■20210120(水曜日:晴れ) 大寒

三津シーパラダイスに隣接する松濤館玄関にある生花です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日朝走りましたので、今日は休養日です。今日で1月も2/3が終わります。1月は本当に逃げるように日々が過ぎ去っていきます。

1月14日に行った中学校での講話を聞いた生徒さんの感想文を昨日いただきました。いま少しずつ読んでいるところです。昨年度に続いて二度目ですので2年生、3年生は2回目になりますが、一年生は初めて聞くことばかりで大変驚いたようです。 ベトナム戦争において散布されたから枯葉剤によって未だに後遺症に苦しむ多くの人がいることを知ったのが一番の驚きだったようです。

こうした事実を知ることで自分自身の生活を今一度見つめ直すことができたと書かれている生徒さんが多いようでした。日本での何気ない、ありふれた、平穏な中学生の生活にとっては、遥か彼方のベトナムでの生活は想像を超えるものだったに違いありません。私自身も実際に出かけるまでは思いもよりませんでした。

時空を超えて他者に思いをはせる、こうした行為こそがチンパンジーとホモ・サピエンスの違いだと、京大霊長類研究所 松沢哲郎 所長は語っておられました。 チンパンジーは過去や未来と現在を関連付ける、言い換えると想像する、あるいははるか遠い時間や空間を越えて「思いをはせる」という行為ができない、というのです。この「思いをはせる」という行為こそが人間であることの原点だ、というのです。

講話を聞いたことで生徒さんたちが、たとえいっときにしろ時空を超えて思いをはせてくれたとすれば、私が出かけて行った意味があったと感じたのでした 。