■20220428(木曜日:曇)

昨年のGWに出掛けた鳥取県「道の駅:琴の浦」。海産物が所狭しと並んでいます。きなこ餅です。

■今朝も、ゆっくりと休みました。いよいよ連休が始まります。新型コロナウイルス感染による蔓延防止措置などがないゴールデンウィークは、3年ぶりだそうです。2年間は自粛の2年間でした。ようやく、少し気を許して過ごせる連休となりそうです。

そんな中で出鼻をくじかれたのが、知床半島での観光船の事故ではないでしょうか。気象条件に対する完全な判断ミスだ、と言わざるを得ません。犠牲者のご家族は、本当に辛いだろうと思います。なんでよりによって、あの時に、あの観光船に乗ってしまったのだろうと、いくら悔やんでも、悔やみきれないのではないでしょうか。

人生は次に何が起こるか、誰にもわかりません。その日、その日を精一杯生きるしかないのでしょう。

■さて、今朝の東京新聞「絵に潜む男の視線」永澤 桂さんによる第8回は、あのポンパドゥール夫人です。「フランソワ・ブーシェ(ポンパドゥール夫人)1756年」。書き出しは、こうです。

18世紀フランス、ルイ15世の時代、知性と美貌を武器に宮廷で権力を振るった女性がいた。もともと平民だったが、国王から貴族の位を授けられ、のちに公妾となった、ポンパドゥール夫人である。国王を誘惑し、湯水の如くお金を使ったとも伝えられる。

こう書き出されると、何か悪女の典型のように誤解しがちですが、最後まで読んでいくと、彼女に対する見方が大きく変わります。内政だけでなく、外政にもルイ15世を通じて大きな影響を与えた彼女でしたが、むしろ大きな役割を果たしたのは、文化的側面だそうです。

幼少期から際立って頭が良く、家庭教師から文学や植物学を学び、科学や芸術への関心は生涯を通じて継続しました。彼女は芸術家や哲学者を擁護し支援しました。

中でもルイ15世の出資により陶磁器工場を創設、フランス産の磁器の発展と普及に貢献しました。そして最後に著者は、こう締めくくっています。

計算高い悪女として名高いポンパドゥール夫人だが、歴史の語り手が変われば、違う評価になるのかもしれない。

ここまで読んで思い出される人物といえば、独裁者として、今まさに批判の集中砲火を浴びている、ロシアのプーチン大統領です。10年あるいは、100年かもしれませんが、時間がたてば彼に対する評価は、大きく変わるかもしれません。

もっとも、今でも高く評価されてはいるのですが、そうした声は、日本人の耳には届いて来ないのです。アメリカに追従するばかりで、最後に、はしごを外されなければよいのですが。

■さて午後から旅への出発です。富士山静岡空港から福岡空港へ向けての出発です。さて、どんな旅になりますか。