■20191221(土曜日:曇り)
■17日火曜日に白内障の手術を受けて以来、走ることができずにいます。そのお前の風邪騒動から含めれば、もう2週間近く走らない日が続いていますが、こんなことは5年ぶりではないでしょうか。
運動をしない訳ですから、当然消費エネルギーは減ります。したがって、体重を増やさないためには食事に注意するしかありません。炭水化物ダイエット、即ちロカボの実践です。穏やかな低炭水化物食の摂取です。
例えば今朝の朝食の内容は、コーヒーカップ一杯と納豆を一パック、ヨーグルト、そしてりんご半分でした。ランニングをした後であれば、これに食パン一枚とチーズ、ソーセージなどが加わります。
この食事のおかげかどうか、今のところ継続して測定している、体重、体脂肪率などに大きな変化はありません。
■さて、今朝の東京新聞「大波小波」欄を興味深く読みました。「本屋さんに問うヘイト本」です。こう書き出されています。『永江郎の『私は本屋が好きでした 溢れるヘイト本、作って売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)が出た。店頭にヘイト本を積み上げて恥じない本屋への決別の書にして、なぜヘイト本が出続けるのかを出版業界全体に問うた告発の書である』。
著者は出版業界を丹念に遡りながら、こう問うています。「出版業界はアイヒマンなのか」。『ナチス時代、ユダヤ人虐殺に手を貸したのは、悪魔のごとき存在ではなく、アイヒマンのように与えられた仕事を淡々とこなす普通の人々だった』。そして最後にこう結論付けています。
ヘイト本を送り出す人々に広がるのが疲弊、無責任、想像力の欠如、無関心等ならひとり出版業界だけの問題ではあるまい。これはダメだ、これは間違いだ、これはもう止めよう。少しの勇気と少しの声と行動が今、私たちに求められている。
12月に入って私の町の書店もフィットネスクラブに衣替えしました。町の本屋さんが無くなってきているのです。先日も沼津駅前の商店街に行った際に、老舗の本屋さんに立ち寄ってみたのですが、大変驚いたのです。雑誌売り場の一角が嫌韓本で溢れているのです。本当に驚きました。
これまでにも差別はあったし、影では嫌韓を主張する人はいました。しかし、これほど露骨に、しかも街の本屋さんに山積みになっている嫌韓本を見ると、恐ろしくなると同時に、日本という国のタガがどこか外れてしまったのではないか、と考えざるを得ないのです。
それは、まさに品性の劣化です。テレビやマスコミでは、日本は素晴らしいのオンパレードですが、実際に起きていることは全くの真逆なのです。さまざまな理由が考えられるのでしょうが、一番私が正鵠を射ていると思われるのは、貧すれば鈍する、です。
日本は確実に貧しくなっているのです。それは山本太郎さんが指摘する如く、20年にわたるデフレの中で政府が国民への投資を怠ってきた結果に他なりません。一部の国民がより豊かになる一方、多くの国民が疲弊しているのです。その結果道徳は廃れ、品性は劣化していくのです。
それに対して政権与党は、道徳教育をしっかりすべきだ、などと主張していますが、全くの噴飯ものです。今こそ、私たちは舵を切らないと本当にどん底にまで、日本は落ち込んでしまう可能性があります。組織の幹部から、そう命じられたからではなく、一人ひとりが自分の頭でしっかりと考え行動しなければダメなのです。
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