■20191231(火曜日:晴れ)

■さて、いよいよ今日は大晦日です。2019年、令和元年も残すところ、あと16時間強となりました。

今朝も走りました。6.10kmを走り、今月は9回のランで60.78kmを積み重ねましたが、100キロ走には、まだ39.21km残っています。これで2015年3月から連続して達成してきた月100キロ走が、57ヶ月で途絶えてしまいました。

2012年7月にランニングウォッチを用いて、統計を取り始めました。56.50kmからのスタートでした。これまでに積み重ねた走行距離は、2019年12月の60.78kmで通算8,787kmとなりました。

2019年1年間だけを見ると163回のランで1191.67kmを走りました。その中には6月2日の千歳JAL国際マラソン、そして10月27日に行われた上州太田スバルマラソンが含まれています。

千歳マラソンには2014年から連続して6回出場しています。なぜかこのマラソンがお気に入りで、土曜日の仕事が終わってから静岡空港に向かい、そこから千歳に飛んで宿泊。そして日曜日に走って、という強行スケジュールなのですが、新緑の青葉公園の中を走る、そのコースの素晴らしさもあって、なんと言っても心洗われる時間なのです。

そして最近では日曜日走った後ドライブも楽しんで、北海道で宿泊し、翌日帰ってくるという旅行を楽しんでいます。走った後ですので疲労困憊なのですが、ゆったりと、そしてのんびりとドライブを楽しみながら、北海道の大地を堪能する時間は、何にも代え難い自分へのご褒美なのです。

毎年、北海道には一月にスキーに出かけ、6月にマラソンに出かけ、そして夏にもう一度出かけることが多いのです。何度出かけても北海道の大地は格別です。

■さて、今日配達されてきた、長周新聞の四面の記事は、とても考えさせられる内容です。一つは、かんぽ生命の不正契約問題を考える、と題して書かれています。「国民生活の基盤崩した郵政民営化、株価にとらわれ過大ノルマ、かんぽ解体狙う米国」です。ジャーナリストの関岡英之氏は2005年文藝春秋十二月号の中で以下のように書かれています。

米国にとって民営化はゴールではなく、簡保を弱体化させ、分割、解体、経営破綻に追い込み、M&A や営業譲渡など様々な手段を弄して、簡保が擁している120兆円にのぼる資産を米国系民間保険会社に吸収させることが最終的な狙いなのである。

と、指摘していたのです。まさにその狙い通りの展開となっています。恐るべきことは、こうした米国の狙いに唯々諾々としたがって、郵政民営化を進めた政治家と、そして御用学者たちがいたという事実なのです。

これを売国奴と言わずして、なんと言えばいいのでしょうか。未だに彼らは大手を振って権力を行使しているのです。一体いつになったら日本は真の独立国家と言えるようになるのでしょうか。

世界的に見れば民族主義者と呼ばれる人々、フランスでは極右とすら言われている人々は外国の支配を嫌い、民族の独立を何よりも尊ぶはずなのですが、日本ではまるで倒錯しているのです。

一見すると本当に救いのないようなこの国ですが、今まさに草の根から湧き起こっている、山本太郎現象を思う時、ひょっとすると日本で初めての草の根大衆運動によって、政治が変わっていく可能性が出現しつつあるのです。

もし本当に日本の独立を考えるならば、この運動にかけるしかないのかもしれません。明治以来の近代日本の大きな曲がり角に、いま来ているのです。

そうした意味で、来年2020年は東京オリンピックの年というよりも、日本の歴史で大きな、そして極めて重要な年になるはずなのです。私たち一人ひとりが主体的に、この歴史の流れに取り組む気概が必要なのです。

■午前中は自分の担当作業である、窓拭き、そして車の洗浄を終えた。今日は暖かい。車の洗浄をした時には半袖のTシャツ一枚で、少しも寒くなかった。11時半には、大掃除も終わりひと段落した。ホットミルクにココアを入れてティータイムとした。昼ごはんはパスタとした。

食事を終えてこたつに入り、テレビを見始めた。ニュースを見て、その後何を見るか迷ったのだが、昨年録画してあった「新映像の世紀 第一集」を見た。『100年の悲劇は、ここから始まった』である。20世紀初頭のヨーロッパでは、科学技術の進歩によって、永遠の繁栄が続くかのごとき幻想が人々に広がっていた。1900年にパリで開催された世界万博では、地下鉄や、歩く歩道など、人々を驚かせる科学技術の成果が誇らしげに溢れていた。

しかし、その繁栄と平和は長くは続かなかった。1914年、第一次世界大戦が勃発したのである。8月に始まった世界大戦は、当初クリスマスまでに終わるだろうと、志願兵たちは楽観的に考えていた。しかしそれは4年余りも続くことになった。1700万の命が失われ2000万人の負傷者が出たと言われている。

機関銃の発明に始まり、毒ガス、戦車、そして爆撃機と、科学技術の進歩は戦争と共に、とどまるところを知らなかった。イギリスもドイツも謀略戦を仕掛ける。イギリスはフランスと組み、アラブ人の独立を餌に、オスマントルコと戦わせ、戦後の中東を分割によって支配を成し遂げた。中東はバラバラに分割され、パレスチナの地にはユダヤ人入植者が世界から押し寄せた。21世紀にも続く紛争の種火である。

録画した新映像の世紀は、第6集まで続いている。この番組を是非、私達は見るべきである、歴史に学ばなければ、21世紀は20世紀の焼き直しになってしまう。一体どれだけの犠牲者が出れば、人間は歴史から学び、愚かな殺し合いをやめるのだろうか。