2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2021年5月 Page 3 of 4

幻想

■20210511(火曜日:曇)

鳥取砂丘へ向かうゴンドラです。下を通る道路は大混雑。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は頑張って、朝10キロ弱を走りましたので、休養日です。7時前に生ゴミを出しに玄関を出ると、パラパラと雨が落ちてきました。寒くもなく熱くもなく、本当に良い季節です。

黄砂が飛来して、空はぼんやりとしています。富士山も薄らぼんやりしていますが、中国大陸や朝鮮半島では、黄砂の酷さは、こちらの比ではないだろうと思います。

■さて東京オリンピックも開催まで2ヶ月となりましたが、新型コロナウイルスの抑え込みが成功しているとは言えないようです。海外から多くの人々がやって来れば、変異株など、さらに強力なウイルスが持ち込まれることは必然ですから、国民が両手を上げて歓迎する、というわけには行きません。

誰が中止の第一声を上げるのか。ババは引きたくないという思いが、その立場にある人をコントロールしているようですので、そうであるなら、我々は自力で防衛するしか無いようです。

決断するというのは大変なことです。責任を引き受ける、ということですから。でも、そのための権力者なのですから、その立場に立った以上、逃げ続けるわけには行きません。

それにしても、IOCというのは、ひどい組織のようです。金の亡者に成り下がって久しいのでしょうが、今までそれが露見しなかっただけなのでしょう。自分たちが貴族のような生活を維持するために、オリンピックを利用してきた、とすら思えます。

そう思うと新型コロナウイルスによって、我々が得たものもゼロではなかった、ということです。オリンピックという幻想に、取り憑かれていただけかもしれません。ようやく目が覚めただけなのです。それは大変、結構なことです。

水遊び

■20210510(月曜日:晴れ)

錦帯橋の前にある割烹旅館「白為」です。

■今朝は走りました。7日に9.41 km を走って以来、三日ぶりとなります。これで今月は2回のランで19.29 km を積み重ね、月100 km 走までは残り21日で80.70 km となりました。

目標には、全然届いていません。ゴールデンウィークの間、全く走れませんでしたので、この結果は致し方ありません。

今日も体が重くて参りました。それでも走り始めてから40分を過ぎる頃から、少し足取りも軽くなり、ペースも上がってきました。小学校の校庭に辿り着いてからは、タイマーを45分に合わせて再スタートしました。

結局1時間3分40秒、9.88 km を走り、平均ペースはキロ当たり6分26秒でした。走り始めのペースは7分30秒ほどでしたから、少しずつ体を慣らして筋肉を温めて、ペースをキロ当たり1分あげたことになります。

■さてMasatoとの週末旅行が終わり、これで私達夫婦にとってのゴールデンウィークが本当に終わったことになります。今日から、また新しい日常が始まります。

TakuとYukoさんからは、Masatoがこんなにも上機嫌で元気なのはとても珍しいぐらいです、という連絡をもらい、Sunと二人で喜んでいました。

旅館の脇にあった浜辺で水遊びをしたのが、上機嫌の一つの原因だったかもしれません。群馬県は海なし県ですから、湖はあっても浜辺で遊ぶことはできません。

夏には、また遊びに来てもらって浮き輪を使って、 浜辺で心置きなく遊んでもらえば、一段と喜んでもらえるのではないかと楽しみにしています。

墓参り

■20210509(日曜日:晴れ)

三津シーパラダイスから見た富士山ですが、雲と黄砂のために見えませんでした。

■昨日は仕事終えてから、すぐに三津シーパラダイスに向かいました。Takuと YukoさんとMasatoが来てくれるからです。私達が到着したのは13時30分少し過ぎでした。まだ3人は到着していませんでした。

連絡してあった通り順調に、東名高速道路から伊豆中央道を通って水戸三叉路にたどり着き、三人が宿に到着したのが14時頃でした。

さっそく部屋に荷物を置いて、5人で隣の浜辺に繰り出しました。打ち寄せる波にMasatoは、おっかなびっくり立ち向かっていました。一歳4ヶ月となり、本当にしっかりしたことに驚きました。

前回草津温泉で5人が揃ったのは、半年前ですので、その間の成長は本当に驚くほどでした。人見知りのために泣かれるかと心配していたのですが、そんなこともなく、すぐに打ち解けて楽しい時を過ごすことができました。

18時から夕食でしたので、その前にお風呂に入りTakuと一緒に、湯船の中でよもやま話に花を咲かせました。とにかく子煩悩なTakuですので、何くれとなく子供の面倒を見ているようです。

仕事の方も順調で忙しいようですので、話を聞きながら父親として安心しました。とにかく健康で仕事に打ち込んでくれているのが、一番の喜びです。

さて夕食になり、次々と目の前に現れる海の幸を食べながら驚いたのが、Masatoの元気な様子です。用意して頂いた部屋のテーブルの周りを、ぐるぐる、ぐるぐると何十回も歩き回るのです。よく疲れないものだと感心するしかありませんでした。

冗談に、今度来るときは万歩計をつけておいた方が良いのでは、と提案したほどです。ご飯も手づかみで、たくさん食べているのを見て安心しました。 21時には床に入り、ぐっすりと眠ることができました。

■今朝は7時に起床し、8時から朝食をとり、遊覧船に乗ろうかと計画していたのですが、風が強く、今日は運行されないということですので、予定を変更して富士宮にある、Sunの両親の墓参りをすることにしました。Masatoにとっては、初めての墓参りです。

伊豆中央道から新東名を経て無事に到着することができました。幸い富士山が雲の合間に顔を出してくれました。頂きの部分は雲に隠れていましたが、それでも雄大な富士山をバックに墓参りができたことは幸運でした。元気な孫とひ孫の顔を見て、両親もお墓の中でホッとしたことでしょう。

墓参りの後は白糸の滝を見学しようと思っていたのですが、 疲れもたまっていることですし、帰りの長旅を考えると少し早めに帰途につくことにしました。

調べてみると、高崎へ帰るためには、山を下って新東名から東名高速道路に乗り、海老名から首都圏中央連絡自動車道のコースではなく、逆に 河口湖から中央自動車道へ行くコースの方が早く着けそうだと判断し、そちらに戻るよう勧めました。

12時半頃別れましたが、何時になったら到着の連絡が来るか、心配しているところです。なんにしても孫と一緒の楽しい週末でした。次回は、いつのことになるのか。その日が楽しみです。

浜辺にて

■20210508(土曜日:晴れ)

TakuとMasatoが浜辺で楽しんでいます。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝9 km を走りましたので、普通ならば休むのですが、今月は連休もあって、積み重ねができていません。天気も回復し青空が見えていますので、走るには絶好の朝だったのですが、今日はTakuたち家族が、こちらへ来てくれる日なのです。

Masato もYuko さんも一緒に来ますので、頑張って走って疲れ切っては意味がありません。今日は午前中仕事をして、午後から出かける予定です。そして、みんなで水族館に行って、イルカのショーを楽しむ予定です。

一歳4ヶ月になる孫のMasato も、久しぶりに会って泣かずにいてくれるかどうか心配です。 楽しみでもあり心配でもある、久しぶりの訪問です。 

イルカショーを楽しみました。家族連れで賑わっていました。

たくさんの種類の魚達やトドやイルカを見て、Masatoも楽しそうでした。

我が家も家族で、こうして昔は、よく出かけたものです。

家族5人で出かけた昔を、思い出していました。

みんなで楽しい夕食です。

さてお腹も空いて、楽しみの夕食です。Masatoもご飯をたくさん食べました。そしてこの部屋の中を何度も何度も、ぐるぐる歩き回っていました。元気いっぱいです。

家族での楽しい夕食です。

7日ぶり

■20210507(金曜日:曇)

島根県安来市にある、近代日本画を中心とした島根県の登録博物館です。

■今朝は走りました。4月の最終日に13 km 超を走ってから、7日ぶりのランニングになります。何やかやと走ることが出来ずに、今日まで伸びてしまいました。

今朝は、今月最初のランニングで、9.41 km を積み重ね、残り24日で月100 km 走までは90.59 km となりました。

ちなみにOPPOの新しいスマホを用いたランキーパーでの計測では、今朝は9.54 km を走ったことになっていますので、その差は130 M ほどです。以前に比れば、その誤差はずっと小さくなっています。

7日ぶりですので、ほぼ一週間ぶりということになります。昨日までの疲れがありましたので、今朝は起きることができるかどうか不安でしたが、とにかく積み重ねていかない限り、目標を達成することはできません。

体も重く走っていても軽やかにとは、とても行きませんでしたけれども、 なんとか1時間 3分35秒を走り切りました。まだまだ目標ラインに達していませんので、明日の朝も同様に走り、少しでも目標ラインに近づこうと思っています。 

足立美術館

■20210506(木曜日:晴れ)

足立美術館の庭園です。人気ナンバーワンです。

■中国地方の旅も最終日です。錦帯橋前の割烹旅館「白為」を出発し、足立美術館へ向かいました。2019年11月以来の訪問です。あの時は、雨でした。今日は快晴になりました。青空を背景の庭園は、格別でした。平日でもあるし、コロナ禍で団体客が途絶えたこともあって、巨大な駐車場も空間ばかりが目立ちました。

錦帯橋から足立美術館までは205キロ、高速道路を飛ばしても3時間強あります。朝食後に急いで出発しました。到着は12時半前。FDAの静岡空港便は、16時予定です。出雲空港までは高速を行っても、40分強かかりますので、遅れないように出発する必要があります。

15時までにレンタカーを返却して空港へ行って手続きをするとなると、14時には見終えて出発です。慌ただしい見学でしたが、庭園や絵画、そして美術収集品を見て回りました。青空を背景にすると、やはり前回とは格段の違いでした。

四季それぞれの素晴らしさがあります。

■16時発の飛行機で帰ってきました。帰りは50分ほどで到着です。東名高速道路を飛ばして家に帰ってきたのが、18時30分前でした。あっという間の休暇でした。

厳島神社

■20210505(水曜日:雨のち晴れ)

世界遺産、厳島神社です。雨も上がりました。

■淡路島のおれんじ荘を出て、高速道路に乗るまでに、かなり掛かりました。つまりは宿はかなり山の中にあったということです。高速道路に乗って、まもなく淡路島を離れて鳴門大橋を経て四国に入りました。徳島県です。

昨日と様変わりで、今日は雨の一日になりそうです。雨の中を延々と走り、今度は瀬戸大橋を渡って岡山県に到着。岩国に行くのに、そのまま高速道路で行くか、一般道で行くかで迷いましたか、いったん一般道に降りました。

しかし、しばらく走ったところ混雑状況から、もう一度高速道路に乗り、再スタート。宮島の厳島神社に寄ることにしました。厳島神社は初めてです。まずはフェリーに乗って行くことに驚きました。さらに驚いたのは、そのフェリーが5分ごとに出ていたことです。それだけの需要があるのです。

宮島へ向かうフェリーです。5分ごとに出発しています。


島に到着した頃には、雨も上がって、少しずつ空も明るくなってきました。見学を終えて島を出る頃には暑いぐらいでした。

台風の被害で、いまだ修理中です。

商店街は、そこそこの人手で賑わっていました。厳島神社さまさまです。

もみじ饅頭などを土産に買い込みました。

さて船着き場に戻って本土に帰る時が来ました。青空に戻り暑いほどです。

船から見た本土です。広島市は、向かって右側です。

■駐車場に戻って再出発です。一般道を錦帯橋に向かって進みました。日差しが強く、暑いほどです。

錦帯橋の向こうに見えるのが割烹旅館「白為」です。


そして白為荘に到着。16時30分少し前でした。青空のもと錦帯橋、岩国城、そして錦川が輝いていました。休憩の後、散策に出掛け、錦帯橋を渡って公園を、のんびり歩いて回りました。

宿に戻ってシャワーを浴びて、18時30分からは楽しみにしていた夕食です。三種類の日本酒の利き酒も楽しみ、二人で選んだ銘柄を、じっくり味わうことが出来ました。最後まで飽きることがありませんでした。

淡路島

■20270504(火曜日:晴れ後雨)

日本三景の一つ、天の橋立です。

■昨日は出雲空港から鳥取砂丘を経て、夕方天の橋立に到着しました。湾の真ん前にある神風楼という旅館に泊まりましたが、とても落ち着いた感じの、歴史を感じさせる木造の旅館でした。

それでいて、掘りごたつ式の作りになっていて、高齢者も膝の具合を心配すること無く、落ち着くことができるなど、配慮の行き届いた作りでした。やはり木造は落ち着きます。

投宿した神風楼です。湾の目の前でした。

■朝は早めに朝食を取り、元伊勢籠神社を通り抜けたところにある天橋立ケーブルカーに向かいました。行きはケーブルカーに乗って終着駅先にある傘松公園に辿り着きました。

天橋立ケーブルカーです。上りに乗りました。4分間ほどです。

最後尾に乗りましたので、真下に天橋立を見ることができました。

ケーブルカーから見た天橋立です。最高の青空でした。

最高の青空のもと、のんびりと景色を楽しみました。

半袖でも寒くありませんでした。

景色を楽しんだ後、淡路島へ向かいました。明石海峡大橋を渡って淡路島に上陸。まずは「あわじ花さじき」を訪問しましたが、なんとコロナウイルス感染のため臨時休業でした。本当に残念でした。職員の方が門の前でお詫びをしてくれました。せっかくこの時期に備えて生育してきた花々も、がっかりしたに違いありません。

さて、どうしようかと迷いましたが、まずは一般道にて今夜の宿「おれんじ荘」へ向かい始めました。しかし20分ほど走って、一般道は諦めました。結構混雑しているのです。四国へ向かう車は、高速を使わなければ一般道を行くしかありませんので、多くの車が溢れます。

高速に切り替えて南下しました。道の駅「うずしお」へ到着しましたが、ここも臨時休業。

淡路島と四国を結ぶ「大鳴門橋」です。

大鳴門橋を見て宿へ向かいました。少し早いのですが、どこもかしこも臨時休業では致し方ありません。今日の宿は料理・民宿「おれんじ荘」です。料理と銘打つだけあって、海の幸は絶品でした。

料理・民宿「おれんじ荘」です。

山の中の民宿ですので、豪勢というわけには行きません。ごく普通の農家です。ビワ栽培をされているようです。周囲には、一つ一つ実に袋が付けられたビワ畑が広がっていました。

おれんじ荘の夕食です。とても美味しかったです。海の幸が満載でした。

もう一組の宿泊客がいました。その人達のイビキでSunは寝付けなかったようで、翌日だいぶぼやいていました。

二人で美味しくいただきました。

旅をする時はSunの方針で、旅館と民宿を混ぜるようにしています。宗谷岬なら民宿「そうや岬」、高千穂渓谷なら、民宿「暖心(のごころ)」といった具合です。

どこも特徴があって楽しいひと時でした。ただし今回は隣の宿泊客のイビキが玉に瑕でしたが。

明日は四国を通って錦帯橋まで行く予定です。夕方から雨が降り始めましたが、明日はどうなりますことやら。天候だけは、どうにもなりません。

鳥取砂丘

■20210503(月曜日:晴れ)

近隣の家の庭に咲いていました。

■今日から山陰の旅。5時に起きて洗車をして、いつもの朝食を取りました。6時15分に家を出発。愛鷹スマートインターチェンジから東名高速道路に乗り、吉田インターで下車。富士山静岡空港に着いたのが7時30分。搭乗手続きを終え待合室で8時20分発FDA出雲空港行きを待ちました。

最高の晴天。雲ひとつ無し。国際便はいっさい飛んでいないので、ロビーは消灯されていて閑散としていました。二階の国内線は、そこそこ混雑していました。福岡便が出発し、これから出雲便が搭乗可能となります。

無事に出雲空港に9時30分に到着し、レンタカーの店で手続きを終えて、10時少し過ぎにはカローラに乗って出発。まずは鳥取砂丘に向かいました。

途中の道の駅で昼食を取りました。

立ち寄った鳥取県の道の駅「気楽里」。

道の駅では海の幸が山盛りでした。新鮮な岩牡蠣や魚を見ているだけで、飽きることがありませんでした。

隠岐の島で養殖された岩牡蠣でした。

こちらでも大人気のノドグロです。

ノドグロです。

鳥取砂丘リフトに着いたのが13時。

鳥取砂丘を背景にして。アラビアのロレンスを思い出しました。

上の写真から浜辺までは1キロほどあるようで、こちらから眺めるだけにしました。

砂の美術館を見学しました。

今回はチェコ・スロバキア特集でした。

まるで中国の兵馬俑のようです。

多くの観光客で賑わっていました。

自撮り写真です。

見学を終えて車に戻り、天橋立を目指しました。山陰の日本海側をドライブです。

日本海の美しい風景です。

天候も良くて楽しいドライブでした。冬の荒れた天候では、きっと大変なのでしょう。

快い風が吹き抜けていました。

ドライブを続け、天橋立に到着しました。「神風楼」です。

海の幸は、いつもありがたい限りです。

こうして長かった一日も、ようやく終えました。

二人だけの乾杯です。掘りごたつになっていて、大変楽でした。

いささか強行軍でしたが、何とか無事に終えることができました。天橋立は、明日のお楽しみです。

新しい目

■20210502(日曜日:晴れ)

3階の窓から見た柿の木の様子です。朝日を受けて青葉が一杯に成長しています。

■今朝は走らずに休みました。5月に入り、また月100 km 走に向かって積み重ねを始めなければならないのですが、ギリギリ4月30日に13 km を走って少し無理をしましたので、ここは休憩しようと決めました。

昨日は午後から雨が降り始め、夜は雷鳴が轟き風雨も強まりました。静岡中部では竜巻も発生したようです。それが今朝は一転して、抜けるような青空が広がっています。風は強く木々が激しく揺れていますが、 木々の葉も雨に洗われて輝きを増しています。

今日は休日当番医ですので、8時から17時までは籠の鳥です。順番ですから致し方ありません。連休のど真ん中に当たることもありますので、それを考えればラッキーだと思うしかありません。

■今朝の東京新聞社説には、「緩・微・続」の新しい旅、と第して書かれています。

日本を訪れる観光客が3,000万人を突破したのは2018年のことで、日本政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年には4,000万人を目指すと、強気のそろばんを弾いていました。

ところが新型コロナウイルスの影響で、訪日観光客は前年同月比で99.9%減の月が続いています。期待していた外国からの観光客は、ほぼ蒸発しました。

世界も状況は同じで、国連世界観光機関によれば、世界での海外旅行客数は、前年から約10億人も減少したそうです。2009年の世界規模の経済危機でも減少しましたが、その時の減少率が4%であったことを考えると、今回の74%減がいかに大きな数字か分かります。

そんな中で、世界で様々な模索が始まっています。イタリアでは「スローツーリズム」と呼ばれ、国内の聖地を回る短い距離の巡礼路歩きが人気だそうです。

また「マイクロツーリズム」を提唱しているのが、あの星野リゾートの星野佳路代表です。ホテルのスタッフが、近所を歩いて食材、飲食店、自然などを掘り起こし、滞在客にその魅力を伝える努力をしています。

全国各地で、そして世界中で新しい旅の模索が始まっているようです。

フランスの作家プルーストは、こんな言葉を残しています。「 発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ」。

小さな魅力を見つけて大切にし、ゆっくり楽しむ。新しい旅のスタイルは、時間に追われてきた我々の生き方も見直すよう、求めている気がします、と最後に社説は結ばれています。

■日常を離れることによって、日常を見つめなおす旅の魅力が失われることはありません。新しい目を持って旅に出かけることが、これからの旅に求められているのです。 

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