■20191214(土曜日:晴れ)
■今朝も、ゆっくりと休みました。風邪の為、体調がすぐれず昨日の朝は、まだ寒気がとれませんでした。それでもホッカイロを腰にあてていたら、とても楽になりました。腰から冷えてくるのです。一日中、体がだるくてまいりましたが、何とか峠は越えたようです。
今朝は六時に合わせておいた目覚ましで、すんなりと目が覚めましたが、起き出すには少し時間がかかりました。そこがまだ体調が完全でない証拠のようです。あともう少しでしょうか、ここで無理をしても良いことは何もありませんので、とにかく体調の回復を待つしかありません。
■今朝の東京新聞朝刊の第1面は、「英与党過半数、ジョンソン首相、来月末離脱」とイギリスの総選挙の結果を大々的に報道しています。
しかし、私の目が止まったのはその記事ではなく、左下に記載された「社員は消滅する、働き方改革の死角」なのです。こう書かれています。『英国の巨匠、ケン・ローチ監督が新作で世界で進む「社員消滅」の現実に警鐘を鳴らしている。
83歳の監督が引退を撤回して告発するのは、働き手を社員として雇うのではなく、個人事業主に置き換える潮流。雇用システムの世界的な変化の「落とし穴」だ』。
カンヌ映画祭での会見で、ローチ監督はこう言った。
仕事をするのは家族を守るためのはず。仕事によって家族が崩壊するのは根本的に間違っている。
労働問題に詳しい法政大学の上西充子教授は、こう警鐘を鳴らす。
歴史を振り返れば、労働法ができたのは、劣悪な労働条件で働かせれば社会の持続可能性が脅かされることが理解されたからだ。今、必要なのは労働法の縛りから経営者を解放することではなく、新たな法的な仕組みを整えることだ。
■社会の持続性は、何も環境問題だけで崩壊するのではないのです。働く人々の環境もしかりなのです。資本家や経営者は、利潤の最大化だけを目指しているように思えます。
持続性を無視して、その時の数字の最大化だけを求めれば、社会は暴力に満ち、崩壊するしか無いのです。
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