の発言を深く噛み締め、それを喜ぶ自分自身を深く、自省しなければいけないのです。もしそうしなければ、私達の社会の未来も彼の発言同様、意味不明になってしまうからです。

100周年

■20210702(金曜日:雨)

昨年の7月に撮影した蓮の花です。

■今朝も激しく雨が降っています。静岡県には、大雨に関する警報が出されていて、午前7時現在、浜松市には土砂災害、河川洪水などの大雨警報が出ています。沼津市でも一部の学校が休校になるようです。

あまり嬉しいことではないのですが、ようやく本格的な梅雨らしい天候になっています。幸い今年は、蒸し暑い、湿度の高い日がありません。床がベトベトとするような天候の日が、無いのです。その点は本当に楽です。

■さて、7 月 1 日は中国共産党党創建百周年記念であり、盛大な式典が北京の天安門広場で行なわれたようです。東京新聞の記事には、こうあります。

中国共産党の習近平総書記(国家主席)は1日の党創建100周年式典での演説で、「歴史と人民が中国共産党を選んだ」と一党独裁を正当化し、「中華民族の偉大な復興の実現は不可逆的な歴史プロセスに入った」と訴えた。強権統治に対する欧米からの批判を意識した発言も目立ち、世界は今後、一層強大化する中国と向き合う。

と、北京から記者が通り一遍に伝えています。演説の中で習近平総書記は「1840年のアヘン戦争以来、中国は半植民地となり、この時から中華民族の偉大な復興が最大の夢となった」と説き起こしています。さらに「中華民族が侮辱を受けていた時代には二度と戻らない」と語り、愛国心を高揚しています。

二度と侮辱を受けることはないと語る、習近平総書記の言葉に、全てが集約されているように、私には思えます。

中国がさまざまな問題を抱えていることは当然です。問題を抱えていない国など世界中にないからです。しかし、歴史を振り返れば、この習近平総書記の言葉に中国の人々が熱狂することは至極当然です。

欧米諸国が強大化しつつある中国を、自由と民主主義をキーワードに、いま批判を強めています。しかし、少し考えてみれば「あなた達だけには、そう言われたくない」と思う人々が、世界中に溢れていることは間違いないのです。

欧米諸国の植民地支配に、どれだけの人々が苦しめられたのか、私たちは歴史を忘れてはならないのです。残念ながらそうした欧米諸国の軍事力を背景にした身勝手な政策によって、多くの国々が未だに苦しんでいるのです。

1945年の敗戦で、すっかり骨抜きにされた日本人には、思いもよらないことなのかもしれませんが。しかし、いずれこの精神的問題は、決着をつけなければならないのです。岸田秀氏が著書の中で指摘しているのは、まさにこの点ではないでしょうか。

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