2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2020年3月 Page 3 of 4

国への愛

■20200311(水曜日:晴れ)

ゲゲゲの鬼太郎列車です。

■昨日は夕方、雷鳴がとどろき激しく雨が降りました。北海道では雪解けが一気に進んだようです。

今朝は起き出すことができませんでした。夢見がとても悪かったのです。原因はわかりません。

朝、走ったために疲れが残っていたのでしょうか。何か心に引っかかる事があったのでしょうか。あるいは、食べたものの中に何か身体に合わないものがあったのでしょうか。いまだに、よく分かりません。

結局のところ、疲労感ばかりが先立ってしまい、夜の間にも何回も目が覚めて、起き出す元気はありませんでした。致し方ありません。

分かりもしない原因を、いくら考えても時間の無駄です。今日一日、心の平静を保って、また明日の朝、走れば良いことです。

■さて、今朝の東京新聞「大波小波」欄では、「大石誠之助の愛」と題して書かれています。大逆事件で処刑された大石誠之助を主人公にした柳広司『太平洋食堂』(小学館)を取り上げた記事は私も先月この欄で読みました。

天皇の権威を利用して、国体を盾に言論の自由も政策批判も認めない明治政府に対し、異なる説を唱え「国賊」と非難されるのです。

その上で、国を愛するのは当たり前なので、愛国を声高に叫ぶのは自信がないものがすることだ、と反論しました。

最後に筆者はこう書かれています。

弱者に寄り添い、政府の間違いを指摘することで国への愛を示した誠之助の姿は、権力にすり寄り、浅薄で空虚な言葉を使う現代の愛国者への痛烈なカウンターになっているのである。

弱者に寄り添うのでなく、権力者に寄り添い、夜な夜な夕食会に参加している現代の愛国者の有様は、きっと昔も今も変わらないのでしょう。隣国をあしざまに貶め、声高に愛国を叫ぶ一部の人々の存在も、これまた昔も今も変わりがないはずです。

さらに恐ろしいのは、そうした人々が我が物顔にマスコミにおいて跋扈していることです。戦前には無かったネット上でも同様です。

それをおかしいと多くの人が感じているはずなのですが、声の大きなものばかりが取り上げられると、それが当たり前になってしまう。

政府の無策のため、貧困により自信を喪失した人々の心に、こうした歪んだ愛国心が忍び込んでいくのです。これもまた昔も今も変わりがないようです。本当に恐ろしいことです。

一番近い帰り道

■20200310(火曜日:曇)

JR境港駅前です。ゲゲゲの鬼太郎電車です。

■今朝は走りました。昨日休みましたので、今日はわりとすんなり目覚まし通りに起きることができました。生ごみの日でしたので、袋を持って所定の場所まで行き、準備運動をしてからスタートしました。

今日は6.72kmを走り、これで今月は5回のランで33.41kmを積み重ね、残り21日で66.58kmのところまで来ました。

今朝は体が重くてまいりました。足がなかなか前に出ないのです。とにかくゆっくりで良いので、少しずつ少しずつ前に、という気持ちで走り続けました。5キロを過ぎた頃からでしょうか、ようやく少し体が温まって、足も出るようになってきました。

今朝は今年初めてTシャツ一枚で走りました。今まではTシャツの上にフリースを着て走っていたのです。昨日の天気予報では、今朝の最低気温は10度以上、16度近かったので安心してTシャツ一枚で走り始めました。

それでも走り終わってみると、額から汗が落ちてくる程の気温でした。走っていて寒くもなく暑くもなく、ちょうど良い気温だったでしょうか。

途中からは頭につけた照明も要らなくなり、日の出も次第に早くなっていることを実感しました。

■さて、今朝の東京新聞「太郎の国際通信」では、アメリカ大統領選挙において民主党候補者選びを断念した、ピート・ブティジェッジ氏のことが書かれています。

一番長い回り道が、一番近い帰り道になることがあるのだ。

ブティジェッジ氏は2月1日のの記者会見で、同氏が愛読するアイルランドの作家ジェームス・ジョイス氏の小説「ユリシーズ」の一節を引用し、こう語りました。また彼自身の回顧録にも「一番近い帰り道」という表題をつけています。

同氏はハーバード大学から英国のオークスフォード大学を卒業し、投資コンサルタント企業を経て故郷の町の市長になりました、その任期中に海軍予備将校としてアフガニスタンに従軍するという「長い回り道」を経て今回、民主党の大統領選候補選びに立候補をしていたのです。

今回は選挙戦の継続を断念しましたが、同氏はまだ38歳。長い回り道で得た様々な経験が、これから生きてくるとすれば、それは一番近い帰り道になる可能性があるのです。

副大統領という話もありますし、八か国語を操る同氏には国連大使というポストもあり得る、とニューヨークタイムズ紙は考えているようです。またアフガニスタンに従軍した経験がありますので、国防長官をはじめ安全保障問題を担当することになるかもしれません。長い周り道は決して無駄にはならないのです。

どちらの国の政治家がより優れているかという問題では、もちろんないとは思うのですが、38歳の若さで、こうした経験を積み重ね、そうして得た経験から、人々の心を捉える自分自身の言葉で有権者に訴えることができる、という彼の地の政治家の素晴らしさを私は羨ましく思うのです。

日本でも将来を嘱望されている某環境大臣の発言を考えてみると、その差は天と地ほど違っているようです。日本ではそれで通ってしまうのです。有権者は政治家に言葉を期待していません。雰囲気を感じているだけなのです。

何を言っているのかなど、ほとんど考えていません。発言の内容を文字にしてみて、もう一度読み直してみると、何を言っているのか意味が全然理解できないのです。

政治家の命は言葉だと思うのですが、国会における総理大臣や担当大臣の答弁を聞いていると、尻尾を掴ませないことだけに全力を傾けている、としか思えない発言の連続なのです。安倍内閣になり一段とタチが悪くなってきました。

政治の未来が暗くなる一方なのは、こうした答弁の積み重ねが指し示しています。私たちはそのことに、一刻も早く気づくべきなのです。

日にち薬

■20200309(月曜日:晴れ)

境港駅で待っているゲゲゲの鬼太郎バスです。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は雨の中、競技委員を務めましたが、さすがに体が冷え切ってしまったようです。家に帰ってきて夕食を取り、ゆっくりとこたつに入ったのは良かったのですが、腰のあたりの冷えが酷くなり、風邪をひいたのかと慌てました。

1時間以上こたつの中でじっとしていたでしょうか、ようやく冷えが消え去り、風邪ではなく単なる低体温だったということも分かりました。安心しました。何しろ今のご時勢ですから風邪を引くと、コロナウイルス感染ではないかと仕事もできなくなってしまう可能性があります。注意することにこしたことはありません。

今朝すんなりと起き出すことができれば、走ろうとも思ったのですが、さすがに止めました。無理をしても仕方ありません。幸い天気予報では明日の朝も雨が降ることはなさそうですので、今日も一日ゆっくり無理をせず体力の回復を待って、明日の朝走ることにしました。

■ということで、今朝は朝刊をゆっくりと読む時間が取れました。切り抜きも五つ以上することができ、色々考えさせられましたが、今日の一遍は「心に本を」です。中江有里さんが薦める1冊、というコーナーです。いつも私は愛読しています。

今日の本は「悲しみの秘儀 若松英輔 著」です。「時が痛みを取り去ってくれる」と題しています。かつて中江さんご自身が、数回の外科手術を受けられた時に、麻酔が切れて猛烈な痛みが襲ってきました。

そして眠れないほどの痛みに耐える夜中に、幾度となく頭をよぎったのは「日にち薬」という単語だったそうです。関西地方でよく使われる言葉で、時間に勝る薬なし、というような意味だそうです。

幼い頃、辛いことがあると決まって母が、「日にち薬やで」と言っていたのを中江さんは思い出していました。『言葉の効能は本当に辛い時に発揮される。そして誰かの言葉が、それを必要とする誰かに届くまでに、時差が生まれるのだろう』と中江さんは書かれています。

この中の一編「彼女」について考えを巡らしながら、その一節を引用しています。『出会った意味を本当に味わうのは、その人とまみえることができなくなってからなのかもしれない』。

中江さんは最後に、こう書かれています。

大切に思う人の顔を浮かべるのと同時に、やがて来る別れを思う。それが生きるということ、そして人を愛することなのだと教えられた。

培養肉

■20200308(日曜日:雨)

ベトナム枯葉剤被害者についての古典です。

■今日は新沼津カントリークラブ弥生杯Aクラスの月例でした。競技員としてお手伝い致しました。

残念ながら、日中は雨が降り続き、寒さも手伝って最悪の状況でした。最後までプレーされたのは合計22名の方でした。

午前中プレーしたものの、天気予報によれば雨が上がる様子はないので、さすがに切り上げた方も何人もいました。午後の2時過ぎからは雨も横殴りとなり、一日中雨に祟られた日曜日でした。

■さて、今日の東京新聞読書欄では「クリーンミート 培養肉が世界を変える」が取り上げられています。

本書は動物肉を試験管内で増やす「細胞農業」のスタートアップ状況を紹介したもので、試験管内で作る動物製品をめぐる熱い戦いを紹介したノンフィクションである。またこれに群がる投資家たちの動向も興味深い。

どこの国でも国民が豊かになると肉食が普及します。特に牛肉を食べることが、いわば豊かになることの証のようになっています。

ところが、牛肉というのは1キロを作るために9キロの飼料が必要になる、と言われるほど無駄が多いというか、環境への負荷が大きいのです。

また牛たちが病気にならないように、早く成長するようにと抗生物質が多量に投与されていることにより、耐性菌の発生を促進する危険性も高いのです。

牛肉というと牛の放牧という光景が思い浮かびますが、アメリカなどでは実は鶏の飼育、つまりブロイラーのように牛を育てて牛肉を生産していることは、あまり知られていません。

肉が柔らかく美味しいうちに屠殺するために、2歳程度で牛肉が市場に提供されていることもあるようです。そうした現状を知ると牛肉も食べる気持ちが失せてしまいます。

この本では、培養肉について書かれているようですが、アメリカでは大豆を中心とした植物タンパクから、人工肉を製造する会社が大きく業績を伸ばしています。ハンバーグなどで食べる分には、ほとんど食感が変わらず、判別ができないとする報告も多いのです。

健康のためにという意味で、ベジタリアンを中心に植物性の食品を好んで食べる傾向が広がっているようです。

日本ではまだまだ口にすることは難しいようですが、いずれアメリカの流れが日本にも伝わってくるのは間違いありません。

しかし、その原料となる大豆は結局のところ、アメリカから輸入することになりますし、アメリカでは遺伝子組み換えの大豆がほとんどでしょうから、その辺りは健康にとってどうなのか、疑問な点も大いにあります。

これに関しては、意外な情報もあります。ロシアの極東地域は大豆の一大産地。日本の年間大豆輸入量300万トン余りの7割はアメリカからの輸入ですが、ロシアからの輸入は微々たるもの。地の利に加えて、ロシアでは遺伝子組み換え大豆の栽培が禁止されているのは、国民のために有益な点です。

どうみても、ロシアからの輸入量を増やすほうが、国民の利益になりそうですが、そうはならないところが、思考停止に陥っている日本の悲しい現実です。

二大政党制

■20200307(土曜日:曇)

いま話題のナイキの厚底ランニング・シューズです。

■今朝は走りました。昨日も走ったのですが、昨日は走っている途中でトイレに行きたくなって、残念ながら最後まで走りきることができませんでした。

今朝は4時に起きて走り始め、結局10.37kmを走り、これで今月は4回のランで26.69kmを積み重ね、残り24日で73.30kmのところまで来ました。1週間25キロを走れば4週間で100キロという計算になります。

今朝の写真は今使用している、ナイキの厚底ランニングシューズです。1月から使用し始めましたので、ほぼ丸2ヶ月この靴で走り続けていることになります。私のレベルでは、この靴を履けば記録が向上するということは残念ながらありませんが、長い距離を走った時に身体への負担が少ないように思います。今朝も10キロを超えたのですが、以前ほど疲れを感じません。

テレビで放映された実験によれば、厚底シューズを履いて走った時には、筋電図などの検査結果から、ふくらはぎへの負担が少なくなっているという報告もあります。地面の反発力を上手に使うことができれば、この靴の効果を充分発揮できるようです。走り方も工夫が必要なのでしょう。

■さて、アメリカ大統領選挙では民主党の候補者選びが山場に差し掛かっています。サンダース上院議員とバイデン前副大統領との一騎打ちの様相が強まってきました。

今朝の東京新聞では、米大統領選挙関連の記事の中で、「激突 民主二強、脱『異端』広がる左派」と題して書かれています。これまで異端とされてきた左派の訴えが、多くの国民の支持を得ているという内容です。

ラディカルチェンジ(抜本的な変化)を唱え、国民皆保険や富裕層への増税などの政策で異端扱いだった左派の主張は今、党内で大きく支持を広げている。

象徴的なのは、米国で長年疑問視されてきた国民皆保険への支持だ。米NGOの1月の世論調査では、強く賛成、ある程度賛成が全有権者で55%、民主党支持者に限ると77%に上った。

と書かれています。さらに記事では、こうした指摘もあります。

サンダース氏が倒すべき相手とするのは、トランプ大統領だけではない。拡大し続ける極端な格差を長年放置してきたエスタブリッシュメント(支配層)と呼ばれる民主党主流派も含まれる。バイデン氏ら中道派もその一部だ。

こうしたアメリカでの政治状況を見てみると、実は日本も同じような状況であることに気づくのです。経団連の支持を受けた自民党と、連合の支持を受けた野党の対決は、実は4割を占めるに至った、派遣労働者の生活改善には結びついていません。

前回の民主党による政権交代はマスコミが報じるほど、無意味であった訳では勿論なく、真に国の未来を憂うる一部の官僚の皆さんと、小沢一郎さんを中心とする政治家が力を合わせて、なんとかこの国の統治機構をより国民の為になるように、と改革の努力をしたのですが、残念ながらその意味を理解出来ない政治家がトップに立ってしまったために、道半ばで改革は終わってしまいました。

小沢一郎さんが総理大臣になっていれば、今の日本の現状も少しは良い方向に向かっていたのではないでしょうか。返す返すも残念でなりません。

財務省に洗脳され、主張を180度転換し、そのことをいまだに点として恥じていない、あまりにも酷い政治家が総理大臣となってしまっては万事休すでした。そのツケが今回っているわけです。

その様な状況の中で登場したのが、いわば日本版サンダース候補である、山本太郎れいわ新撰組代表ではないでしょうか。

しかしながら、アメリカと日本で、根本的に異なっているように見えるのは、アメリカでは若者が圧倒的にサンダース候補を応援しているのに比較して、日本では残念ながらそうはなっていない点です。

入国規制

■20200306(金曜日:晴れ)

2月23日から装用しているシャオミのスマートウォッチです。

■今朝は走りました。昨日は休養を取りましたので、今朝は5時にしっかり目が覚めて生ごみを所定の位置まで運び、準備運動の後走り始めました。

ただ今日はハプニングに見舞われました。途中でトイレに行きたくなってしまったのです。

もう2週間ほど前からでしょうか、毎朝必ず摂取しているヨーグルトの種類を変えました。アイリスオーヤマで販売しているヨーグルト自家製造機で、増殖させた自家製のヨーグルトを1年以上摂取していたのですが、容器を一度洗浄しなければと考え、ヨーグルトの種を変えてみました。

それからでしょうか、気のせいか便の性状が変わったように思います。腸内細菌が変化したのでしょうか。以前より軟便になったような気がします。

ということで、今朝は3.38kmしか走れずに、今月は3回のランで16.32km。残り25日で83.68km積み重ねることができました。

■今朝の写真は、中国のスマホメーカーとして有名な、シャオミーのスマートフォンです。最近発売されたXiaomi Miband4 シャオミ スマートウォッチ IP67という最新版です。スマートフォンは、もうこれで5台目でしょうか。

いわゆる中華スマートウォッチを何台も購入してみましたが、やはりノーブランドの安物は、すぐ壊れてしまったり、バッテリーの持続時間が短かったり、長期に使えるものがありませんでした。

このシャオミーのスマートウォッチはネットで調べた限りでは、バッテリーの持続が優秀で、20日ほど充電しなくても使えるということで購入してみました。表示も有機ELですので、とても鮮明で見やすいので助かります。

もちろん値段的に一桁違う、アップルのスマートウォッチとは機能面では大きな差がありますが、私はそこまで求めませんので、このシァオミー製で十分満足しています。

■さて今朝の東京新聞第1面には「中韓から入国規制」と題して、中国と韓国から来られた観光客は2週間の指定場所での待機を要請することになったようです。中国、韓国、日本はコロナウイルスの発生にもかかわらず、入国管理を相互に規制していませんでした。

それはちょうどイタリアで感染者が増大しているにもかかわらず、EU諸国との間で入国制限を設けていないことと相通じるのではないか、と先日送られてきた田中宇さんからの国際ニュース解説には、指摘されていました。つまり3カ国の首脳は、いずれ経済共同体的なものを作る構想があるので、その試験段階的なものとして、このコロナウイルス騒ぎにおいても入国管理をしなかったのではないか、という田中さんの推測でした。

しかし、どうもそうもいかなくなったようです。保守系への配慮という指摘もありますが、今頃になって入国制限をするならば何故もっと早くに行われなかったかという指摘は当然あるはずです。

アメリカは早々と中国からの入国制限を行いました。またしても唐突で、しかも後手後手という政府の対応に思えるのですが、どうなのでしょうか。とにかく一刻も早く収束し、日常生活が戻ってほしいものです。

国民への愛

■20200305(木曜日:晴れ)

新さっぽろ駅前で、いただいたデザートです。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は夕方から雨が降り始め、いささか寒々しい天候でしたが、今朝は青空が広がっています。

でも天気予報によれば北海道では今日は、強い低気圧の接近で大荒れの天気になるようです。風や大雪で被害が出ないことを祈るばかりです。大好きな北海道の大地や人々が被害を被るのは、とても辛いことです。

■さて、今日の東京新聞編集局南端日誌では、「一斉休校要請で国の対応、完全自習の無責任」と題して書かれています。特報部デスク氏の息子さんが、こんなため息をついたというのです。

別に勉強したくないわけじゃないけど、これを自分でやっといてね、っていうならそもそも学校いらなくない?

実に鋭い指摘です。この一斉休校について色々な指摘がありましたが、母親を中心に、親御さんが仕事に行けなくなるから困る、という指摘が多くされています。問題はそれよりも、子供達の教育を受ける権利を一方的に剥奪していることに対する糾弾がなされない日本は、もう終わったという指摘は痛烈です。

安倍晋三首相の腹心と言われる文科相でさえ、一斉休講を知ったのは首相が新型コロナウイルス感染症対策本部で発表した当日の27日だったというのですから、文科省が混乱し各市町村教育委員会、さらに学校現場がドタバタするのも無理はなく、とにかくプリントやっとけ、という対応も仕方ないのかもしれない、とデスク氏は書かれています。

毎晩のように、お友達と夕食会を開いていながら、対策会議には顔を出すだけのような首相の対応では、こうなるのも致し方ないかもしれません。安倍晋三首相に決定的に欠けているのは「恥」でも「知」でもなく、国民に対する「愛」だと、つくづく私は思うのです。

反知性主義

■20200304(水曜日:曇)

新さっぽろ駅前で、いただいたデザートです。

■今朝も走りました。天気予報では午後から雨のようですが、昨夜は一昨日と違って睡眠を充分とることができましたので、5時に起きてビニールゴミを所定の位置まで運び準備運動の後、走り始めました。

今朝は6.74kmを走り、これで今月は2回のランで12.93kmを積み重ね、残り27日で87.06kmのところまで来ました。記録を見てみると、キロ6分24秒のペースで走っていますので、自分としては決して悪い走りではなかったと思います。

一昨日は体が重くてだるくて、楽しく走るなどとは、とても言えない状態でしたが、今朝はそれに比べれば、かなり状態としては良い方でした。朝走ることに向けて、食事の時間帯あるいは量、そして何よりも睡眠時間をしっかり取ることを最優先し、準備をすることが何より大切です。

そのように節制していれば、免疫力も低下せず、風邪も引きにくくコロナウイルスも逃げて通ってくれるでしょう。

■学校が一斉に休校になった為に、中学生や高校生が街に繰り出し、カラオケやアミューズメント施設に出入りしているという問題を、テレビが取り上げています。

普通に考えれば、一日中家で引きこもっているとは考えられないはずですから、元気いっぱいの中学生、高校生が外へ出るのは当たり前でしょう。政府が突然学校を閉鎖し、人混みの中へ行かないようにとお願いすれば、日本中の小中学生がそれに従ってくれるとでも考えているのでしょうか。

この緊急の要請を出すにあたって、安倍総理は専門家の意見などは聞かなかったと答弁しているようですが、本当に驚くべきことです。反知性主義という言葉がありますが、安倍総理を見ていると、この言葉を思い出します。

これはアメリカに脈々と続く一つの流れなのだそうですが、日本でも同様の傾向があってもおかしくありません。

ブッシュ候補とゴア候補が行った大統領選挙における討論会で、理路整然と意見を述べ、論理性や知性の高さで圧倒的にブッシュ候補を凌駕したように見えたゴア候補だったのですが、有権者はそれをあまり評価しなかったようです。

それよりも、ブッシュ候補の親しみやすさ、缶ビールでも飲みながら気楽に話せそうだという、ブッシュさんの親しみやすさを有権者が評価した結果が、ブッシュ大統領の誕生だったようです。

例えば枝野立憲民主党党首と安倍総理とを比較してみると、何やら同じような傾向が見えるのではないでしょうか。かたや立憲主義の重要性を説教しそうな雰囲気ですし、もう一方はと言えば憲法改正を声高に叫びながらも、憲法を語る上で重要な憲法学者の名前も知らないと正直に告白している始末です。

どちらにしても結果的に、この7年間で国民の生活は壊され、多くの人が生きづらさの中で悪戦苦闘している国になってしまったのです。もうそろそろ私達は本気で怒り、国の未来を考えなければいけません。

またしても一億玉砕になってはいけないのです。

少子化対策

■20200303(火曜日:晴れ)

北海道でいただいた、お新香です。

■今朝は走りました。日曜日、月曜日と走ることができませんでしたので、今月初めてのランです。昨日の夜はあまり熟睡できませんでしたので、今朝は起き出すのがとても辛くてグズグズしてしまいました。

結局6.19kmを走り、最初の積み重ねとなりました。走り始めてからも体が重くて難渋しました。普段ですと4キロ、あるいは5キロすぎからペースも上がってくるのですが、今朝は最後まで足が前に出ませんでした。

それでも走り終わってみればキロ6分42秒のペースで走り終えていますので、まあなんとか許容範囲内でしょうか。これから100キロに向かって少しずつ積み重ねていかなければなりません。はるかに遠い道です。

■さて、今朝の東京新聞「視点」では、政治部の川田篤志記者が書かれています。『高度不妊治療の保険適用、少子化止める切り札に』。

2015年の調査によると、不妊治療を受けたことがある夫婦は5.5組に一組の割合で、生殖補助医療で生まれた新生児は2017年に約56,000人、同年までの累計は58万人いる、とされています。

川田記者自身も治療を受けて、第1子を授かったそうです。生殖補助医療は調査によれば平均の治療費を約190万円と試算しています。

厚生省は保険適用の条件として、疾病に対する治療の有効性などが確立されていることを挙げていて、体外受精などは患者の生殖機能を直接改善させる行為ではないため、「疾病に対する治療なのか判断が難しい」として、長年適用対象として来ませんでした。

フランスやドイツなどは、不妊症は疾病という認識から受ける回数などに制限を設けた上で、生殖補助医療に保険を適用しています。日本も加速化する少子化を踏まえ見直すべきではないか。

野党の提言に政府与党がどう反応するか注視したい、と川田記者は結んでいます。

■私自身はこの記事を読んで、少し違和感を覚えるのです。不妊治療に保険適用をするかどうかの問題は別にしても、少子化止める切り札になるとは私には思えないからです。

そもそも少子化に至った最も大きな原因は、親になる世代の収入が少なすぎて生活が成り立たない、という現実があるからです。

労働者の4割が派遣労働という形態で働かざるを得ない現状では、夫婦共働きであっても教育費のかさむ子育ては大きな負担になるのです。その点をしっかり見据えた上での対策を取らない限り、この国の少子化を止めることはできません。

すべての政策を同時に並行して行なえれば一番良いのでしょうが、優先順位から行けば、ごく普通の若者達が家庭を持ち、子育てができる経済状況を国の力で整えることが、何よりもまず取り組まなければならない喫緊の課題なのです。

国は若い世代に対して、あまりにも投資を惜しんでいます。山本太郎代表が言うとおり、まさにドケチ国家なのです。若者に投資せずして国の未来はないのです。

香害

■20200302(月曜日:雨)

北海道、サホロでいただいたステーキです。

■今朝は昨日の天気予報通りに雨の朝でした。3月が始まりましたので、また一から100キロの積み重ねをしなければなりません。

いつもの月でしたら一日に、最初の10キロを走るのが常なのですが、昨日できませんでしたので、今日走るつもりでしたが、雨では致し方ありません。予報では今日の午後から晴れとなり、明日の朝に雨の降ることはなさそうですので、準備万端としなければなりません。

コロナウイルスの感染も次から次へと広がりを見せています。知り合いの小児科の先生によると、コロナウイルスの感染が心配なので検査をしてもらえと保育園から言われて、小児科を訪れる親御さんが多くて困っている、というお話を聞きました。

その様子は想像ができますし、小児科の先生は本当に大変だと思います。検査体制がいまだに充分でない中、突然一斉休校の発表があり、しかも保育園だけは除外される、ということでは現場は本当に大変です。

安倍総理の指導力は、お友達だけのためにしか発揮されないのかと思ったら、そうでもないようです。現場が混乱するのは、いつものことですが。

■さて、今朝の東京新聞こちら特報部には「香害 無理解にも苦しみ」と題されて書かれています。

臭いの元になる人工的な香りを加えた化粧水や柔軟剤などのために、頭痛や吐き気、めまいなどの症状を起こす人が少なくないそうです。日常生活が送れずに、健康被害も生じ、公害をもじって「香害」と呼ばれています。

まだ認知度が低いために、周囲から理解されずに1人で悩んでいる方も多いそうです。また、香水によって、職場で知らないうちに同僚が症状を引き起こすこともあるようです。

新聞にはこう書かれています。

一部自治体では、子どもを香害から守るという観点から対応に乗り出した。多賀城市や長野県安曇野市、茨城県つくば市の教育委員会が、保護者宛てに家庭での柔軟剤などの使用自粛を求める文書を出した。埼玉県は香害に関するポスターを制作した。

時に強い匂いの香水を使っている女性に遭遇しますが、確かに吐き気を覚えることがあります。本人は全く気付いておらず、それがたしなみだと思っている節すらあります。本当に困ったことです。

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