■20220404(月曜日:雨)

サホロリゾートホテル前の駐車場です。あるか彼方にゴンドラ駅が見えます。

■今朝も雨です。天気予報では、今日は一日中、雨だということが分かっていましたので、目覚ましを6時に合わせて、ゆっくり休みました。週末は孫と一緒に過ごしましたので、楽しかったのですが、いささか疲れも残りました。

行く時は奥多摩の宿まで、どの程度の時間がかかるか分からず、運転も緊張して疲れましたが、帰りは八王子駅から高尾山インターチェンジを経て戻りました。こちらの方が時間的にも短く、また雨の中でしたが渋滞もなく、ストレスはむしろ少ない程でした。

2歳2ヶ月の孫と一緒にいると、とにかくじっとしていないものですから、目が離せません。今は父親である息子も、あの頃は同じようにチョロチョロ動き回って大変でした。

そして、今回一番印象に残ったのは、髪の毛でした。孫の髪の毛は、息子のそれと、とてもよく似て、まるでビートルズを見ているような、マッシュルームカットだったのです。さらさらと、流れるような髪なのですが、息子もそうでした。

Sunが、自分でハサミを持ち出して、Takuの髪を綺麗に整えている様子を撮ったビデオが、今でも残っています。もう35年ほど前になりますが、あの頃の家族の様子を撮ったビデオは、私の本当の財産です。

人間の記憶など、当てになりません。あそこへ行った、ここへ行った、こんなことがあったと、断片だけは思い出せるのですが、ビデオを観直してみて、あーそうだったのか、と記憶の曖昧さに驚くばかりです。

もう30代の後半になった今の子供達と、ビデオの中で動き回る子供達の間に横たわる時間。今では、まるで別人を見ているような思いに駆られます。

考えてみれば、自分自身もすっかりおじいさんになってしまったのですから、子供達が変わるのは当然です。ましてや、孫が生まれているのですから、いかに時間が過ぎ去ったかが分かります。

■さて、田中宇さんの国際ニュース解説では、ロシアのプーチン大統領が欧米諸国に対して、ロシアから輸入する石油や天然ガス代金の支払いを、4月からルーブルでするように請求しています。

アメリカは拒否し、ヨーロッパも支払いに応じていないようですが、田中さんの分析では、ヨーロッパは近いうちに、要求を認めざるを得ないだろう、と書かれています。

つまり、天然資源の購入に米ドルではなくて、ルーブルで購入することになるのです。これまでは、世界中どこの国も石油の取引には米ドルが必須でした。外貨準備高とは、すなわち米ドルのことだったのです。もしヨーロッパが、ロシアからの石油や天然ガスの輸入をルーブルですることになれば、画期的なことなのです。

プーチン大統領は韓国や日本には、ルーブルでの支払いを強制していないそうです。天然ガスの購入に関して、韓国や日本は気体状態ではなくて、液化天然ガスとして輸入しているのですが、こうした購入方式の場合は、ルーブル払いを免除しているのです。

なんだか、ややこしい話ですが、プーチン大統領は韓国と日本だけは、対象から外してくれているのです。日本も天然ガスの10%は、ロシアからの輸入品です。

逆に言えば、ヨーロッパの国々を狙い撃ちにしているとも言えます。日本は対象から外されているのに、ルーブル払いに応じるつもりはない、となぜ大見得を切っているのか、と言えば、勿論アメリカに対して配慮しているからです。

結局のところ、ヨーロッパはルーブル払いに移行せざるを得ないだろう、というのは田中さんの見立てです。これまで欧州諸国とロシアが友好関係を築いてきた経緯を認めてきたアメリカが、2014年以降、なぜか急激な反ロ政策に舵を切ったことによって、ヨーロッパの国々はエネルギー資源の途絶という、深刻な事態に直面しているのです。分かりやすく言えば、梯子を外された、という状況でしょうか。

日本のマスコミの報道を見ているだけでは、まるで理解できない背景なのです。ここ数日の状況が、注視されます。