■20210317(水曜日:晴れ)

柿の木の芽が、しだいにほころんできました。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は9 km 弱を走りましたので、今朝は休養日です。

昨夜は医師会の理事会があり、コロナウイルスワクチン接種に向けての取り組みと現状の報告がありました。当初の予定では、3月から私たちも出動して予防接種を始める予定だったのですが、ワクチンがまだ配布されていませんので延期となりました。

日本の津々浦々にまで届けるのは容易なことではないようです。それでもある病院の院長から報告があり、すでに職員100名ほどに接種をすることができ、今のところ問題となるような副反応は起きていない、という報告がありました。

どうやら医療従事者に本格的に摂取が始まるのは来月下旬のようです。

■ 今朝の東京新聞によれば、

2020年の小中高生の自殺者数が統計のある1980年以降最多の499人に上ったことが警察庁のまとめで分かった。前年比100人増。

年代別では10、20代の増加が顕著で前年比522人増となった。

全体の自殺者数は21,081名。前年から912人増えた。前年を上回るのは2009年以来となる。

女性の自殺者増も目立ち、前年比935人増の7,026人だった。

厚生労働省自殺対策推進室は「新型コロナウイルス禍で学校が長期休校したことや、外出自粛により家族で過ごす時間が増えた影響で、学業や進路、家族の不和などに悩む人が増加したとみられる」と指摘した。

とあります。本当に悲しいことです。これほど悲しいニュースは無い、と言っても過言ではないほどです。

家族で過ごす時間が増えたことで、自殺する子どもたちが増えたという現象は、もちろん日本だけのことではないと思うものの、日本社会の抱える深い闇をえぐり出しています。

残業、残業で家族との時間もままならず、本来なら家族で過ごす時間が増えれば、それだけ楽しい時間が持てるはずなのに、そうならない悲しみと言ったら、これ以上の悲しみはありません。

このコロナ禍の今こそ私達は、家族のあり方を根本から見つめ直す必要に迫られているように思えるのです。