2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2021年3月 Page 2 of 4

カイジ顆粒

■20210321(日曜日:雨)

日に日に柿の葉が成長しています。一年で人の一生を垣間見せてくれます。

■今朝はゆっくりとお休みました。天気予報では東海地方は大荒れの予想です。昨日は暑いぐらいの天候で、1日違いでまったく様変わりの天候になってしまいました。

昨日午後2時頃、新沼津カントリークラブから電話があり、今日行われる予定だった月例競技は中止になった、とのことでした。キャンセルが相次ぎ競技が成立しなくなったとのです。その後再度連絡があり、明日はゴルフ場自体が悪天候のために閉鎖になるとのこと。

昔はゴルフ場も閉鎖することはめったになかったんですが、最近はコロナ禍の影響もあるのでしょうか、天候が怪しい時には無理をして開場をせずに閉鎖することが散見されます。

ということで今朝は5時半に目覚ましを合わせていたのですが、そのまま再び眠りについて起きだしたのは7時でした。窓の外を見ると雨が降っているものの、今のところは大荒れとは言い難い天候です。これからさらに雨や風そして雷もやってくるのかもしれません。

なんにしても静かな日曜日です。やり残した仕事をするしかなさそうです。

■昨日はNonちゃんが、父親の健康を心配して漢方薬を届けてくれました。「自然の力・生命の源 カイジ顆粒」です。 説明書によれば、

カイジとは老齢の槐(エンジュ)の木にのみ寄生する大変貴重なキノコ=カイ栓菌です。半円形で耳の形に似ていることから、「槐耳(カイジ)」と呼ばれるようになりました。

約1500年前の唐の時代の古書「新修本草」などに記録が詳しく残されています。民間では広くカイジを煎じ愛飲していましたが、カイジが希少で入手が困難となったことで、清の時代から記録がなくなり、幻のキノコと呼ばれるようになりました。

時代は流れ、カイジに着目した中国政府は、1979年より中国衛生部(日本の厚生労働省に相当)の企画で大学や研究所、病院が国家プロジェクトとして研究開発に取り組むようになり、希少なカイジの菌株の特定とその培養に成功しました。

その有効成分は多糖タンパク質 PS-T であることが解明されています。培養したカイ栓菌糸体から抽出したエキスを、飲みやすく顆粒状にしてお届けします。お子様からご高齢の方まで毎日の健康維持にお役立てください。

■パンフレットにはこんな方におすすめ、として以下のような記載がありますがその中で私が当てはまると思われるのは、「生活の雑事をこなしながら、 QOL を高めたいと思っている方」、あるいは「生活の雑事を忘れ、 QOL の良い生活をできるだけ長く楽しみたいとお考えの方」でしょうか。

パンフレットによればカイジ顆粒は、90回分で15,238円とありますから、1回200円ほどでしょうか。とりあえずは朝一度飲んでみて体に合うかどうかしばらく様子を見ようと思っています。

父親がボケはしないかと心配した娘が、やさしい気持ちから用意してくれた漢方薬ですので、最後まで服用しようと思っています。

音声入力

■20210320(土曜日:晴れ) 春分の日

今朝走った後で近所で見かけた菜の花です。来月には、沼川沿いで桜と菜の花の供宴を鑑賞できそうです。

■今朝は走りました。 今日は春分の日で休日です。つまりは仕事をしなくて良いので、時間制限がありません。5時半に目覚ましを合わせて起き出しました。いつものコースを走り小学校の校庭に着いてから、タイマーを30分に合わせて再スタートしました。

とにかくゆっくりでいいので長く走ろうと決めていました。いつもですと、家に帰ってシャワーを浴びて、食事をして一休みしてから仕事をしなければなりませんが、今日はその心配がありません。ということで気持ちの上でゆとりがあったおかげでしょうか、いつものようにあと何分、今何分走った、と自分を制御しながら走る必要が全くありませんでしたので、不思議なほどに気持ちよく走り続けることができました。

今朝は今月8回目のランで1時間19分15秒を走り、11.61 km を積み上げることができました。月100 km 走達成までは残り11日で30.44 km のところまで来ました。平均ペースはキロ6分49秒です。

我ながら本当に不思議なぐらいストレスを感じることなく走り続けることができました。

キロ7分で走り続ければフルマラソンも5時間を切ることができる計算です。もちろん私の力ではそんなことはできません。制限時間6時間ギリギリで完走するのが精一杯です。今の私の力ではハーフマラソンが目一杯でしょう。

今年は昨年に引き続いて千歳 JAL 国際マラソンも中止になりました。2年続けて千歳に行けないのは本当に残念です。走った後に近隣の温泉に行き、のんびりと時を過ごすのが何よりの楽しみだったのです。

以前はTakuと一緒に3人で出かけたものです。あと10年してMasatoも一緒にみんなで千歳に行けたら、これほど楽しいことはないでしょう。その時自分にハーフマラソンを走る力が残っているかどうか、かなり疑問なのですが。

■ 今この原稿を書いているのは、少し前のパソコンにCloudreadyという基本ソフトをインストールして、 Google ドキュメントの音声入力で書いています。

この基本ソフトは、GIGA スクール構想ですっかり有名になった Chromebook の 互換ソフトです。 Chrome OS はグーグルが開発している基本ソフトですが、利用できるのは Chromebook に限られていました。その互換ソフトを開発した会社があるのです。非力な中古パソコンにインストールして使ってみると、 Chromebook さながらにネット環境を楽しむことができます。

動画編集やゲームを楽しむのでなければ、ほとんどストレスを感じることなく作業をすることができます。今こうして文章を書いているのですが、先日 Zoom 会議のために新しいヘッドセットを購入したおかげで、音声入力もかなり精度が上がって、ほとんど修正の必要がないぐらいです。やはり性能の良いマイクを使うことが音声入力には必須だということが実感できました。

この基本ソフトでは残念ながら Google Play のアプリを利用することができませんので、かゆいところに手が届くというわけにはいかないのですが、これだけ作業ができれば私にとっては充分です。

この基本ソフトを開発した会社は Google に買収されました。いずれChrome OS は何らかの形で中古パソコンにも自由にインストールできるようになるのではないでしょうか。

パソコンによる作業のほとんどがネット上での作業になった現在では、必要最低限の機能に絞ったパソコンで作業を行うほうが無駄がありません。 Windows パソコンはもちろん便利なのですが、最も普及しているものには一番多くの危険性が潜んでいます。安全性の面からも Windows パソコンだけの環境というのは避けた方が賢明です。特にクレジットカードの番号を入力したりするのは、かなり危ないと言えそうです。そんなことを考えている人はあまりいないのが実情でしょうが、これからはとても大切なことのように思えるのです。

それにしても、この環境での音声入力変換の精度の高さは驚くほどです。句読点の入力が、いまいちだと思っていたのですが、今こうして音声入力で句読点を入力してみると、かなり正確に変換してくれることに驚いています。

句読点の入力は iPhone では可能であったことは知っていたのですが、 Android では無理だと思っていました。ある時ネットで Android でも句読点を入力できることを知って試してみたのですが、以前のマイクではあまり快適とは言えませんでした。

しかしこのマイクを使って入力してみると、ほとんど100%正確に句読点を入力することができます。これは本当に驚きです。文章を書くことが大の苦手という人が結構いるのですが 、この入力方法を使ってみると、その考えも改まるのではないかと思えるほどです。

このパソコンの向こう側では人工知能が必死に文章を変換しているのでしょうが、 IT 技術の進歩とは本当に恐ろしいほどです。ただそれを上手に活用することができれば、今までできなかったことができるようになるわけですから、それは大いに喜ぶべきことなのでしょう。 

事務処理

■20210319(金曜日:晴れ)

三津の松濤館でいただいたお料理です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は普段なら昼に開催される沼津西ロータリークラブの会合はありませんでした。

昼食をゆっくりと取った後、新沼津カントリークラブへ忘れ物を取りに行き、1時間ほど練習をして帰ってきました。次の日曜日は B クラスの月例です。なんとしてでも良いスコアで上がって、ハンディキャップを減らし  A クラスに復帰したいと思っています。

15年ほど前に会員となり24からスタートしたハンディキャップも、優勝・準優勝を重ね2年ほどで、なんとか A クラスに上がることができました。あの頃は今思うと、どのようなスイングでどのようにボールを打っていたかを思い出せないのですが、今よりずっと良いスコアで上がることができたのです。それが不思議でなりません。

とはいっても、あれから自分なりに少しずつ積み重ねてきた練習の成果が上がっていることも事実です。グリーンから100ヤード以内のショットは、それほど大きなミスをすることはなくなりました。

逆に言えばドライバーショットからアプローチに至るまでの間が、相変わらず不安定だということです。スコアをまとめるという意味では、その間をいかに大叩きをせずにたどり着けるかが今の私の最大の課題だと思っています。

■昨夜は理事会があり、 ZOOMを用いたオンライン会議でしたが、様々な課題があり、本当に運営するのは大変です。会長のご苦労は、想像以上です。

組織は大きくなればなるほど事務的な処理をどうするかが大きな課題となります。私が20年以上前に初めて医師会の活動に関与し始めた頃、当時の会長が IT を用いて情報の伝達を進める必要があるとして、全会員の医療機関に FAX を導入しようと計画したことがありました。ところが FAX の導入を、どうしても承諾してくれない会員もいたのです。

現在では少なくとも FAX を導入していない医療機関はないと思いますが、今度はメールを用いて情報を伝達しようと思うと、 メールだと受付が受信してしまうので内容が漏洩してしまい、まずいのでメールでのやり取りは困る、という会員の意見を聞いて大変驚いたことがあります。

事務局の大型 FAX は一括登録ができますので、一旦登録してしまえば、あとはボタンを押せば自動的に全会員宛に資料を送ることができますので、今更メールの設定をするより面倒がないのです。全会員に FAX で資料を送るとなると、文字通り1日仕事となってしまうのですが、通信費の問題を考えても、今のやり方を変えるのは大変なのです。

FAX を受け取るほうも、紙が延々と排出されてくる状況を苦々しく思っていたのですが、今では FAX 機器のメモリー上に保存できますので、紙のムダは以前ほどではありません。 ただし、いちいち全ての FAX を確認して保存すべきか消去すべきかの判断をしなければなりませんので、結構手間暇がかかります。間違えて消去してしまうと、これはこれで大変困ります。

コロナ感染の問題に関して行政から多くの資料は送られてきますので、送る方も大変ですが受け取る方も面倒なのです。 医師会の事務局に送られてくる FAX の量は膨大なのではないでしょうか。行政が変わってくれないと、末端の組織の改革には限界があります。デジタル庁が発足して果たしてどれほどこうした状況が改善されるのか、先が見通せない現状です。 

オンライン会議

■20210318(木曜日:晴れ)

柿の葉が日々成長しています。

■今朝は走りました。今月7回目のランで5.84 km を走り、通算57.94 km を積み重ねました。月100 km 走達成までは残り13日で42.05 km のところまで来ました。

おととい16日に9 km を走りましたので、今朝は起きだすのが大変つらく、4時半に合わせた目覚まし時計が鳴った時には、今日はパスして明日に延期しようと思ったほどです。それでも10分ほど布団の中でぐずぐずしていましたが、無理して長い距離を走らなくても良いと自分を説得しながら、なんとか起き出すことができました。

今日は埋め立てゴミの日でしたので、使わなくなったサンダルなどを所定の位置に運び、準備運動の後スタートしました。いつものコースをたどり小学校の校庭に到着したところで、スマホのタイマーを20分に合わせて再スタートしました。今朝走った距離は5.84 km でしたが、この程度であればそれほど負担にはなりませんので、1日おきに6キmロを走るという予定で1ヶ月を走ってみても良いかもしれません。

今日のランニング記録をエプソンのランニング・ウォッチとスマホアプリのラン・キーパーで比較してみると、ほとんど差がないことが分かります。エプソンでは5.849 km ですが、ラン・キーパーでは5.94 km と記録されています。 ただ今日の走行時間であればこの程度の差で済むのですが、いつものようにこの後さらに30分ほど校庭をぐるぐる回っていると、走行距離にかなりの違いが出てきます。

今日走ったことで月100キロ走での18日目の目標ラインとしては、ちょうどぴったりとなりました。5 km という今日の距離であれば、ほぼ毎日でも走れそうな気がしましたので、しばらくはそのペースで頑張ってみましょう。

■今夜はZoomで行われる静岡県眼科医会理事会があります。これまでですと東海道線に乗って静岡駅まで行かなければなりませんでしたので、そのことを思うと本当に楽になりました。21時に会合が終わって、また電車に飛び乗って帰ってくると22時を過ぎていますので、冬ですと途中の寒さも結構辛いものがあります。便利な世の中になったものです。

子どもの自殺

■20210317(水曜日:晴れ)

柿の木の芽が、しだいにほころんできました。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は9 km 弱を走りましたので、今朝は休養日です。

昨夜は医師会の理事会があり、コロナウイルスワクチン接種に向けての取り組みと現状の報告がありました。当初の予定では、3月から私たちも出動して予防接種を始める予定だったのですが、ワクチンがまだ配布されていませんので延期となりました。

日本の津々浦々にまで届けるのは容易なことではないようです。それでもある病院の院長から報告があり、すでに職員100名ほどに接種をすることができ、今のところ問題となるような副反応は起きていない、という報告がありました。

どうやら医療従事者に本格的に摂取が始まるのは来月下旬のようです。

■ 今朝の東京新聞によれば、

2020年の小中高生の自殺者数が統計のある1980年以降最多の499人に上ったことが警察庁のまとめで分かった。前年比100人増。

年代別では10、20代の増加が顕著で前年比522人増となった。

全体の自殺者数は21,081名。前年から912人増えた。前年を上回るのは2009年以来となる。

女性の自殺者増も目立ち、前年比935人増の7,026人だった。

厚生労働省自殺対策推進室は「新型コロナウイルス禍で学校が長期休校したことや、外出自粛により家族で過ごす時間が増えた影響で、学業や進路、家族の不和などに悩む人が増加したとみられる」と指摘した。

とあります。本当に悲しいことです。これほど悲しいニュースは無い、と言っても過言ではないほどです。

家族で過ごす時間が増えたことで、自殺する子どもたちが増えたという現象は、もちろん日本だけのことではないと思うものの、日本社会の抱える深い闇をえぐり出しています。

残業、残業で家族との時間もままならず、本来なら家族で過ごす時間が増えれば、それだけ楽しい時間が持てるはずなのに、そうならない悲しみと言ったら、これ以上の悲しみはありません。

このコロナ禍の今こそ私達は、家族のあり方を根本から見つめ直す必要に迫られているように思えるのです。

楽天モバイル

■20210316(火曜日:晴れ)

三津の松濤館でいただいた朝食です。

■今朝は走りました。日曜日に歩き通しでしたので、疲れが溜まっていたのでしょうか、昨日の朝は起きだすことができませんでした。昨夜は ゆっくりとお風呂に入いり、満を持して目覚まし時計を4時半に合わせました。

今朝は生ゴミの処分日ですので、公園前の所定の位置に運んでから準備運動してスタートしました。今朝はエプソンのランニングウォッチと別にランキーパーを使用しました。

Sさんの家の前を通り明かりの灯っていることを確認してから、小学校の校庭に向かいました。今朝は校庭を35分間ぐるぐると周回しました。結局56分20秒、8.9 km を走り、今月は6回のランで52.09 km を積み重ねました。

月100 km 走までは残り15日で47.90 km のところまで来ました。エプソンのホームページが50 km 達成おめでとうございます、と褒めてくれています。これでとりあえずは月半ばの目標ラインまでは来ました。

最近は連日走ることが体力的に難しくなってきましたので、3日に1度9 km を走る計画が今の自分には合っているようです。とにかく色々試してみて、今の自分の体力に合った計画で走って行くしかありません。

■さて楽天が日本郵政と資本提携をしたというニュースが流れました。楽天はこれによって携帯電話の基地局建設のための資金を手に入れましたし、販売店が全国で200件ほどしかない現状から、日本中に広がる2万箇所以上の郵便局を利用できるようになるのは、とても大きな収穫です。ひょっとすると携帯電話最大手に楽天が躍り出る日が来るかもしれません。

楽天の携帯電話を持っている人は、楽天市場での買い物金額が3割ほど増加する、という報告もあるそうです。

似たような事例としては、アメリカのアマゾンが、やはり一時携帯電話事業に参入したことがありました。狙いは同様に携帯電話を通して Amazon での通販事業の更なる発展を狙ったのでしょう。ただし Amazon は失敗しました。

はたして楽天が思い通りに事を進めることができるかどうか、事の成り行きを見守るしかありません。

今は LINE モバイルを私は利用しているのですが、8月で丸2年になります。ちょうど良い機会なので、楽天モバイルと契約して、ついでにスマホも下取りしてもらおうかと思っています。

問題はやはり携帯番号の継承問題です。携帯電話はほとんど使わない私なのですが、ロータリークラブを始め一応連絡先として伝えてありますので、変更するとなるとそれなりに面倒なのです。楽天モバイルの契約の期限は4月7日のようですので、それまでにはどうするかを決断しなければなりません。

故郷

■20210315(月曜日:晴れ)

柿の木の芽が芽吹いてきました。春が、そこまで来ています。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、起き出すことができませんでした。疲れが取り切れていなかったようです。日帰り温泉でゆっくりと湯船に浸かり、昨夜は早めに休んだのですがダメでした。

昨日からNonちゃんからもらったCoQというサプリを寝る前に一粒飲み始めました。私のあまりの老化ぶりを心配した上で、Sunに渡してくれたようです。というわけで、今朝は走らずに休みましたので、疲れもだいぶ感じること無く、こうして文章を書いています。

■さて2月22日の東京新聞、「今週の言葉」欄では、NPO法人・くだかけ会代表 和田重良さんが書かれています。おなじみの童謡、唱歌「故郷」についてです。『心の故郷とは「魂の居所」なのですね。五感を総動員してなつかしさがこみ上げてきますから』と書き始めています。

最近、車を運転しながらゆっくりと歌います。時には涙ぐみながら。自分の故郷と言えるような具体的な場所はすっかり失われていますが、色やにおいや風や光や手触りなどがどこからかよみがえってくるのです。

ーー故郷の光景は人々の心に魂の居所として美しくしまわれているのです。

本当に、そのとおりだと思います。そして、その多くの光景が両親とともにあるのです。ときに触れて蘇る美しい故郷の様子とともに、両親が思い出されるのです。そんな時はいつも、もう少し親孝行をしておけば良かったと、苦い思いに襲われるのです。

プレゼンター表示機能

■20210314(日曜日:晴れ)

三津の松濤館でいただきた駿河湾の幸です。

■昨日はグーグルスライドに取り組みました。皆さんご存知のパワーポイントのグーグル版です。プレゼンソフトとして圧倒的な占有率を誇るパワーポイントですが、残念ながら私のパソコンには導入されていません。マイクロソフト・オフィスが最初から入っているパソコンを購入すれば、ワープロソフトとしてのワードや、表計算ソフトのエクセルなど一通り必要なものが前もって導入されています。しかし、それだけで初期費用が2万円は高額になります。

このマイクロソフト・オフィスがキラーアプリなのです。今では役所から送られてくる書類の作成にもワードやエクセルが必須になっています。つまりは、それを使わないと役所に書類が提出できないのです。どうしてもダメな場合は、一旦印刷して書類に記入して郵送するしか手がありません。

特に厄介なのがエクセルのマクロを使用したファイルの場合、パソコン上でエクセルを利用しない限り手も足も出ません。コロナウイルス関連の提出書類も、このマクロ仕様のファイルが送られてきました。

役所のパソコンには、最初からオフィスが入っているので、担当者は当たり前のように利用するすことになります。ファイルを送る相手先のパソコンにオフィスが入っていないとは夢にも思わないのでしょう。

しかし考えてみれば、これはおかしなことです。一私企業の製品であるマイクロソフト・オフィスが無いと役所に書類が提出できないのですから。名古屋市役所の駐車場には、トヨタの車でなければ駐車できない、と告知するようなものです。気持ちは分かりますが、そんなことがまかり通っているのです。

こうした提出書類の作成は、本来でしたらソフトウェア上でなされるのでなく、相手方のサーバー上でなされるべきです。エクセルがないと楽天市場で買い物ができない、などということがありえないのと同じです。

全てのデジタル処理が、そうした形式で行われるようになった時に初めて、日本もデジタル化が完成したと言えるのです。私の独断と偏見では、日本がそうした状態になることは、この先100年は無さそうです。デジタル庁ができても、ゴールに辿り着くのは99年後になりそうです。

■さてグーグルスライドでも、「プレゼンター表示」機能を使えば、プレゼン原稿、つまりスピーカーノートを自分の画面だけに表示させながら、プレゼンを行うことができそうです。

これでパワポが無くても、何とか思ったようにプレゼンができることが分かりました。あとは実際に映写してみて確認するだけです。

■さて今日は新沼津カントリークラブの弥生杯Aクラス月例です。私は競技委員としてお手伝いしました。昨日の大荒れの天候が嘘のように、爽やかに晴れ渡り多くの会員が参加されました。19組、78名の参加者でした。

私は役割を終えてから、大の仲良し長谷川さんと一緒にプレイしました。海外出張で日本にいない間に失効してしまったハンディキャップを再取得するためのプレイを、今日無事に終えることができました。

今月末のハンディキャップ委員会で正式なハンディキャップが決められ、来月から月例参加が可能になります。まだ本来の調子が戻っていないので、シングルの腕前を持つ長谷川さんも、いくつのハンディキャップとなるかは、微尿なところです。来月から、ご一緒できるとよいのですが。

それにしても、今日は最高の天候でした。私がプレイできるのは、日・祭日だけですので、こんな日は一年のうちでも何日も無いほどです。本当にラッキーでした。

脱原発

■20210313(土曜日:雨)

柿の木の芽が芽吹いてきました。春が、そこまで来ています。

■今朝はゆっくりと休みました。天気予報通り今朝は雨が降り続いています。これからさらに雨脚が強まり、 東海地方では100ミリから200ミリの雨が降ると予想されています。今朝は5時半に起きて朝食をとり、ゆっくりと朝刊を呼んで7時前の今、原稿を書いているところです。晴れ渡った青空はもちろん素晴らしいのですが、雨の朝もまた良しです。

■今朝の東京新聞朝刊「あの人に迫る」では、小泉純一郎元総理にインタビューしています。「政治に志あれば脱原発しかない」がテーマです。

小泉元総理に関しては、もちろん毀誉褒貶が尽きません。現役時代に推し進めた新自由主義的な政策のもと、結局日本人全体として所得は減少し、貧しくなってしまったのは間違いないわけですから、その点はきちんと検証すべきです。

アベノミックスに続く経済政策のために、日本は本当に貧しくなってしまいました。先進諸国の中で、いまだに日本は豊かなのだ、と誤解している人が多いのは、マスコミの誤った報道の賜物です。「日本スゴイ」なんていうのは、噴飯ものなのです。

そんな小泉元首相ですが記事を読むと、さすが小泉さん、と声をかけたくなるのはさすがです。記事の中では、東北の被災地支援「トモダチ作戦」に当たった米空母「ドナルド・レーガン」の元兵士らが体に異常を来し東京電力などに対し、医療費などに充てる50億ドル以上の基金創設を求める裁判を米国で起こしたことに触れています。

実際に、ご自分で兵士の皆さんに会われて実情を視察され、そのあまりの悲惨な状況に涙を流されながら話をされ、基金創設に向かって募金活動をされた経験を語っています。その行動力は素晴らしいものです。

記事を読む限り、日本が脱原発に向かうのは避けて通ることのできない道だと思うはずです。電力会社や経産省が原発にこだわるのは、戦前陸軍が旧満州にこだわっていたのに似ている、と指摘しています。

とてもよく勉強され、心情的な面だけでなく、廃棄物処理の問題など、現実として脱原発へ向かうしか日本の道はない、と主張されています。

今の野党にこうした指導者がいれば、たちどころに政権交代が可能になるだろうと思うのですが、枝野代表では100年経っても政権交代は起きそうにありません。それが悲しい日本の現実です。

ただ一点、疑問が残りました。体がボロボロになるほどの放射能を浴びたのは米軍兵士だけだったのか。作業にあたった日本人は大丈夫だったのか。

ベトナム戦争で散布された枯葉剤による障害は、なにもベトナム人だけに起こったわけではなくて、帰国した米軍兵士やその子どもたちにも障害を引き起こしていたのです。その逆の現象が今回の原発事故でも当然起こっているはずなのですが、日本では報道されることがないのが不思議です。

無常観

■20210312(金曜日:曇)

三津の松濤館でいただきた静岡県の銘酒利き酒です。

■今朝は走りました。 いつものように4時半に目覚ましを合わせていましたが、3分ほど前に目が覚めました。スマートウォッチを見たのですが字が小さすぎて何時かはっきりしなかったのですが、いつもの実感からそろそろ起きる時間だということがわかりました。ここでもう一度眠ってしまうと起きられないと判断し、着替えをして生ゴミを測定の位置まで運び、準備運動の後スタートしました。

今朝はアプリとしていつも使っているラン・キーパーではなくて、Tattaという RUNNET が提供しているアプリを使いました。ここ数回ランキーパーが途中で落ちてしまい機能しなくなってしまっていたからです。

Tattaは残念ながら音声案内の設定をしても機能してくれません。つまりうんともすんとも言ってくれないのです。一応設定では10分ごと、あるいは1 km 走ったごとに知らせてくれるように設定してあるのですが、どういうわけかうまく機能しません。

したがって今朝は小学校の校庭に辿りついて走り始めてからは、なんの音声案内もないままに35分を走り続けました。走り出して25分ほどしてからでしょうか、腰の辺りに違和感を感じ始めました。

それでも何とか35分間走り続けることができ、結局今朝は53分45秒走り続け、9.19 km を積み上げました。これで今月は5回のランで43.16 km を走り、月100 km 走までは残り19日で56.83 km のところまで来ました。

■さて昨日は10年前に東日本大震災が勃発した日でもあり、一日中テレビで特集番組を組んでいました。当時の映像を見ると、本当に恐ろしい自然災害が日本を襲ったのだと、今更ながら実感しました。

連れ合いや子供達を失った人の悲しみというのは、本当に想像を絶するものがあります。自分に照らし合わせてみて、息子や娘たちが災害で命を落としたとすれば、その悲しみは例えようがありません。子供達は親より先に旅立ってはいけないのです。こればかりは順番が何より大切だとつくづく思うのです。

そんな災害を目の当たりにして思い浮かぶのは、あの方丈記の一節です。ネットによれば、「方丈記が書かれたのは、およそ800年前、1212年頃とされています。 鴨長明は執筆時58歳でした。 方丈記は、日本人の無常観を表した作品といわれています。 無常観とは、世の全てのものは常に移り変わり、いつまでも同じものは無いという思想の事です」とあります。

学校で習った頃には実感できなかった無情感というものも、大震災を経験すると、日本人の心の底に流れているものだと気づきます。

ゆく河の流れは絶ずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖と、またかくのごとし。

たましきの都のうちに棟を並べ、甍を争へる高き賤しき人の住ひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。

或は去年焼けて、今年作れり。或は大家ほろびて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変らず、人も多かれど、いにしへ見し人は、ニ三十人が中にわづかにひとりふたりなり。

朝に死に夕に生るるならひ、ただ水の泡にぞ似たりける。

知らず、生れ死ぬる人いづかたより来りて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、誰がためにか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。

その主と栖と無常を争ふさま、いはばあさがほの露に異ならず。或は露落ちて、花残れり。残るといへども、朝日に枯れぬ。或は花しぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、夕を待つ事なし。

■この自然災害の頻発する日本列島で、こうした無常観を抱きながら、まさに日本人は生き続けてきたのです。

Page 2 of 4

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén