■20210311(木曜日:晴れ)
■今朝は、ゆっくりと休みました。今日は2011年に東日本大震災が起った日です。地震が起こったのは午後2時過ぎでしたので、私は午後の診療を始めていました。
とにかく長い揺れだったことを、はっきりと覚えています。いつまで経っても揺れが止まらないのです。あれだけ長い時間揺れ続ける地震を経験したのは始めてでした。とにかくまず、患者さんたちをスタッフみんなで外に誘導した記憶があります。
やがてテレビを通じて津波の状況が、時々刻々と伝わってきました。まるで映画のCGを観ているような気がしたほどです。しかし、それは現実だったのです。
1,000年単位で見れば、こうした地震はくり返し襲ってきたことは間違いないのですが、それがあの日に起こるとは、もちろん誰も予想していませんでした。地震の解説は、結局全て後講釈なのです。
さらには原発事故が起こったことで、福島は二重の重荷を背負うことになりました。
明治時代以降、沖縄と福島には理不尽な負担ばかりが伸し掛かっています。
それまで沖縄は琉球王国として、長い独立の歴史を持っていました。中国と日本の間でバランスを取りながら繁栄した、独自の歴史を持っていたのです。もし日本に併合されずに、独立国として生き延びていたら。歴史に、もしは無いのですが、きっと自主独立の気概に富んだ、独特の文化を持った地域が発展したに相違ありません。
コメントを残す