■20210719(月曜日 晴) お宿エクハシ

霧多布岬へ向かう途中で、望外の収穫でした。愛冠岬です。

■今日は、文字通り岬めぐりの一日でした。これで北海道を、ほぼ横断したことになります。

今日の旅程です。岬めぐりでした。

■今朝は5時に起きて30キロを飛ばして朝食前に、まず三国峠に行きました。宿の女将のおすすめでした。まるでカナダに行ったようだ、と言う人が多いそうです。帰ってきてから宿のお風呂に入りました。板敷の湯船は、とてもゆったり出来ました。7時から朝食です。若い夫婦が連泊していましたが、奥さんは近くのオフィスで、リモートワークとのこと。時代ですね。

三国峠です。その素晴らしさは、やはり眼前にしてみないと写真だけでは理解しにくいですね。北海道へ行くと、いつも出くわす地平線まで続く一直線の道も、何度通っても感動します。

■さて今日は女将の勧めに従って、ナイタイ高原牧場へ行きます。東京ドームの数百倍の広さがあるとのこと。出発して30分程で到着。確かに見渡す限り牧場なのです。一番奥まで車で行くとお店があり、軽食をとる事が出来ました。

■さて今日の宿がある根室に向かいました。前回は釧路から霧多布岬までは足を伸ばしたのですか、それ以上は時間的に無理でした。今日は前回とは異なる道順を選び、二つの岬を回りました。霧多布岬と愛冠岬です。

厚岸町から厚岸大橋を渡り123号線を行きました。その際、偶然に愛冠岬に立ち寄ることが出来ました。愛冠岬に立ち寄る人は無く、二人だけでゆったりと素晴らしい景色を楽しむことが出来ました。

その後も123号線を、のんびりと根室に向かいました。通常は44号線沿いに東へ向かうのですが、今回は逆に海沿いに進みました。交通量も少なく、快適なドライブでした。そして浜中町から霧多布岬へ向かったのです。

以前にも、この地の宿に泊まり、日の出を見るために、早朝岬へ行きました。そして帰りは私一人で、ランニングしながら宿まで帰ったのです。今より、ずっと元気でした。



■まずは根室駅に立ち寄りました。JR花咲線の終着駅です。JR北海道は、経営的に大変な状況の下、再建に取り組んでいます。ドル箱の東海道新幹線を運営してボロ儲けしている、JR東海と比較すると、置かれた状況はあまりに過酷すぎます。

冬になれば雪に埋もれてしまう路線を維持するのは、恐ろしく手間がかかります。利用する人も減る一方です。実際私達もレンタカーで巡っているわけですから、申し訳ない思いでいっぱいです。

北海道をドライブしていると廃線された線路が、あちらこちらに見受けられます。それぞれの地域には、それぞれの歴史があり、住んでいた人々の思いが詰まっているはずです。いったん廃線にすれば再建は不可能です。

■さて今日の宿は、根室の民宿「 お宿エクハシ 」です。到着してみると、玄関は閉まっていて誰もいないことに驚きました。玄関に張り紙があり、16時以降は別館に来てほしい、とあるのですが、場所もわからず焦りましたが、30メートルほどのところにありました。

今夜は奮発して高級花崎ガニを注文してあります。今日は海の幸、満載です。

■さてこうして岬めぐりの一日は終わりました。明日は納沙布岬から羅臼を経て、網走に行く予定です。