■20220427(水曜日:雨)

昨年のGWに出掛けた鳥取県「道の駅:琴の浦」です。海産物が所狭しと並んでいます。フグです。

■今朝は、ゆっくりと休みました。昨日から雨が続いています。6時に目覚ましが鳴り、起き出してからビニールゴミを所定の位置まで運ぶために、玄関を出ました。雨は降っていませんでした。

新聞をとって家に戻り、朝食の準備を始めました。ウクライナでの戦争が始まって以来、食料品の値上がりが顕著です。日本は殆どの小麦を輸入に頼っていますので、影響は甚大です。日本で自給できる食料品を食べるようにすることは、国防の問題ですらあります。

調べてみると、「国産小麦 82万トン。輸入小麦 488万トンうち、アメリカ(49.8%)、カナダ(33.4%)、オーストラリア(16.8%)で、この3カ国でほとんどを占(し)めています」と、あります。

日本人は幸か不幸か、こうした危機感を共有しているとは思えません。輸入してしまえば良いのだという考えに、洗脳されているとすら思えるほどです。

輸入小麦の半分をアメリカから購入していますが、アメリカの要求に従って、残留農薬の基準を日本は大幅に緩和しました。他の国では、国民の口には決して入れることのないような、高い濃度の農薬が残った小麦が、日本人の食卓に上っているのです。実に、おかしなことだと思います。屈辱的ですらあります。

多くの農産物をアメリカから輸入している訳ですから、相手の要求に屈してしまうのは、致し方ない面もありますが、大切なのは、そうした無理難題を押し付けられた時に、対応できるだけの代替案を、常に模索していなければいけないということです。

アメリカに対しては、まさに平身低頭と言わんばかりの交渉態度では、国益を守ることはできないでしょう。日本の交渉担当者が、誰の利益を守るために交渉しているのかを、しっかりと国民自身が見守る必要があるのです。

■さて今朝の東京新聞には、イーロン・マスク氏がツイッターを買収することに関しての、記事が掲載されています。「言論の自由でフェイク拡散懸念」「アカウント凍結に慎重。トランプ氏復帰の憶測も」と題して、ワシントンから特派員が報告しています。

書き出しは、こうです。

アメリカ電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、短文投稿サイト・ツイッターを買収する見通しとなった。

中傷や偽情報の拡散が世界的に問題になる中、マスク氏は投稿規制の大幅な緩和を示唆。追放されたトランプ前大統領が復帰するとの観測も浮上し、対立と混乱を生む懸念をはらむ。

つまりは、トランプ前大統領の発言は偽情報だ、いわゆるフェイクだ、と言わんばかりの論調なのです。

ある発言を一方がフェイクだといい、方やそれと反対の意見をフェイクだと言い合っている訳ですから、どちらが本当なのか、わけがわかりません。まさに藪の中です。

トランプ前大統領が訴えていたことをフェイクだ、と断定していたアメリカのマスコミも、実はかなり偏っていたことは、様々な識者が指摘しているところです。

要は、どちらを信じるかということになります。両側の意見を聞き、読み、そして、どちらがより理にかなった主張をしているのかを、自分の頭で考えるしかないのです。マスコミの多くの主張が、事実とは正反対の主張を行なっていることは、実は決して珍しくはないのです。

私たちは今こそ、しっかりと自分の頭で考える習慣をつけていかないと、本当にテレビ脳になってしまいます。かつて評論家の大宅壮一さんが、テレビばかりを見ているとバカになる、と言われていましたが、まさに慧眼の持ち主だったと言わざるを得ません。