■20211026(火曜日:晴れ)

2018年に出かけたベトナム・バクザン省の様子です。大きな広場の右上にあるのが宿泊したホテルです。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、目が覚めた時に気だるさを感じ、走るのはやめました。先月の急性胃腸炎事件以来、もう無理をしても良いことはないことが実感できましたので、自分の体と付き合いながらボチボチやっていくことにしました。

昨日の天気予報では、今朝の6時頃までは雨だということでしたので、無理だとは思っていたのですが、念のために5時に起きてみました。幸い雨は降っていなかったのですが、体調と相談の結果、もう一眠りしました。

■最近はYouTubeで、様々な配信動画を見ることが増えました。一つは「EVネイティブ」という動画ですが、これは世界中における電気自動車の現状をわかりやすく解説してくれています。

日本に住んでいると、電気自動車など遠い将来の話に思えてしまうのですが、実はそうではないのです。EV電気自動車先進国といわれる中国、ヨーロッパでは、電気自動車の販売台数が急激に増えているのです。中国では新車販売の10%に近づきつつあります。

もちろん、日本の自動車会社も、そのことは十分認識していますし、EVを発売するために、着々と準備を進めていることは間違いありません。

ただ一つだけ間違いなく言えることは、EV先進国といわれる国の電気自動車販売会社は、より性能の良い充電ステーションを、自腹で整備しつつあるのです。つまり自社販売した電気自動車を充電するにあたり、より短時間で充電が済むように、技術革新を常に進め、自腹を切って整備しているのです。

この点は明らかに日本における状況と異なっています。日本では、そうした充電ステーションの整備という点においては、全くの周回遅れになっています。したがって、日本では電気自動車が他国のように普及する可能性は、今のところありません。

普及が始まるとすれば、二台目の自動車としての軽自動車になりそうです。軽自動車であれば、夜の間に自宅で充電をしておき、満タンの状態で朝スタートできるからです。

そもそも、軽自動車で100キロ以上走ることは、まずありません。満充電の状態で航続距離が150キロもあれば、十分実用に耐えるわけです。したがって、大量のバッテリーを積む必要もありませんから、販売価格も安くなるわけです。

トヨタ自動車が、さまざまな手段を講じて、電気自動車の普及を遅らせようと画策しているのは明らかです。自分達の得意分野である、ハイブリッド車で勝負をしていきたいからです。この分野では圧倒的な優位性を保っています。

しかし、脱炭素化に向けた世界の動きは、もう止めようがありません。従って、内燃機関車から電気自動車への動きは、もう止まることはないでしょう。

そうなると10年後、いや5年後に、日本がガラパゴス化してしまう可能性もあるのです。日本における製造業の大きな部分が、衰退してしまうことになります。

今の強みは明日の弱みになるのが技術革新の常です。そうならないことを祈るのみです。